BL転生小説。美形×平凡。
その小説は無料で読める小説サイトに掲載されていた。不可解なことに題名がずっと「無題」のままで、説明文も「完結」としか書かれていなかった。そのせいで閲覧数はほぼなく最後のほうにあった。それにどうたどり着いたのかは覚
えてない。気付いた時にはそれを読んでいた。内容は主人公が領地拡大を図る傲慢な王の息子に捕虜として囚われ、そこで非道な扱いを受けたが主人公の仲間たちが彼を助け出し、数年後主人公は傲慢な王と妃、そして子供たちを皆殺しにしその国を滅ぼすという話だった。ありきたり過ぎてすぐ忘れてしまうような内容の小説だった。だが、どういうわけかその内容が俺の頭の隅に残り続けていた。そして今。俺はその小説の中にいる。傲慢な王の子供の一人として……。どうせ主人公に殺される運命だ。少しぐらいわがままを言ってもいいだろ? なぁ? 神様よ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-01 13:54:22
83539文字
会話率:31%
状況が読めない。
確か、私は国王に裏切られて…そうだ。公開処刑されたんだ。
あの糞爺は絶対に許さない。
でも私は全てを知っている。嘗て日本という国に住んでいた私は夢中になっていた小説の中にいる事に。
取り敢えず、裏切られたので十年後、
この国を滅ぼしてくれる「主人公」を育て上げることにしよう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-26 10:43:41
761文字
会話率:22%
ここは何処?むしろ何?
あまりにも唐突で意味不明の事態に理解が全く追い付かない。
けれどそれも後から分かる当たり前。どうしたわけか生まれ変わった自分がいる。
それも、自分が書いていた小説の世界に。
波乱万丈間違いなし、油断するとデッドエンド
がちらつく未来予想。
何がどうしてこうなった、と小一時間ほど神様等を問い詰めたいのにそんな暇はない日常で、本当に危機を感じているのかマイペースに生きていく。
そんな元人間のなんちゃって天使人生、開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-21 18:48:04
508736文字
会話率:27%
待って。
何で俺雪原で寝てんの?
待って。
何で俺自分の小説の中にいるの?
待って。
何でヒロインがシャーペンなの?
待って。
何でこいつ俺がパクり作家と知ってるの?
待って。
俺が主人公なの?
待って。
ペレルース=ジョーダンって誰なの
?
待って。
フ・リシャ・ペンナーなのお前?
ちょっと待って。
お願い状況を整理する時間を………
何?もう遅い?
ラスボス倒すまで帰れない?
待って、ちょっとホントに待って、俺麻婆豆腐作った鍋火にかけたままこっち来ちゃってるから!慈悲をください!せめて一瞬キッチンに帰してーーー
ーーーーー
既存のヒットラノベをほぼ真似たような作品を乱発し、ヒット作(?)を連発してきたラノベ作家、淀川乱歩。
ネット上では模倣戦士ガンサクとあだ名される彼も、本当は自分で考えたストーリーでヒット作を飛ばしてみたかった。
だが、コピー作品ばかりが売れ、肝心のオリジナル作品は見向きもされない。
どうにかして面白いオリジナルストーリーを作りたい………そう願っていた彼は、ふとした事で自分の小説の世界へ飛ばされる。
そこで待ち受けていたのは、全く身に覚えのない大雪原と雑な川端康成のパロディ、そして見るも麗しい美少女クルンテープ・マハーナコーン・アモーンラッタナコーシン・マヒンタラアユッタヤー・マハーディロッカポップ・ノッパラッターナラーチャタニーブリーロム・ウドンラーチャニウェットマハーサターン・アモーンラピーンアワターンサティット・サッカタットティヤウィサヌカムプラシット・フ・リシャ・ペンナー二世だった。
自分の小説を自分がその世界で行動することで完結させるため、ラノベ作家は旅に出る!
最終目標は………さっさと完結させてこの世界から逃げ出すこと!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-09 21:13:20
42065文字
会話率:54%
彼女も兄弟もいない。ただ取り柄なのは大手の企業に勤めていることだけ。そんなある日疲れた体を休めようと風呂に浸かっていると意識がフラつき目を覚ました時にはそこはもう自分のいた世界じゃないことに気づいた。そんな俺はこれから色んな冒険や経験をする
ことになる?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-22 21:00:00
5749文字
会話率:40%
14歳中学2年の佐藤悠太は、よく小説サイトに入り浸ったり、物語を妄想したりする、結構普通の少年だった。
ある日新しく見つけた小説に「この世界に入る覚悟はあるか?」とかかれていて、悠太は冗談でその小説に「入って」しまう。
その先は、想像力で戦
う、「believing the world」の世界だった。
これは、世界を信じた人たちが「入った」世界の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-14 22:50:55
9266文字
会話率:23%
彼は真っ白な部屋の中にいた。ドアも窓もなければ、家具の類も一切ない。サイコロの内側だと言われたら信じてしまいそうなほど、綺麗な立方体の中に彼はいた。そして彼は、自分が小説の中にいることを自覚していた。(自作品の転載)
最終更新:2015-06-24 21:00:00
1920文字
会話率:0%