「ぎゃー、ハゲネズミ!」
目を覚ましたら、禿げた中年男性が私の顔を覗き込んでいた。
おまわりさーん、事案発生でーす!
じゃ、なかった。あれ、私の旦那だわ。ただし今世の旦那、羽柴秀吉ね。
現代で米粉スイーツ作りに邁進していた天野まりん
が、戦国時代に転生。
夫である秀吉を支えながら、りんの知識と技術を活かして新たな挑戦を始める。それは、戦乱の世に甘い幸せを届ける米粉スイーツ革命。
南蛮好きな信長様を驚かせ、戦国の人々を魅了する彼女の姿はまさに「米粉無双」。
夫・秀吉の魅力に心を動かされ、戦国の世で新たな未来を切り拓く寧々ーーいや、天野まりんの挑戦を描いた甘くも熱い戦国スイーツストーリー! ぜひご賞味ください☆彡
***
本作は、天城らんさんによるエッセイ「小麦転生☆米粉無双」に触発されて執筆しました。主人公の前世の名前「天野まりん」は、素晴らしいエッセイへのリスペクトとして、最初と最後の文字をいただきました。
もし「小麦de転生☆米粉無双 (秀吉&寧々)」を楽しんでいただけたなら、ぜひ元となったエッセイ「小麦転生☆米粉無双」もご一読ください。米粉スイーツの魅力だけでなく、小麦アレルギーの怖さについても考えさせられるエッセイです。
「小麦転生☆米粉無双」のURL:
https://kakuyomu.jp/works/16818093088239046043折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 19:10:00
8023文字
会話率:40%
【8月13日午後5時半ごろ――】
帰り道。その電柱の貼り紙を目にした俺は驚いた。
どうやら注意喚起のために、市の治安情報を載せるサイトからプリントアウトしたようだ。ご丁寧にラミネート加工までしてある。
【見知らぬ会社員風の男が声を上
げていました】
見知らぬって大抵そうだろうが。それはさておき、ここに書かれている特徴……どうも俺に間違いなさそうなのだ。
【身長173センチぐらい。少し白髪交じりの癖毛。気持ちの悪い柄のネクタイ】
……気持ちの悪い柄というのは認めたくないが、そこは個人の感じ方の話だし、まあしょうがない。クールビズだなんだと油断し、必要な時に普段のネクタイがカビ塗れだったので、いつぞやの買った福袋の中に入っていたネクタイ。それを着けていったのだ。
俺は中々に良いと思ったのだが同僚からは散々馬鹿にされ、上司からは君はそんなんだからいつも……とやんわりと説教をくらった。まったく理不尽な世の中だ。ツイてないことが続くとつくづくそう思うと、まあそれはいいとして、はて声を上げた? なんだったかな。ちょうど三日前のこの時間帯だが、よく覚えていないな。いや、そもそもの話、別に声くらい上げたって……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-24 11:00:00
1245文字
会話率:35%
■■作戦要項■■
■機密レヴェル:【極秘】■
■黙読のみ可■
■事案概要■
事案発生時刻は現地時刻1850時。
エマノン共和国〝ENB放送〟マルガナ支局より、反政府ゲリラ組織〝エマノン独立評議会〟が声明を発表。要点は以下の通り。
1.〝ENB放送〟マルガナ支局は、現地時間1850時をもって当該組織が制圧したことを宣言する。
2.同支局の職員については、10名を当該組織が〝保護〟するものとする。
3.当該組織の要求は下記の通り。
(1)平和維持軍と称しエマノンに駐留している有志連合軍は、国内より24時間以内に撤退すること。
(2)上記(1)が受け入れられない場合、および当該組織が妨害行為を認めた場合、〝保護〟対象の安全は保証しない。
■作戦目標■
1.人質(以下、保護目標)の安全確保、並びにエマノン国外への救出。
2.情報担当官による、保護目標の確認。
■重要事項■
※保護目標には、中央情報局への現地協力者が含まれる。当該協力者の身分を漏洩することは、これを許可しない。
※情報担当官2名を随行させ、保護目標を直接確認させること。
・〝エマノン独立評議会〟構成員の安否については、これを考慮しない。保護目標の救出を全てに優先させること。
・〝エマノン独立評議会〟の現地勢力については、随行する情報担当官より説明を受けること。
・エマノン治安組織および有志連合との交戦については、これを許可しない。
■作戦概要■
1.保護目標の救出任務には、中央情報局特殊作戦グループを当てるものとする。
2.事案の隠密性を鑑み、現地には地上部隊2個分隊を投入する。装備はCQBを基本とし、個々の裁量を許可する。
3.輸送手段として、投入部隊には航空部隊を随行させる。具体的な輸送手段については、随行する情報担当官より説明を受けること。
■補足事項■
※保護目標の秘匿、および安全確保を最優先とする。
・本国はエマノン共和国の暫定政府、並びに有志連合の構成国家群を仮想敵と認定している。しかしながら国際情勢を鑑み、軍および警察を含む治安組織に対する戦闘行動については、厳にこれを慎むこと。
■■End Of File■■
※この物語はフィクションです。
※下記サイトにも投稿しています。
ノベルアッププラス
MAGNET MACROLINK
カクヨム
セルバンテス
LINEノベル折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-15 21:00:00
25354文字
会話率:57%
テンプレ詰め込んだらPV悪くなかった!
