異世界転生した先は、「王立学園の秘密の花園」という乙女ゲームの世界。
私は、ルビア王国の公爵令嬢、ライラ・ヴィルヘルム。
王太子様の婚約者、悪役令嬢だ。
幸せな未来を掴み取るため、十歳の王太子様に、タロットカードを使って、婚約解消を提案す
る。
「ヨハネス様との未来は、何度占っても『恋人』の逆位置。私たちは、愛しあわない運命なのです」
「愛する人くらい、自分で選びたいとは思いませんか? まだヨハネス様は子供なんです。反抗して怒られたとしても、見捨てられたりはされません。許されるのは、今しかないのです。子供である今が、最後のチャンスですわ」
「自由恋愛がしたいと、一緒に訴えましょう」
彼のワガママで、ヒロインに会う前に婚約解消をさせるのが、私の目的。
婚約を破棄される前に、合意の上で解消させてやる。
でも、あれ?
おかしいな。
「恋愛の好きって感情がないのは、当たってるよ、ごめんね。でも、君としゃべるのは少し楽しくなってきた」
少しずつ、彼との距離が近づいていく。
お互いに恋心が芽生えていく。
それでも。
「ヨハネス様は、いずれ私ではない女性を好きになります。そして、結婚もできるような年齢で、私との婚約を一方的に破棄されます」
予知夢を見たから、受け入れられないと突っぱねる私。
「僕があの子に恋をするんだと君が予想したせいで、何もできない。違うと証明するまで、我慢し続けなければならない。まるで拷問だ」
信じてもらえるまで、口説き続けると言うヨハネス様。
溺愛されながら迎える、ゲームの舞台である学園生活。
ゲーム中のヒロインと、その攻略対象キャラクターたちと織り成す学園生活の中で、変化していく心。
これは、王太子ヨハネス様と転生した主人公ライラが、信じあい、愛しあうまでの純愛ストーリーです。
※前半は恋の芽生え編、後半は溺愛編です。どうか溺愛までお付きあいいただけると嬉しいです
※テーマは人生です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 07:06:23
341285文字
会話率:42%
ソフィアは小さいころは露頭に迷っていたが、伯爵家当主に拾われて使用人として雇われた。
だが、それは当主の悪巧みで、ソフィアを利用して地位と評判を上げるつもりだった。
ソフィアへの扱いは残酷で、休みもなく毎日使用人として働かされる日々。
あ
る日、伯爵当主はソフィアに縁談を命ずる。
これも悪巧みの一つで最終的には婚約破棄をさせ、ソフィアを自殺に見せかけて殺すつもりでいた。
だが、ソフィアの身体は怪我をしてもなぜか一晩で治ってしまうため、今回もソフィアは蘇った。
ソフィアはこのままでは本当に殺されかねないと判断し、伯爵が管理する領地から脱出する。
外はモンスターがウヨウヨいていつ殺されるかもわからない。
案の定、モンスターに追われている一行と遭遇してしまい、使ったことのない魔法でなんとか助かる。
助けた一行は王都の使いの者と王女で、気絶してしまったソフィアは王都で目を覚ましたのだが……?
一方、ソフィアは完全に死んだと思い込んでいた伯爵当主たちは、ソフィアを失ったことによって屋敷がてんやわんやになったり、王都から取り調べが入ったりして大変なことになっていく。
※今作は無理せずにゆっくり更新していく予定です。
※タイトルは後で変える可能性が高いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-07 08:00:00
59799文字
会話率:41%
古今東西、女の子が異世界転生するなら乙女ゲームや少女漫画が普通だろう。実際、私もその手の女の子向けのものは大好きだし、ぶっちゃけ若干腐よりな妄想をするくらいには普通の女子のつもりだ。
それなのに何故・・・
「なんでギャルゲーのヒロインに
転生してるのよー!!!」
朝目が覚めたら黒髪地味子が、銀髪美少女に劇的なビフォーアフターを遂げているという展開。
夢と判断するのは容易いが・・・まあ、せっかく異世界転生できたのだから楽しまないとね。うん。
主人公には興味ないけど・・・主人公の親友は私好みだし、幸い彼には恋人はいないし。よし!私は親友エンドを目指す!
そんな感じでギャルゲーに転生した女の子が主人公の親友にガンガン攻めていくラブコメ予定。
※もちろん、後半は溺愛を入れる予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-16 22:23:28
6636文字
会話率:40%
自国の皇太子に振られ、隣国アウストラリスに縋る思いでやってきた腹黒令嬢、シェリア。
アウストラリス王太子妃を夢見て熱烈アプローチを開始するが、王太子には既に恋人がいた。
今度は諦めるわけにいかないと、背水の陣を敷いて戦う覚悟のシェリアだった
が、王太子の従兄であるヨルゴスが彼女の邪魔をしてきて……。
『狂犬』と称される嫁き遅れ崖っぷち令嬢を、物腰柔らかな窓際(腹黒)王子が『ご主人様』として調教しようとして、逆にハマってしまうお話。
※自サイトからの転載。本編完結済み(PG12)。番外編のみR15です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-08 21:08:42
204219文字
会話率:39%
無職で無趣味でやる気もない……自信なさげに下を向く、彼女はただの引きこもり。
そんな彼女の日課は、毎晩きっかり午前二時に自宅向かいの自販機にやってくる“おじさん”を眺める事。
いつものようにおじさんを眺めていた彼女はある時、おじさんに
手招きされ、意を決して家の外に出る事にする――
「はじめまして、お嬢ちゃん」
名前も、職業も、年齢すら知らない彼と出会い、モノクロームの世界は鮮やかに色づき、途切れた記憶すらも繋がっていく――
自ら遠ざけていた家族と向き合いアルバイトを始め、彼女の世界は変わっていく――
全てを壊して諦めて、閉じこもった彼女の再生のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-27 23:28:44
101876文字
会話率:40%