幼い頃、タマラは石につまづいて転んだことがあった。転ぶ原因になった石を蹴ってしまうタマラ。タマラがそれを両親に話した数日後、両親は彼女に対し「石を蹴ったことは絶対に口外してはいけない」と言われてしまう。いつもとは違う両親に戸惑うタマラ。
そ
して十年後、タマラはそのことが改めて気になったので、『何でも探偵』を名乗るアントンという男性の元へ向かった。
タマラが十年前に転んで石を蹴ったことで一体何が起こったのか?
似非推理、似非ミステリーなので本格推理や本格ミステリーがお好みの方にとっては物足りないと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 17:00:00
8958文字
会話率:40%
風にただ揺蕩うだけの最弱の魔物を使役する最底辺冒険者の主人公が、一つの事件をキッカケにその名前が広まったり、規格外な人脈が形成されていったりする冒険劇。
ハーメルンでも書いてます。
最終更新:2022-04-20 17:47:06
12724文字
会話率:68%
大正時代日本によく似た世界。
西岩森也(にしいわ しんや)という、放蕩が過ぎ家を追い出された少年がいた。
少年は何の因果か、誰の仕業か、他自共に認める名探偵にして最悪の性格破綻者、寺城冬華(てらしろ とうか)の下で働く事となり、怪事件
の渦中へと足を踏み入れいていく。
似非ミステリーの大正時代モドキ探偵物です。
穴だらけの推理と稚拙なトリックですが、それでも大丈夫だという方のみご覧下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-24 18:00:00
130747文字
会話率:37%
懐かしのブーン系SSです。
一筋縄ではいかない殺人事件を探偵が推理するようです。
最終更新:2020-02-11 19:00:00
2913文字
会話率:65%
一枚の布団、その上に、向かい合うように正座して座る、二つの人影。片方が語り手、もう片方が聞き手。相手に聞こえる程度の小さな声で、何か語り聞かせているようだ。これは、其処から始まる、ある"こわい"話。
最終更新:2016-08-04 00:37:05
9845文字
会話率:32%
この世には、常識では測れない何かがある。
それと日常で出会うことはないだろう。
だからこそ誰もが非日常に夢を見て、想いを馳せ、空想だと笑い、日常を謳歌する。
それと、出会う人間は世の中を生きる人間のほんの一握りだ。
それと出会ってしまった人
間は決して幸福ではない。むしろ不幸と言うほかないだろう。
知ってしまえば、見えてしまう。
見えてしまえば、侵蝕される。
日常が非日常になるのではない。
非日常だったと思っていたものが、日常になってしまうのだ。
非日常が日常へと侵蝕される。
戻ることは出来ない一方通行。
それは、現実をも浸食する人の欲。
侵蝕性愛パラフィリア。
祈崎艶華(きさきあでか)はそれを好む。
僕、小田桐雄介はそんな彼女に命を助けられた。そして彼女のもとでそんな侵蝕された日常を生きる。
時に楽しく、時に悲しく、時に惨たらしい。
それでも僕は誰かに手を差し伸ばすのだ。
艶華さんは『メドルラグニア』と言うけれど。
平凡な僕は侵蝕された日常をそれでも平凡に生きたいから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-05 12:00:00
9142文字
会話率:34%
「若い身空で可哀想に。…春先は、頭が沸きやすいって本当だったんだ」
心底からの彼女の哀れみに、半眼と低い声音が返る。
「…………そうきたか」
うっかりそんな会話をしたばっかりに、たちの悪い転校生が陣内千郷のクラスにやってきた。おまけにマ
ンションの隣人になったものだから、余計に始末に終えない。
そんな折、町では、猟奇連続殺人事件が起こりはじめ……。
悪魔を名乗った少年と、死にたがりの少女が出会ったのはきっと必然。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-29 16:08:27
30462文字
会話率:39%