そうだ!もっとやろう!
まわりはみんなテンプレ主人公みたいなのに僕だけ平凡で辛い
https://ncode.syosetu.com/n8411ek/
これの続編です。
最終更新:2017-12-13 17:10:55
2189文字
会話率:24%
故・木下優理は、ゲームの世界に転生した。剣と魔法の冒険ファンタジーRPG、『最果ての記憶』のメインヒロイン、ユーリーン・ディウスとして。
ユーリーンの使命は、聖女の卵として主人公達を補佐し、物語が正しい方向へ進むよう導くこと。……なのに
。
今朝、ユーリーンは、主人公パーティーに置き去りを食らってしまう!
どうするユーリーン? どうなる世界?
そんな訳で、パーティーリストラ聖女様の、世界をどうにかしたい旅が今、始まる……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-05 17:03:47
15113文字
会話率:23%
オッサンが、ロリっ子との誤解が元で事案発生に! ポリスメンに追われる内に気がつけば異世界にいるわ! ロリの道、人の道、正しいロリ道を進んでいたのだが何故こんな目に? 下町赤羽と異世界を行き来しながら、ロリっ子のハーレムを夢見て異世界大冒険な
わけだったが! 妻が若返りロリ嫁になったり、ひょんなことから少女を拾い父性が爆発したりで、三話ぐらいから異世界に突入予定してます!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-24 15:01:12
99869文字
会話率:46%
27歳童貞の主人公はしがないサラリーマン。キモオタで卑屈でへタレで小心者だが葬儀屋に勤める彼はある頃から「回復魔法や治療魔術が欲しい、そうすれば死が原因で悲んでいる人々を事前に救えるのではないか…」と子供染みた、しかし真っ直ぐ過ぎる願望を抱
く。それは死という物を間近で見る機会が多かったからかもしれない。そしてある日、偶然立ち寄った公園で転んで擦り傷を負い、泣きべそをかいていた少女に声を掛ける。善意からハンカチと絆創膏を渡す彼だがこれは事案発生扱いになってしまうのでは、と内心で怯える。しかし少女はそれに感謝し、彼に銀色のビー玉のような物をお礼として差し出して来たのだった…。
そして後に彼は得る、人々が到達し得なかった回復魔法と呼ばれる力を…。
但し、彼が生まれ育った世界ではなく、その系統の魔法の使い手が「神話級の伝説」と謳われる世界で…。
※2017/3/11 追記。ブックマーク100件突破致しました。長く投稿の区間を空けてしまい申し訳御座いません。今年はぽつぽつと投稿して行きたいと思っております。また、こんな作品では有りますがご覧頂いてる全ての皆様に御礼申し上げます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-14 00:00:00
122561文字
会話率:54%
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
押し入れの中から9歳と6歳の幼女が
突然出てきたんだ
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが
それもマンガの中で見る異世界の奴隷みたいな服装で泥だらけ、
しかも小さい方は病気にかかっている
みたいで瀕死の状態
ド○えもんが出てくるとか
そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ
もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…
なんせ一歩間違って外の誰かに見られた日には事案発生だからな・・・
----------------------------------------------------------------------
"異世界行き来もの"です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-27 23:16:21
11117文字
会話率:27%
“僕"は自分の職業を、単純に犯罪を収める、ただそれだけのカテゴリの中で済ませていた。
所属部所上、大抵は事案発生から捜査そして容疑者または犯罪者検挙で終焉だった日常は『ある日のある出来事』から、すっかり変化した。
『それ』は僕
が知るだいぶ前から始まっていた出来事で、単純ながら複雑であり、感慨深くも切ないものだった。
僕は『それ』を知ってゆくにつれ、犯罪に留まらず人間模様さらには、自身の在り方や生き方までも自然と変わっていった。
関わる全ての者や物が何一つ欠けては成り立たない出来事。確かに犯罪ではあるけれど、必ずしも一般的に罪とされるものが、そうである訳ではないと知った。
あの日、僕の中でやっと始まった、実はとっくに始まっていた出来事は“命の重み"だったり“思想"だったりすら惑わせ、その“本当の意味"を教えてくれた気がする。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-10 03:15:35
6474文字
会話率:42%