公爵令嬢のメロディは自身と瓜二つの王女の影武者である。
我儘な彼女が求めれば、メロディは王女として表舞台に立っていた。
それもこれも、彼女への償いのため……と、思っていたのに。
ある日、メロディは事の真実を知る。
そして、自身の婚約者が王
女と浮気していたことも……。
それを詰め寄ると、メロディは王女に嫌がらせを繰り返していたという罪をでっちあげられ、表舞台で断罪される。元より公爵令嬢としての活動は殆ど出来ていなかったため、メロディに味方はいなかった。
挙句、追放されている最中に事故に遭ってしまい、メロディは亡くなった……はずだったのに。
気が付いたら、4年前に戻っていた。
だからこそ、メロディは今度こそ自分の人生を生きようと決意する。
だが、それは前途多難。そんなとき救いの手を差し伸べてきたのは――隣国の冷酷な国王リシャールだった。
※掲載先→アルファポリス、小説家になろう、エブリスタ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-25 14:38:14
1008文字
会話率:17%
森の奥のお屋敷には、“未亡人”の二つ名を持つ恐ろしい魔女、ディアナが住んでいる。彼女のそばに控えるのはとっても無口で忠実な下僕、ゲオルク。
教会が最も警戒する魔女であるディアナは、どんな討伐者にも負けたことがない。自身に向けられる恐怖を糧に
、不死身の彼女は、誰にも討伐され得ない。
はずだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-31 17:48:37
25543文字
会話率:33%
「お前を愛しく思うことなどありえない。俺には心がないのだ」
戦国の世に、鬼と呼ばれる男がいた。
ひとの心を持たない「もの」。ひとの情けを解さないけだもの。容赦なく人を殺める殺人鬼。
冷酷な暗殺者である彼が最後に受けた指令は、景姫と呼ば
れる美しい少女の命を奪うことだった。しかし、なにも知らない景は、偶然暴漢から自分を守ってくれた鬼を慕いはじめる……。
【江戸時代前半あたりを意識しておりますが、現実・史実とは一切関係のない和風ファンタジーとしてお楽しみください。中編連載中】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-10 17:10:44
49221文字
会話率:23%
可もなく不可もなくなカロリアン子爵家の三女、ルーシェ。
彼女の婚約者は、見目麗しく社交界の華であるロナルド=シュタイナーだ。
彼についている二つ名は「社交界の氷柱王子」。
そう―――「『氷柱』王子」。
ルーシェはそんな彼の婚約者
。
お飾りの、婚約者。
これは二人の思いがけない恋の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-28 17:34:18
6802文字
会話率:38%