遠い遠いどこかでいつかあったお話。
大小無数の国と国とに別れ、血で血を洗う戦の続く時代。
同じ国同士の人間が争い、海の向こうからやってきた異国の人間の思惑が絡み合い、妖怪を始めとした魑魅魍魎が跳梁跋扈し、およそ太平の世とは程遠い時代。
更には異界からの侵略者までもが姿を見せて、世界は混沌の坩堝と化して戦の終わりはまるで見えない有様だった。
誰もかれもが神仏に縋って平穏な世を願う中で、争いの続く世を憂い、憤っていたのは人間ばかりではなかった。
はるかな昔に異国からやってきた白い竜シュテルンもまた、末世と化した世界の騒がしさに苛立ちを募らせていた。
そうしてある日、シュテルンは名案を思い付いた。この世界の戦乱を鎮めて、平穏を取り戻す英雄を作り出せばいいと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-07 21:47:24
62839文字
会話率:36%
むかしむかしあるところに、異世界へ迷い込んだぼっち青年がおりましたーー
とある昼下がり、殺される寸前の飛鳥を助けたのは、可憐で残酷な巫女さんだった。
飛鳥が迷い込んだのは刀と妖術の和風ファンタジー異世界。
惰性だけで生きてきた男が、不条理
だらけの大陸で追い込まれ成り上がる怪奇冒険譚。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-06 00:11:12
18058文字
会話率:24%
2034年7月13日午前4時28分、静季響真は僅か17歳にしてその生涯の幕を下ろした――――はずが、神様のお願いで異世界に送られ、新たな人生を歩むことに。
送られた先は剣と魔法の世界ならぬ、刀と妖術の世界「天ヶ郷(あまがさと)」。気が付
くと狐狸妖怪の類に侍、忍者といつの間にやら大所帯。
魑魅魍魎が跋扈する異世界を舞台に響真率いる百鬼夜行のはじまりはじまり。
※注意:このあらすじは予定なので、実際の展開とは異なる可能性があります。予告なく内容が変更されるかもしれません。またタイトルも現在、仮のようなもので悩んでおります。こちらも急に変更するかもしれません。ご了承ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-20 22:00:46
28483文字
会話率:52%