「私は全部を手に入れた、お姉さまと違って」そう言って妹のフローラは笑みを浮かべる。
その様子にハイディはそんな皮肉な報告なんてしなくてもいいのにと考える。
婚約者も、跡取りの地位も、お父さまの愛情も、宝石も、ドレスも何もかも、す
べてがフローラのものになった。
舞踏会では注目されて、皆がフローラの話に耳を傾ける。それはとても気持ちのいいことだろう。
しかし、しばらく話を聞いてやっていると、こんなのは可笑しいのだと彼女は言う。次第に感情を乱す彼女は、「何もいらなかったのに」と口にしたのだった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 20:14:22
9128文字
会話率:45%
両親から溺愛されている妹の身代わりに、恋人がいると噂の第二王子の婚約者になってしまった私、エリーシャ。
『──エリー。僕は君との婚約を破棄する!』
そんな幻聴とともに、突然前世の記憶が蘇った。
乙女ゲームの悪役令嬢が着ていたド派手な赤い
ドレスと同じドレスを着ている私。しかも目の前の第二王子ユリウス様も乙女ゲームの攻略対象で。
──もしかして、あの乙女ゲームで断罪された悪役令嬢エリーって、私!?
なんとかしようと慌てて口を開いた私だったが、口から出たのは「このわたくしがユリウス様の婚約者、エリーシャ・アーレントですわ! どうぞお見知りおきくださいまし!」という悪役令嬢口調だけ。
何を喋っても、口調も仕草も、高慢な悪役令嬢になってしまう。
なにこれ、悪役令嬢の呪い!? それともシナリオの強制力?
どうか破滅だけは勘弁してください!
と思ったら、ユリウス様の態度がおかしくて……?
5万字程度の中編です。最後まで書き終えてあるので毎日更新していきます。
ハッピーエンド確約です。
因果応報レベルのざまぁはあります。恋愛メインなのであまりに過激なざまあは期待しないでください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 18:02:59
45835文字
会話率:30%
シスルは昔から姉のヴィオラにしてやられている。
口達者で頭も切れる姉に、語彙力の低いシスルはいつもこう訴えるのだ。
「ヴィオラお姉様、ズルいですわ!」
「ズルい? 一体どの辺りの事を言ってるのかしら?」
「いやだってほら、あの、それは
流石にズルすぎでしてよ!?」
これは何やかんやで愛されている妹から見た、一見するとイヤな姉へのささやかな突っ込み物語である──折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-06 21:26:33
8537文字
会話率:40%
ひょんなことから、乙女ゲーム(ただしクソゲー)の悪役令嬢的な役割に転生してしまった主人公。
その転生先は、家族に愛されている妹に嫉妬して悪魔の子力で妹を殺そうと狙う悪役の沖田静乃だった。
静乃はどう足掻いても、最後には死亡フラグしかない
……!!!!!!
そんな死亡フラグを全力で折りつつ、このクソゲーと名高い乙女ゲーを生き抜いてやる……!!!!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-09 16:36:29
62026文字
会話率:49%
「お姉さまばかりズルいわ!」が口癖になりつつある妹のリュシー。
彼女は、私のものを自分のものだと思っている節がある。
可愛らしく両親からも溺愛されている妹、一方の私は真面目なだけが取り柄の冴えない姉。
髪の色も、妹は華やかな金髪なのに、私は
地味な焦げ茶色……。
だけど、彼だけは、この髪を好きだと言ってくれた。
さくりと読める、微ざまぁなラブファンタジー短編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-17 19:05:26
9176文字
会話率:39%
両親から嫌われ、憎まれている私が両親から愛されている妹を見返します!!
ジャンル別ランキング最高4位、有り難うございます(´V`)♪
最終更新:2014-03-26 00:48:29
4672文字
会話率:22%