「私はお前を愛さない」
「はい。心得ております」
婚約者のケインと双子の妹エルザの浮気現場を目撃してしまったサレント王国の落ちこぼれ聖女と呼ばれるエイン。
双子の妹エルザは、偉大なる聖女と謳われた母譲りの美貌と才能を受け継ぐ誰からも愛さ
れる聖女。
一方で双子の姉でありながら、何一つ力を使えない落ちこぼれ聖女である自分は誰からも愛されない。
婚約者すら妹を愛し、誰も自分を必要としないこと気づいたエインは全てを諦める。
そんな折、帝国リーヴァレント皇帝とサレント王国の聖女の縁談が持ち上がる。
縁談とは名ばかりの政略結婚にエルザは猛反発。
皇帝シリクスは冷酷皇帝と呼ばれ、恐れられている存在。
断ればどうなるか結果が目に見えていながらエルザはそれでも縁談を拒否。
そしてついにエインが立ち上がる。
「私が行きます」
こうして誰からも愛されない落ちこぼれ聖女は冷酷皇帝の元に嫁ぐことになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-08 13:42:02
10189文字
会話率:30%
王女でありながら、国王の護衛と暗殺を生業とするセリア・ギュリ―。
彼女はその暗殺の確かな腕、そして存在を恐れられて『暗殺王女』と呼ばれていた。
そんな彼女に隣国の『冷血皇帝』であるヴィルラード・シュベリアとの政略結婚の話が舞い込んでくる。
婚礼の儀の日──
セリアを見たヴィルラートは言う。
「俺の凄みを受けても動じないとは、お前くらいなものだ」
そして、婚礼の儀は思わぬ展開へと……!
『暗殺王女』と呼ばれて愛を感じていなかったセリアが、嫁ぎ先のヴィルラートに溺愛されるお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-23 12:52:24
3814文字
会話率:46%
ティディス・クリスティスは、没落寸前の貧乏な伯爵家の令嬢である。
家のために王宮で働く侍女に仕官したは良いけれど、緊張のせいでまともに話せず、面接で落とされそうになってしまう。
「家族のため、なんでもするからどうか働かせてください」と泣きつ
いて、手に入れた仕事は――冷血皇帝と巷で噂されている、冷酷冷血名前を呼んだだけで子供が泣くと言われているレイシールド・ガルディアス皇帝陛下のお世話係だった。
皇帝レイシールドは気難しく、人を傍に置きたがらない。
今まで何人もの侍女が、レイシールドが恐ろしくて泣きながら辞めていったのだという。
ティディスは決意する。なんとしてでも、お仕事をやりとげて、没落から家を救わなければ……!
心根の優しいお世話係の令嬢と、無口で不器用な皇帝陛下の話です。
アルファポリス様でも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 10:09:39
112408文字
会話率:37%
伯爵令嬢のマシェリ・クロフォードは冷血皇帝の命令により、皇太子(女嫌い)グレン・ド=フランジアの妃候補に選ばれてしまう。
何とか円満に結婚を回避したいと思いつつ、礼儀知らずなグレンにブチ切れて暴言を吐き、断罪として妃候補から外されたマシェリ
は『計画どおり』と開き直る。
しかし──去りかけたマシェリにグレンが告げたのは、予想外すぎる求愛の言葉だった。
「君に結婚を申し込む」
「謹んでお受けいたします(とりあえず今のところは)」
これは魔界と隣りあわせの世界で、恋愛よりも商売が好きな堅実令嬢が、帝国の無駄遣いを正したり、魔王様を打ち倒したりしながら、ハッピーエンディングを迎える……かもしれないお話。
※ R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-19 11:17:14
231212文字
会話率:48%