永遠と降る雪、永久に凍る氷その大地には、氷界の魔王《ひょうかいのまおう》の国、氷魔王国《ひょうまおうこく》があった。魔王、並びに国民は氷魔族《ひょうまぞく》と呼ばれる、寒さにとても耐性があり、大気の魔力を喰らう、半不死身の種族、その王国は、
街や城は全て氷と雪で、作られた、幻想的な王国で一目見ようと王国に来るものも少なくいた。だがある日、王国は忽然と消えた。王国、魔王、国民、は一体どこに消えてしまったのだろう……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-31 23:37:39
13326文字
会話率:54%
【※第六回ネット小説大賞 一次選考通過しました】
これは、呪われた出生と運命に翻弄され――敵と自分と、ときに仲間の血にまみれ――世界を巻き込みつつも――。
復讐を果たさんとする、しかし尚も獣でなく人で在り続けようとする、一人の美しき
女戦士の死闘と葛藤の物語。
異世界オファ二ム、そこにあって最大の大陸ハルメニア。
王国エストガレスを筆頭とする11の国家・地域が存在する、大乱なき平定の時代――。
家族を奪った仇敵たる、最強かつ最凶の暗殺・戦闘集団『サタナエル』――さらには大陸全土をも敵に回す運命をたどる、主人公レエテ。
突如として西のダリム公国コロシアムに現れ、残虐非道な剣闘士とドラゴンを一掃し名乗りを上げ、サタナエルに挑戦状を叩きつける。
そして――生まれ持った超人的身体能力と半不死身の肉体、刃に姿を変える両手、「結晶手」を武器に、終わりなき闘いに身を投じる。
その昏く波乱に満ちた運命に巻き込まれ、集い仲間となる者達。一行を狙う魔の手。
壮絶な闘いはやがて一国の内乱と国家間の争いをも引き起こし、混迷を極めていくハルメニア大陸。
標的である『サタナエル』頂点・“魔人”、そして“剣”、“短剣”、“投擲”、“斧槌”、“法力”、“魔導”の各ギルドを率いる六人の“将鬼”を狙い、レエテの旅は続く。
彼女の復讐の悲願が、達成される日は訪れるのか――。それが達成されたとき、彼女は人なのか、獣なのか――。
*
生まれついての超人。一流の剣士、魔導士。聖教に背く背教者。大国の武将、諜報員。
あらゆる人智を超えた強者たちが各々極限まで高め磨き上げた剣・魔導・法力の力でぶつかり合い、国家の趨勢までも動かす、大河バトルアクション・ダークファンタジー、ここに開幕――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-29 19:08:31
1490756文字
会話率:21%
「君を愛してる。だから僕と結婚してください」
「―――はい。私も……好きです」
血濡れの中で2人は告白し合い、思いを通じ合わせた。
“能なし”の少年は魔人の少女と出会い、恋をする。
それは些細な暮らしの中で育まれ、温かな物を共有
して確かな物となる。
しかし少年の『弱さ』の所為で共に居られなくなる。
傷だらけその身で少年は宣言する。
魔人の少女と一緒に生きる為に、誰よりも強くなると。
その覚悟を証明せよ。
少年はそう告げられて猶予と機会を与えられる。
傷だらけの少年は戦う。
自身の力を諦め、自身の境遇に膝を屈するのはもう終わりだと。
傷だらけでも泥に塗れても、立ち上がり走り続けろ。弱いのならば強くなれ。
立ち塞がる運命など壊せ、それが出来なくば死んだように生きる他なし
戦う理由は数あれど、少年は【愛】を胸に抱いて走り出す。
愛を貫く為に少年は最強さえ越えていくことを決める。
※前作の設定・登場人物を下敷きに、流用・改編・構成した作品になります。前作と毛色の違う作品となる予定です。
※前作。『魔王になったあの娘のために(プロトタイプ)』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-11 16:43:10
231206文字
会話率:42%