ゆったりとしたカーブを描くレールを走る単線は駅へと速度を落とす。
白樺並木の合間にチラリとのぞく大きなランプがたたえる月のような灯。
届かなかった思いを抱えてさまよい、たどり着いたのは……。
日常に起こる様々な出来事の中、一人、考える時間
をくれる、町の小さな喫茶店。
ほんの少しの不思議と奇跡、人の思いが交差する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 00:00:00
117841文字
会話率:34%
田舎の単線で出会った少女との高校生活
最終更新:2024-08-13 11:31:58
4508文字
会話率:43%
バレンタインデーの前日、恋人のいない主人公の女性は予定もなく、実家に帰省します。しかし、家に帰る途中で一軒のケーキ屋さんに目が留まりました。高校の頃、そこで買ったチョコレートで彼と交際することで出来、その後もそこよくデートした思い出の店。
彼女は思わずバスを途中下車。その時と同じチョコレートを買いました。するとそのチョコレートがきっかけで再び……
というストーリーをAIと一緒に紡ぎました。「リントン」とはセッションしてくれたAIの名前。この作品では「リントン」とのやりとりをそのまま活用しています。そこは即興劇。ただ、それだけだと単線なんで、ショートショートを後日談として追加して仕上げました。
最後の部分までご覧いただければ幸いです~折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-11 19:45:22
3736文字
会話率:44%
気がつくと、春の陽気の中、小さな電車に揺られていた。隣には、大好きなおばあちゃんが座っていて……。
最終更新:2023-03-12 16:14:21
1945文字
会話率:18%
夏のホラー2020への投稿用作品。
駅を中世風ファンタジーでがっつり入れられないかの、実験作。 その2作目。
パーティーを組んだ男達は、古代遺跡を発見する。
そこにあった遺跡は、見る人が見ればひと目で分かる建物だった
。
その建物は“駅舎”。 しかも単線式。
この場所で、悲劇が起きる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-15 01:00:00
4101文字
会話率:20%
ここは緑山。穏やかな内海を左手にそれを抱くように守る大きな山、そしてその裾野を走る古びた単線。
都市の拠点からだいぶ離れた、昔ながらの昭和を引き摺っている田舎の温泉町だ。
特定の人しか顔と名前を持たずにそれでも不自由なくゆったりと暮らしてい
る呑気な町。
ある雨の日に自分の頭の中で作った温泉宿場にいた<おれ>。
酒を飲み湯を使い、そこにおんながいた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-05 13:49:01
532文字
会話率:0%
ここは緑山。穏やかな内海を左手にそれを抱くように守る大きな山、そしてその裾野を走る古びた単線。
都市の拠点からだいぶ離れた、昔ながらの昭和を引き摺っている田舎の温泉町だ。
特定の人しか顔と名前を持たずにそれでも不自由なくゆったりと暮らしてい
る呑気な町。
多恵の機嫌を何とか逸らし湯に浸かる
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-04 14:35:56
817文字
会話率:19%
僕は田舎に住んでいる。
駅から徒歩2分だけど、
駅は無人駅。
線路は単線。
最寄りのコンビニは歩いて30分。
周りは、家と田んぼと駅前の駄菓子屋さん。
そんなところで小説を書いている。
そんな僕の日常。
最終更新:2018-12-01 17:57:38
2482文字
会話率:12%
ハムスターを飼う羽祐が嘱託駅員を務める、片田舎の小さな無人駅の物語。
最終更新:2017-10-26 12:07:34
14270文字
会話率:27%
その日、電車に乗り間違えたあげく、降りた駅は単線だった。そしてあたしは、零月(レイゲツ)さんと出会った――。
眉目秀麗な彼はけれど、900年も生きてきた心喰(ココロくらい)という種族で!?あたしはなんと、非常食!?
最終更新:2012-08-13 12:30:08
49919文字
会話率:18%
俺(井上英二)と小川奈緒は、一〇年来の遠距離恋愛を続けていた。旅先の高原にあるペンション「天(あま)の星(ほし)」で初めて出逢って、一寸森を入った処にある「野草の丘」で夜の星空を見ながら、一夜共に語り合った。その後ハイティーンから三〇歳近
くになるまで即かず離れずの関係を続けた。手位は握っても、性交渉までは行かない微妙な関係のまま。
出逢って九年目の記念日に、この「ある種の束縛」に限界を感じていた俺は、この関係に結末を付けようと提案した。一年間一切会わずに考えて、翌年の同じ日に想い出の野草の丘に二人共が来たら、その時は「結婚しよう」と。
約束の日、俺は迷いながらも高原へと向かう。奈緒も来ていた。でもお互いに決心はまだ付いていない。雨の野草の丘からペンション「天の星」まで歩いて、ご主人の天野さんの計らいで一夜のモラトリアムを得ることになった。一緒に夕食をとって、天野さんと三人で和みながらも、夜は更けてゆく。
ツインの部屋に戻っても、やはりいつものように、「あなたは必要だけれど近付きすぎないで」とダブル・バインドなメッセージを送ってくる奈緒。それに合わせてしまう苛立たしい自分。夜中についに抱き寄せて口吻を交わすと、「ありがとう」と奈緒は意外な言葉を発した。でも彼女は体をほどいて「そろそろ寝ましょう」と笑った。
翌日、旅立って三度(みたび)野草の丘に立ち寄り、二人はもう恋人ではいられないけれど、でも一生関係を切らないで置こうね、と約束する。そして単線の終点駅で別れた。
その後インターネットの時代になって、奈緒とはメールで簡単にやり取り出来る様になった。でも二人は「ヤマアラシ」同士、近付きすぎればお互いの針が体に刺さる。二人には二人の距離感があるのだ……。
この春、奈緒から結婚した事を聞かされた俺は、一人また想い出の野草の丘へ行こうと思い立った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-06 04:44:45
13205文字
会話率:41%
一時間に二本くらいしか電車の通らない単線の踏切。遮断機の向こうから、私を見ている小さな男の子がいることに気付いた。
キーワード:
最終更新:2008-06-09 20:38:28
3835文字
会話率:12%