黒歴史――それは、創作者の心を蝕む呪い。
「誰にも求められていない」
「あとで思い出して死にたくなる」
「評価ゼロとか、恥でしかない」
そんな囁きに飲みこまれて、どれほど多くの物語が消えていっただろうか。
筆を折ろうとした僕の前に現れ
たのは――転生担当の神だった。
彼は言った。
「私は霊体ゆえ、評価はできない。でも――君の3作目、あれ好きだったよ」
神様が、僕のファン?
評価ゼロの、誰にも届かなかった“あの作品”が?
これは、“黒歴史”を肯定することで異能が覚醒する、
すべての創作者に贈る――
ラノベ風自己肯定メタギャグファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-27 21:00:00
2114文字
会話率:72%