君と会うのはいつぶりのことだろう。きっと最後に会ったのは君が出て行った日だ。
あの日からもう3年も経ってしまった。君がいなくなってから僕の毎日は変わった。いや、何も変わってはいないのかもしれない。変わったのはきっと僕だ。君が僕の部屋に
来る前はこんな生活だった。一人の部屋。風が吹くだけでガタガタ鳴る窓と狭い布団。僕の手が届く距離に全てがあって、僕だけの国だった。
初めは思っていたほどうまくいかなかった。生まれた場所も、育ってきた環境も何もかもが違う他人だ。当たり前だろう。ぶつかることは何度もあった。人と人はこんなにも分かり合えないんだということに気が付いた。それが例え愛し合う二人だとしても。それでも僕らはお互いを知って、徐々に生活は溶け込んでいった。狭い布団の中、僕らは抱き合って眠った。二人の部屋はこれ以上ないほどに素晴らしかった。あの時は気がついていなかったけれど、それは楽園そのものだった。いろんなものを君と一緒に見て、いろんなものを君と一緒に食べた。おいしいねって笑い合って。いつでも君と一緒に暮らした。なんでも君と分け合った。君といる日々こそが僕の幸せだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-12 20:00:00
2481文字
会話率:0%
冬の色は心に灯ります
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最終更新:2023-01-08 21:18:15
335文字
会話率:100%
あなのいるこの部屋に帰られる幸せ
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最終更新:2022-06-01 16:37:17
242文字
会話率:0%
次兄でイケメンサラリーマンの嵐星と暮らす女子大生、愛夏は根っからのブラコン。
嵐星と兄妹デートする予定だったある週末、二人の部屋に突然の訪問者がやって来る。
それは六年前の年末に両親と揉めて実家を勘当状態になった長兄の春星だった。
明らかに
なる春星の秘密にショックを受ける愛夏、嵐星と愛夏を巡る恋模様、そして禁断の?兄妹愛の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-20 09:00:00
73514文字
会話率:44%
彼女と二人で大都会に向けて飛び出した。
たった二人の小さい部屋。
でも二人なら豪華な城だ。
たった二人ならば間違いなんて起こらなかったのだろう。
でも大都会がオレを変えて行ってしまう……。
※これは遥彼方さま主催「紅の秋」企画参加
作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-01 08:16:29
2109文字
会話率:7%
かつてら五良南高等学校に通っていたサヤとミツル。
両親が厳しかった二人は、学校内の空き教室に二人の部屋を作っていた。
十年もの歳月が流れ、ミツルは一人で廃墟となった空き教室で息を吐き出した。
シェアワールド小説企画、コロンシリーズ
の参加作品です。
http://colonseries.jp/
この作品は「N0757DI」の二次創作です。作者より許可を頂いています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-26 22:57:25
1901文字
会話率:5%
五良南高等学校に通うサヤとミツル。
両親が厳しかった二人は、学校内の空き教室に二人の部屋を作っていた。
シェアワールド小説企画、コロンシリーズの参加作品です。
http://colonseries.jp/
最終更新:2016-05-26 20:02:04
1933文字
会話率:37%
二人の部屋から急にいなくなってしまった君。君は一体、どこへ行ってしまったのだろう。
いつでもそばにいるような女。
いつかどこかへ行ってしまうような女。
そして、いつかどこかへ行ってしまうような男。
男女の運命的なすれ違いを、
簡潔に描
いた短編恋愛物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-02 21:28:23
2032文字
会話率:4%