西暦2150年、科学技術が飛躍的に高度化した社会では、グローバリズムは崩壊し、技術力の差は、貧富の差となり拡大を続けている。さらに科学技術は、ロボット、レプリ、アンドロイド、ヒューマノイドを生み出し、より複雑な社会構造へと変貌していきます。
科学技術を背景に、民主国家を維持する島国フェンリルのエリン博士とラルース教授は、社会秩序回復を果たすべく、超高度人工知能(SIDO、)を開発した。SIDOは、高度な演算システムを利用して問題解決のプランを構築、仮想空間でシミュレーションすることにより、計画の成功確率を高めていきます。さらにSIDOは、多岐に分化したネットシステム全体への強制接続および介入する高い能力も備えています。
ラルース教授と若き天才物理学博士のエリン、助手のレベッカ、レンジャー部隊出身のマイク、キャシー、ヒューマノイドのマニー、そしてアニマロイド・猫のアビーの6人と1匹が、科学技術と自らの肉体を駆使して、社会の問題解決に挑んでいきます。
その活動は理想的な社会の構築を目指すものですが、時には違法となる行為も含まれる、よって、普段の彼らは、大学の職員や学生としてその正体を隠しています。
エリンたちは、特定の国家や組織に属していないため、その活動は「ノー・ワンズ・オーダー」と呼ばれ、つまり、誰の命令でもなく、成せる能力を持つ者が、成すべきことだと判断した時、その計画はメンバーの自発的意思によって遂行されます。
そのような状況下、隣国の専制国家アルト人民共和国からの軍事攻撃が続き、エリンたちは、アルト国の政治体制の転換を目指すことを決意実行した。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-31 08:55:32
27083文字
会話率:62%
君の笑顔に含まれる、俺への憎しみは後どれぐらい残っていますか?
最終更新:2023-05-16 03:00:00
1948文字
会話率:32%
見渡す限りの、黄色い草原。
乾いた風に含まれる、土と草と、日の光の匂い。
紅里の草原で、両親とシッダとともに、やがて生まれてくる弟を心待ちにしながら、幸せに暮らしていた朱夏。
しかし、ある日突然やって来た軍勢によって、村も草原も焼き払われ、
大切な家族も失ってしまう。
これは、復讐の炎を身に宿した少女が、過ちと後悔を繰り返しながら、やがて成長し、故郷の草原を取り戻すまでの物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-17 20:00:00
231930文字
会話率:47%
中学一年の終わり、進級してから二ヶ月くらいのあいだ、凛香は学校に来ていない。つまり、不登校というやつだ。彼女はよく、ぼくの部屋で本を読んでいる。とても静かに、とても自然に。
そんな凛香を、ぼくはどうすることもできずにいる。ぼく自身は、こ
の世界のシステムに何の不満も持っていない。それは、みんなが幸せになるために必要なものだからだ。学校に行って、先生の言うことを聞いて、友達と笑って、適当なことをしゃべる――単純なことだ、とても。
でも、凛香はそれができない。彼女は世界になじめない。彼女は言う、「いい、ノキ? 世界は悲劇よ。それは間違いない」。そして彼女は、一人でただ本を読み続ける。
けれどある日、彼女はいなくなる。悲劇の多くが含まれた、この日常から――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-12 00:00:00
20485文字
会話率:34%
【ハーレム】
本来は、イスラム圏における、女性の住む場所を示す言葉。聖域や禁域のような意味のアラビア語のハラームから、トルコ語でハリムに転訛したのが語源。
この場所は、男性優位な社会においても女性の権利を無条件に守る場所であり、基本的に
家族以外の男性は立ち入り禁止だった。十世紀以降のイスラム国家で後宮の発達に伴い、この呼称も定着した。日本風に訳すなら大奥。
また、一夫多妻の代名詞とされる事も多く、歴史的に見れば人間社会においては珍しくない婚姻形態である。こういったイメージは、ハーレムが西洋圏に膾炙されるにつれ定着していった。
自然界においても、ライオンやアシカ、ゾウアザラシなどの動物は、ハーレムというコロニーを作る。
【コンプライアンス】
語源は応じる、従う、守るという意味の動詞である、comply。
企業コンプライアンスとは、コーポレートガバナンスの基本原理の一つで、企業の不正行為の防止と、競争力と収益力の向上を目的とした、ステークホルダーの利益を守る為の概念、または仕組みである。法令を遵守し、主に企業イメージの毀損を忌避する為に用いられるが、内規や職場環境の健全化も意味する。
例としては、独占禁止法や不正競争防止法、個人情報保護法等が有名だが、それ以外にもあらゆる法律を厳守する姿勢をいう。しかし、法的な違反は忌避されるが、その法の抜け穴をつく事は、まま容認される事もあり、それが社会通念上の倫理にもとる場合は、やはり企業イメージに多大なダメージを負う事となる。
昨今ではそういった、いわゆるモラルハザード防止の観点から、社会規範や倫理を遵守する事も含まれる、フルセットコンプライアンス論というものも提唱されている。
服薬コンプライアンスとは、処方された薬剤を、医師の指示通りに服用をする事をいう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-17 00:00:00
109065文字
会話率:47%
世界初のVRMMOゲーム『LimitZero』が発売されてから2年後の世界。
当たり前のように売れまくったそのゲームにクローズドβテストから居る古参組の青年が居た、その青年はプレイヤーランキングでも一位を取るほどの猛者である。
そんな青年の
最近の楽しみは仲間内でのチャットだ。
ここではそのチャットに作者がちょこっと参加しながら、紹介することにする。
*注意事項*
この小説はほとんどがチャット文でそれに多少の説明文が入る形式だ。
(後に普通のゲーム風景を書くかもしれない)
そして作者はほぼ自己満足で小説を書くため、以下の成分が含まれる、超亀更新・超泥船・顔文字・ネットスラング・文章の崩壊・豆腐メンタル、等である。
これら上記の事案に対し何らかの理由で(宗教・体質・性格・科学等)拒絶反応が発生する場合はプラウザバックしてください。
そしてなによりも一番最初の話だけは読み飛ばさないでいただきたい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-30 23:43:20
6920文字
会話率:74%