教会が絶大な権威を発揮し、魔術が忌み嫌われる世界。
ライラは、誰にも認識されない呪いを抱えている。
ある時、ライラの目の前で魔獣現象が発生した。
1人の正義感の強い青年が死にかけるが、ライラの魔術によって九死に一生を得る。
誰からも認識され
ないライラは礼を期待しない。もちろんそのまま立ち去ろうとしたが、ふと視線を感じる。騎士の青年が、ライラの顔をしっかりと見て、そして驚いていた。
その瞬間に始まった。これは、世界にたった一冊の本を探す旅。極めて自己中心的な冒険譚。
「カクヨム」にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 22:40:04
75470文字
会話率:34%
「ただいまー!」
明るい声が家の中に響く。軽快な足音を立て、階段を上った彼女は、自分の部屋に入り、ドアを閉めた。そして、ベッドに腰かけ、鞄の中から一冊の本を取り出した。顔に近づけ、すーっと匂いを嗅ぐ。それから、彼女は大きく息を吐いた。
「新品の匂い……最高」
「だよね」
「えっ!」
と、彼女は危うく本を手から落としそうになり、わたわたと持ち直した。そして、少しの静寂。一応の落ち着きを取り戻した彼女は問いかける。
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最終更新:2024-06-12 16:16:34
1678文字
会話率:84%
■主婦の友社、ヒーロー文庫様にて書籍化! 第3巻まで発売中です!
記憶を無くした僕は、異世界で目を覚ました。
周囲に広がるのは超高難易度の大迷宮。
迷宮の中で出会った『喋る本』や『変態ドラゴン』と脱出を目指すが、相手も相手で怪物揃い。
不
死王に神狼、悪魔に、果ては国まで。
並大抵の力じゃ太刀打ちできない『敵』を前に、僕は気がついた。
「なら、チートの限りを尽くせばいいんだ」
強くなり過ぎることへの配慮なんざ、コボルトにでも喰わせてしまえ。
さぁ、数多のチートをガン積みして、頂点を目指そう。
これは、僕がいつか最強へと至る、かもしれない物語だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 00:00:00
2863135文字
会話率:29%
悪の魔法使いマーリン。湖と虹の都キャメロットの騎士達は彼が生み出す魔獣との戦いに明け暮れていた。
キャメロット城に住まう令嬢モルガンには不思議な友達がいた。喋る本のユーサー。彼女は外の世界とは隔絶された城の中で、静かにユーサーと大好き
な読書とティータイムを送るのが日常だった。
だがある日、彼女の弟であるモードレッドがキャメロットに対して叛逆したことから日常は一変する。見に覚えのない罪を被せられ、婚約者であるランスロットには婚約破棄を言い渡され、更にキャメロットからの追放処分を受けてしまう。
全てを失った彼女はユーサーとともに馬車にお気に入りの荷物を乗せて旅立つ。それでもいつか、自分の無実を分かってくれると信じて───。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 19:23:08
104106文字
会話率:43%
もう高校生になる娘の桐生 未来(きりゅう みらい)を持つ父親の桐生 大雅(きりゅう たいが)はある日気づいたことがある。
娘が転生者ではないかと更にこの世界が二次創作の世界ではないかと。そうと気付いた束の間なにやら喋る本が道端に落ちていて大
雅はその本を助けることになった。その後契約を迫られることになるが……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-22 08:22:35
9248文字
会話率:59%
平凡な男子高校生、衣鳩ヒロマサは修学旅行で片思いの相手に告白をするつもりでいたが、プレゼントを探しに寄ったお土産屋で謎の喋る本に出会ってしまう。それを切っ掛けに、衣鳩は京都の裏に存在する非日常へと巻き込まれていく。
………
シェアワール
ド小説企画、コロンシリーズの参加作品です。
http://colonseries.jp/
この小説はifシリーズに区分され、その他のシリーズとの関わりはありません。
『TAKAMURA:820-The Moon of the Unrequited Night-』(https://ncode.syosetu.com/n0325df/)をお借りしています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-30 18:37:39
51658文字
会話率:40%
──『魔女の試練』
魔女になる為には、各々に課せられた『魔女の試練』を達成しなければならない。
「世知辛い世の中ね」
そんな言葉が口癖の魔女見習いであるクラリスは、この『魔女の試練』を達成する為一人旅に出る。
たった12歳のこの少女、少女
らしからぬ鉄面皮と時折ひょっこり顔を出すポンコツ具合いに周囲の人達を大いに困惑させながら、人を助けたり、人攫いに拐われたり、訳ありのオッサンに助けられたり、喋る本にストーカーされたりします。
立派な魔女になって、育ての親であるツンデレ師匠を「お母さん」と呼んでみたい。そんな小さな願い胸に旅に出た、毒舌ながら心優しい少女の成長物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-21 10:32:15
4262文字
会話率:26%
軍人であった卯月慎太郎、そしてある時死んでしまった。ふと目が覚めると見知らぬ世界にいた、そして謎の喋る本がいた。本にはなにも書いてなく、冒険をすると空白が埋まっていった。ある程度本を埋めることができれば元の世界に死んだことを無かったことにし
て帰れるらしい。果たして元の世界に帰れるのだろうか。異世界ファンタジー開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-27 00:26:43
1882文字
会話率:31%
のっぺらぼうのキノクニは、己を知るため旅をします。グリモアを携え、怪力を奮い、時には敵の顔を喰い、力を奪って突き進みます。顔も無く、記憶も無い。世界で唯一ののっぺらぼうである彼の、世界を巡る記録です。
※当作品はアルファポリスにも掲載し
ています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-28 17:03:18
60462文字
会話率:59%
突如として木崎陣は異世界へと召喚された。同じゲーム研究会に所属する三人の仲間と共に勇者として召喚され、異世界で生きていく上でのたった一つの拠り所、贈与能力『魔力の泉』を与えられる。しかしながら異世界人である陣は一切の魔法を使うことができなか
った。何だこの能力は、まるで使えない、と打ちひしがれ、周囲の人間からも出来損ないの勇者と罵られる。最弱勇者となった陣はある日、一冊の本と出合う。喋る本、彷徨う魔導書、叡智の書、ただのエロ本、その出会いが陣に新たな能力を与えることとなる。これは自分よりも幼きものをこよなく愛するロリコン勇者が、村長になったり、国王になったり、魔王になったりする、そんな物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-20 18:00:00
149352文字
会話率:31%
主人公『シュンスケ』は何故か巨大な猫に遊ばれた挙句に意識を失い、目覚めると目の前に一人の爺さんがいた。
その自称神様を名乗る爺様に半ば強制的に転生させられた世界は、「大きさを間違えられた世界」。
爺様から装備一式にスキルポイント、スキルセッ
ト数点と、相棒を与えられたシュンスケ。
与えられた相棒は『知識の書』、この世界の常識や生物情報が詰まった喋る本だった。
相棒を片手(?)に多種多様な生物の情報を集めながら各地を旅するシュンスケ。
自らの新たな人生のために、世界を安心安全なものへと導いていけるのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-05 00:00:00
15271文字
会話率:16%