この話は、"事象の地平線で踊る円舞曲"と平行して進むもうひとつの物語。失踪した妹を助けようとして、自らも異世界へと飛び込んだ姉”小枝”の物語である。
異世界へと転移した小枝がやって来たのは、深い森と接する大きな町ブ
レスベルゲン。彼女はそこで、行方不明になった妹を探す一環として、冒険者になることを決意する。
そんな小枝の正体は現代世界の超兵器。機械仕掛けの化け物だった。
ゆえに彼女は、人々に自身の正体がバレないよう『普通』の人間を装いながら、『普通』の冒険者として、失踪した妹の情報を集めようとするのだが……。作られてからの18年間、人里離れた山奥に住んでいたために、人間というものをよく知らなかった小枝にとっては、そもそも『普通』の人間というものが分からず、気づくと『非常識』の権化と化していたのである。
そんな『非常識』は伝搬するのか、いつしか小枝の周りには気心の知れた『非常識』な仲間たちが集まり……。彼女たちは、毎日のように厄介ごとを引き起こしながら、世界を混沌の渦へと巻き込んでいくのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-11 23:00:00
2695370文字
会話率:48%
それほど遠くない未来。今よりも少しだけ科学技術が発達した日本から、一人の少女”ワルツ”が実験に失敗して、異次元の彼方に飛ばされた。
次に彼女が気づいた瞬間、その目に入ってきたのは、地平の彼方まで広がる大地と、2つの太陽、そして半天を覆
い尽くすほどに巨大な月の姿だった。その光景を見たワルツは、程なくして、ここが元いた世界とは異なる惑星、あるいは異世界であると気づくことになる。
そんな彼女は人ではなく、彼女が生きる時代の超兵器――通称ガーディアン。彼女はその力を遺憾なく発揮して森を抜けると、人の集落らしき場所を発見する。
そこでワルツが出会ったのは、頭から三角形の獣耳を、そして腰からは太い尻尾を生やした年下の少女”ルシア”だった。2人はある事情から行動を共にすることになり、静かな田舎の村で、ほのぼのとした生活を送ろうとする。
しかし、ワルツは超兵器。ルシアも異様な力を持っていたことも相まって……。2人は思ったように静かな生活を送れないのである。
この物語は、そんな2人の日常(?)を描いた取り留めのないお話。彼女たちを中心に繰り広げられる混沌の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-22 23:00:00
8510463文字
会話率:45%
『ガーディアン系』に分類されているそれぞれの物語をつなぐお話です。
登場人物は『事象の地平線』に出てくるキャラクターがメインですが、他の話に出てくる者たちも、この話を通じて交流することが多々あります。
なお、ここでの話が、それぞれの本編に影
響することはありませんが、本編のネタバレがあるので、十分ご注意下さい。
————ある日、狐娘たちが神社から連れ帰ったのは————やっぱり狐でした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-21 01:04:40
202700文字
会話率:35%
東京の再開発地区の煌びやかなネオンの裏側。高校生の里架子は、確率という不思議な力に導かれながら、過去の運命の鎖を断ち切るために立ち上がる。偶然と必然が交差する戦い、そして「事象の地平線」の向こうに隠された謎。混沌としたこの世界で、少女が未来
を変えていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 16:00:00
74124文字
会話率:55%
秒針が動き出す時、事象の地平線はまた輝く
最終更新:2021-09-21 07:44:03
10547文字
会話率:55%
499X年、太陽系はブラックホールに飲み込まれた。
しかし人類は絶滅していなかった。
最終更新:2021-05-23 16:08:11
897文字
会話率:38%
白魔術、黒魔術、錬金術、召喚術、あらゆる魔法を修めた大賢者ハラド・グラウミン。
彼はさらに開けてはならない万物の扉パンタ=レイを開け、事象の地平線を超えて人間が手にする事を能わざる力を手にする。
そう、全ては大好きだったお姉ちゃんに再び
会うために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-23 02:10:42
18484文字
会話率:40%
科学者 加賀保寿は次元の壁に干渉するべく実験を行っていた。
LHC大型ハドロン衝突型加速器にて大量のマイクロブラックホールを生成中、加賀保寿が暴走。
制御を失ったブラックホールに飲み込まれて加賀保寿は事象の地平線へ吸い込まれていく。
事象
の地平線の向こう、その世界は科学が無い魔法の世界だった。
え?科学無いの?
え?男じゃないの?
あ・・・魔法はあるんだ!?
似非科学魔法物語の幕が上がる。
よくある設定、よくある話、少女が暴れる話・・・?
科学的根拠からしてコレはリスペクトだからっ!
※本作品に書かれている内容は、現実と異なり似非科学であり妄想科学であります。
出鱈目でありフィクションなので本気にしないようお願い申し上げます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-18 12:18:11
15653文字
会話率:31%