私の名前はミリセント・アグエッドス。アグエッドス公爵家の娘。——そして七歳の今日、自分が乙女ゲームの悪役令嬢だと気づいた。
「……婚約者と仲良くならないと!! そうだわ!! 交換日記をしましょう」
悪役令嬢は、自分の破滅フラグをへし折るため
に婚約者と交換日記をすることを決意する。
僕の名前はティモ・リードレ。リードレ王国の第一王子。——七歳の時に急に婚約者の様子がおかしくなった。
「……ミリーと交換日記ねぇ? まぁ、面白そうだからいいか」
婚約者は面白そうだからとその交換日記を受け入れる。
――これは、悪役令嬢として生まれ変わった少女と、その婚約者の交換日記である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-13 13:17:01
218542文字
会話率:2%
「お義姉さま、私と婚約者を交換してください!」
婚約者との結婚式が近づいた昼下がり、私の部屋に入ってきた義妹が無茶苦茶なお願いしてきた。
『いやいや、絶対無理だから。だって、私が王太子殿下の婚約者ってことは周知の事実だから』
この家に
来た時から両親や使用人達に散々甘やかされた義妹は、すくすくとワガママな性格に育ち、私が大切にしていた様々なものを『交換』と称して奪っていった。
『いつものように、宝石やドレスならまだいい。でも婚約者は流石に……』
そう思っていたのけれど、義妹にベタ甘な私以外の家族や使用人達だけでなく、お互いの婚約者や国王夫妻までも、義妹の提案に乗り気になり、あっさりと婚約者が交換されてしまった。
「ありがとうございます、お義姉さま!」
誰からも愛されている可愛らしい笑顔で、王太子殿下の腕に抱き着きながら私にお礼を言う義妹。
でも、分かっていた。ワガママ義妹と王太子殿下が本当は相思相愛で、私に隠れて愛を育んでいたことを。
『はぁ、また義妹のワガママに振り回されるのね』
義妹のワガママに振り回されて疲弊していた私は、仕方なく辺境伯家へ。
だが、実は婚約者の交換自体が辺境伯令息の策略だったらしくて……!?
ご都合主義&ざまぁ展開になっています。
※カクヨムでも公開されています!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-24 12:30:55
11723文字
会話率:45%
ポーレット伯爵家の一人娘レティシア。母が亡くなって半年も経たないうちに父が後妻デミと娘ヘザーを連れてきた。
レティシアを敵視するデミ。そんな中、レティシアに縁談が持ち上がる。ハワード伯爵家次男のジョナスだ。美しく女生徒に人気のジョナス。だが
顔合わせの日、ジョナスはヘザーを見て顔を赤らめる。
その後、ヘザーにも男爵との縁談があったが、男爵に嫁ぐのを嫌がったヘザーのため、デミが婚約者の交換を提案する……
※アルファポリス様でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-30 09:45:35
17623文字
会話率:61%
「セレナ、お前と第二王子の婚約は白紙となった」
「お父様、今度は一体なにをしたのですか?」
オセアン公爵が娘のセレナを溺愛しているのは、有名な話だ。
今も、やっと結んだ婚約が白紙になったというのに満面の笑みを浮かべる始末。
怒ったセレナ
だったが、話を聞くと、父のせいではなく王家からの意向であった。
どうやら、王太子から外れたことを理由に第一王子の婚約者であったレジーナが我儘を言い、第一王子と第二王子の婚約を交換するよう根回ししたらしい。
セレナは仕方ないと割り切って、新たに婚約者となった元王太子のロベルトに会いにいった。
はじめて会ったロベルトはベッドに寝たきりで、周囲からも見放されて、がっつり心を病んでいた。
その姿があまりに不憫だったので、連れて帰って癒してさしあげることにしたお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 16:21:43
13985文字
会話率:39%