歴史に名高い長篠の戦いで、命とひきかえに役目を果たした鳥居強右衛門(とりいすねえもん)。彼は任務にのぞむ前、殿様と約束をしていた。
「わしが死んだら、息子の信商(のぶあき)をお願いいたします」
約束が守られ、信商が殿様の家来となって二十
五年。関ヶ原の戦いののち、天下人となった徳川家康から命令が下る。
「逃げた安国寺恵瓊(あんこくじえけい)を見つけだし、捕らえよ」
信商は仲間たちとともに、京の都にひそむ恵瓊を探すことになった。しかし彼は遊びほうけていて……?
【追記】
以前、鳥居強右衛門を主人公とした児童向けの短編を書いたので、今回も同年代(だいたい小学4~6年くらい?)向けを意識した文章となっています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-24 18:08:44
12214文字
会話率:25%
関ヶ原の合戦がはじまる前の、石田三成の様子を描いた短い作品です。
最終更新:2025-04-01 19:00:00
3114文字
会話率:63%
飛騨のお寺を巡って民話を採訪している女性民族学者が訪れたのは、飛騨高山と木曽福島のちょうど真ん中あたり、野麦峠の高山側にある苔むした古寺、信太寺(しのだじ)でした。
住職が淡々と語り出したのは、信太寺に伝わる昔話。
1匹の子狐の切ない物語で
した。
高山市国府町(こくふちょう)に伝わる『安国寺のきつね小僧』。
この悲しいお話に、有名な『葛の葉物語』のエキスを少し加えて創作しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-09 21:31:37
3232文字
会話率:17%
1562年
第二次月山富田城の戦いによって、
主人公の運命だけでなく、
毛利家の運命をも左右してしまう。
※各章末に登場人物一覧を追加しました。
※この作品は旧版です。
※2020/12/27 打ち切りました。
最終更新:2017-02-27 14:50:39
59175文字
会話率:46%
安国寺恵瓊というと、信長の横死と秀吉の出世を予言したことで有名な外交僧ですが、その最後は関ヶ原で西軍に味方し、六条河原で斬首されるという非業の死を遂げました。
恵瓊ほどの鋭い予見力を持った者が、西軍の敗北を見抜けなかったのでしょうか。
実は
、己の死をもってしても果たしたい宿願があり、そのために西軍に味方するように毛利家を動かしたのではないでしょうか。
※「カクヨム」にも重複投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-07 02:50:48
9250文字
会話率:35%
青春を諦めた青年安国寺春太郎。
そんな彼は突如、ある「能力」を手に入れる。
少し変わった日常から綴られる青春ストーリー。
最終更新:2015-01-13 19:34:32
20288文字
会話率:34%