人間魚雷の搭乗員として母艦から射出された海軍中尉・是出令 和雄(これでよし かずお)は、果たせるかな、敵艦に出会えず燃料切れで海底に着底し、酸欠で窒息死を待つ身の上となった……海底に沈んだ鉄の棺桶の闇の中で死ぬまでのひと時、彼は様々な事を
思うのだった……。
……設定が悲惨な割に話自体は悲壮感はあまり無いです。作中においては「回天」という言葉は使用していないし、実は「第二次大戦時の日本軍」だとも一言も言及していません。架空の世界の日本に似た国の海軍の話と思って読んでいただいても良いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 10:45:53
15956文字
会話率:51%
太平洋戦争末期に開発された、人間魚雷回天。
搭乗した若い男が、敵艦に体当たりするその瞬間まで、届かない手紙を書き続ける。
最終更新:2022-10-12 23:53:04
1894文字
会話率:32%
――太平洋戦争において旧日本軍が開発した兵器で、「回天」というものがあったそうだ。
あたしはそれに悲哀を感じる。
ついでに自分自身にも。
最終更新:2019-01-30 19:27:41
6089文字
会話率:9%
長崎県の五島列島沖で、海底に沈む二十数隻の潜水艦が発見された。大戦末期、日本海軍が力尽きてもなお戦い続けた潜水艦――その一隻、伊号第五八潜水艦。戦局挽回の願いを込めた兵器を積み、彼女は必死の作戦に身を投じる若者たちを乗せ、戦場の海へと往く。
最終更新:2017-01-28 22:30:16
34171文字
会話率:31%
伊号潜水艦の操縦手である主人公は、回天と言う特攻兵器に士官を乗せて送り出すことに、罪悪感を覚える。
しかし、彼にはどうすることもできないのが現実。
そんな、悩みを抱えた一人の曹士の話。
最終更新:2015-09-02 10:00:00
2643文字
会話率:29%
静まり帰った海。このどこまでも広がる空には、星々が輝いていた。一橋凌平は伊潜の艦橋で夜空を見上げていた。ー本文より
太平洋戦争末期に行われた、人間魚雷「回天」による特攻をベースとした小説です。
最終更新:2014-02-14 23:05:47
4147文字
会話率:47%
人間は7800円の価値だ。
少なくとも俺はそう思っているし、証明だってできる。そして、そんな人間である俺は、何もできない屑だ。
だから俺は、自分と正反対に輝いている幼馴染と距離を取ろうとするが……。
この作品は、秋口に行われる某新人大
賞に応募する作品です。
感想はもちろん、お気に入りも、大賞応募に向けて頑張る気力となりますので、どうぞ、よろしくおねがいします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-04 22:13:19
28905文字
会話率:35%
善行は、ガールフレンドの映子の頼みで、彼女のバイト先である「ドリーム社」の、疑似体験システムのモニターとなった。本来は、人間魚雷・回天に乗り込み特攻の疑似体験をする。というイベント用のシュミレーションなのだが、実に不思議な現象が起こったのだ
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-04-26 12:25:47
13942文字
会話率:33%
太平洋戦争終結直後、人間魚雷“回天”を搭載した潜水艦が出撃する……死にゆく帝国海軍、最期の特攻隊の物語り
最終更新:2006-12-23 12:48:21
9975文字
会話率:23%