ゆっくりと訪れる雲、行き先はまた荒れるのか?
最終更新:2022-08-16 00:04:02
318文字
会話率:0%
そこは、かつて至高の存在が創り出した理想の世界。
『神』と呼ばれるモノたちが、すべてを創造し、育み、慈しんだ。
そこは、やがて創り出されたモノたちによって混迷を極めた戦乱の世界。
『人』と呼ばれる存在たちが、自らの欲望と傲慢とエゴによ
って創造主たる神に反旗を翻した。
そこは、ついに神々が滅んだ放逐された世界。
加護も無く、救いも無い。あるのはただ、永きに渡る闘いによって荒廃した世界とそこで生き続ける人たち。そして―――――
今もなお、自らが至上たらんとする者たちの愚かしさだけであった。
八代 奏(やつしろ かなで)、二十八歳。
ごくごく普通の、ありふれた生活を送っているにすぎなかった単なる一般市民。彼を言い表せる言葉はそう多くない。
なぜならその人生は平坦そのもので、取り立てることが何一つ無かったからだ。
そんな彼にある日訪れたのは、人生初の大きな『谷場』。急勾配の坂を転げ落ちるように不運や災難が重なり続け、行き着く先はなんと異世界!?
しかしそこで彼を迎えるのは山場も山場の絶頂期。偶然出会った見目麗しい美女は、何故か奏を『御主人様』と呼んで片時も離れようとしないのだった―――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-13 10:00:00
135375文字
会話率:41%
今日も今日とて俺は愛しい人の朝食を作るために、急勾配の坂道をギアの壊れた自転車で登っていく。
大好きなあの人のためならば俺はきっとなんだってやってしまうだろう。
―本当にここに至るまで色々やらかしてしまった。
好きだからこそ、毎日会い
たい、声を聞きたい。でも、それもできない。
どうしよう、どうしよう、
そうだ、ストーカーになろう。
そして決意してなったストーカーから、俺は彼女の下僕に、「山田」なった。
その彼女に貰った「山田」をいつか卒業するために、俺は頑張らなければいけない。
※アルファポリスさんでも投稿しています。
※以前アルファポリスさんで投稿していた『山田。』と『山田のち◯◯』を大幅に改稿したものです。話の筋はそのままですが、印象はかなり違うかもしれません。
※一話ごとの文字量に偏りがあります。
※ストーカー、盗聴の表現がありますが、犯罪です。ダメ、ゼッタイ。
※更新不定期です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-01 00:00:00
53167文字
会話率:25%
急勾配を上った先にあるその屋敷に、彼は雇われることとなった。
家庭教師でも、使用人でもない。彼は一介の、普通を絵に描いたような文学部の大学生である。
築年数の経った荘厳な洋館。
そこに住まう彼の雇い主は、もちろん事情を抱えていた。
彼が今ま
で出会ったとこのない種類の”人間”。
目の当たりにしたことのない”事情”。
彼と雇い主の”関係”とは。
ファンタジーとするか、現実とするか、ミステリーとするか。
判断は彼とあなたにお任せします。
但し、見聞きできるものだけが全てではありません。
どうぞ最後までお付合い下さい。
タイトルの由縁も、きっとお分かりになります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-06 21:12:06
89217文字
会話率:28%
急勾配の坂道に自転車で挑む少年の話です。
最終更新:2017-07-09 01:37:10
3100文字
会話率:17%
国道308号線……。日本一の急勾配『暗峠』を擁すこの道は、その過酷さから全国のヒルクライマーたちを集めている。今日、無謀にも一人の男が暗峠無着地走破の野望を抱き、ロードバイクを相棒に立ち向かう。彼は無事足をつかず頂上に辿りつくことができるの
か? 男の挑戦を描いた、スポーツ・ヒューマンドラマ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-13 00:00:00
5255文字
会話率:2%