二百年間攻略できなかったダンジョンを攻略した功績を称えられ、二千年間でたった八人にしか授与されたことのない『英雄勲章』を授与されることになった九人目の英雄デレク・クラウプトは、許嫁のアイリーンとの結婚も控えており、これから順風満帆な人生を
歩むかに見えた。
しかし、光あれば影が差すように、彼の栄光は万人に称えられるものではなく、その栄光を妬む者が三人、祝福の光を浴びるデレクの影に蛇のように這い寄っていた。
彼らは共謀し、デレクに皇帝暗殺の濡れ衣を着せ、遂に海底監獄送りにしてしまう。彼は『地獄よりも地獄らしい地獄』とも例えられる海底監獄にて、拷問を受けることになったのだった。
それから十年後、想像を絶する拷問により廃人寸前となったデレクが、腐りかけの食事に手をつけようとした瞬間、このまま拷問死するかに見えたデレクの人生に大きな転機が訪れる。
大きな地震と共に、彼の収監されている独房に新たなダンジョンが出現したのだ。
朦朧とする意識のままデレクはダンジョンを這い進むも途中で力尽きてしまう。デレクが見知らぬ部屋で目を覚ますと、彼は病院の診察台のような台に寝かされ、身体中に電極を貼り付けられていた。
そして部屋には、デレクが聞いたこともない言葉を操る白銀のスライムが一匹いるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-22 23:27:37
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会話率:59%
エリートサラリーマン善哉薫(ぜんざい かおる)はある日、人事部長の引き篭り息子を社会復帰させるよう言われる。いやいやながらも努力し一時行方不明となった息子を発見したその瞬間、光に包まれる二人。
ゲームにのめり込んだため高校にも登校していない
東出忠臣(ひがしで ただおみ)。ある日オンラインゲームの発売日店舗限定得点を得るために家を出ることにした。やっとゲーム&得点を手にしたところで突如見知らぬ男に声をかけられる。その瞬間、光に包まれる二人。
気づいたときに二人がいたのは<自称正統皇太子フィリル・ド・マルシャーヌ>の御前であった。
内戦中の帝国に転移した二人。後ろ盾も、財力も、高い正当性もないフィリルとその政府のために、ほかの政府と、はたまた軍閥と、介入してくる隣国列強たちとどう交渉し、勝利を勝ち取るのだろうか。
相容れぬ二人の不本意な共闘による経済、政治、軍事闘争が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-12 01:50:02
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会話率:27%