長年勤めた会社をクビになってしまったシステムエンジニアの湾田古太郎(わんだ・ふるたろう)。
自殺を図ったその時、異世界・魔法立国ナイクラバスから魔法使いアルメリア・ワンダが現れる。
「君、死ぬんだったら異世界で魔道具の保守運用やってよ」
「どういうこと?」
「ウチ、故障した魔道具の修繕屋なんだよね」
「あ、そういうこと?」
されるがままに異世界へ連行されたものの、クビになったことで仕事に完全に自信を失っていた湾田。
「衣食住は保証する」
「好きな時間に好きな分だけ作業してくれ」
「納期は君が決めていい」
「必要な機構や環境があればすぐに言ってくれ、揃えよう」
「追加対応は別途スケジュールだ。報酬ももちろん追加する」
「Excelを紙に印刷して会議をしなくていい」
あまりにも理解のある新たな職場で湾田は徐々に立ち直っていく。
そして、アルメリアの用意した魔道具修繕ツールを駆使する湾田の仕事は次第に評判を集めていき――
湾田「折れた杖直しました!」
湾田「形見のペンダントの謎を解きました!」
湾田「バザールに向けて泥棒対策機構を作ったよ!」
ワンダ「よし、ではその腕を活かして紛争と諸悪の根源である王室魔導師を私と一緒にぶっ倒そう!」
湾田「それは聞いてねえよ!?」
これは、適度に悪を成敗しつつも基本はただ穏やかに暮らしたいだけのSEおじさんが手に入れた、気ままな異世界ライフログである。
湾田「そういやこの魔道具修繕所って昔からあるんだろ? 前任者はどうしたんだよ」
ワンダ「あー、そのう……いろいろあって、担当の技術者は既に死亡してるんだよね。えへ」
湾田「なるほど、聞かなかったことにするわ」
※ハッピーエンドですが以下のような展開を予定しています
①現段階でヒロイン瀕死展開があります
②現段階で主人公は最終的に現実世界に帰る予定です
※主役キャラの恋愛はありません。サブキャラで恋愛要素が含まれる可能性があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-13 17:11:10
16097文字
会話率:46%
『思考は人類がもつ最も崇高な行為であり、我々は今その到達点にいる』
B.D.15年 人はついに人間の英知の結晶の開発に成功する。ヒトと同じく考え、ヒトと同じく振る舞う人ならざる人“ヒューマノイド”である。人類は自身のもつ知能こそが世界で最高
の能力だと誇りを持ち、酔いしれた。
しかしその認識は“大崩壊”と呼ばれる世界同時多発的に発生した大災害とともに崩れ去る。“大崩壊”以降、人に不思議な力が芽生え始めたのである。これまでの常識が通用しない“幽力”と名付けられた新たな能力の発見であった。
そして大崩壊後A.D.44年、幽力を通じて人の記憶を読み取ることができる“ライフログ”の力を持ち、戦うことしか知らないひとりの名もなき少年がいた。少年はとある女の命を狙うも返り討ちにあってしまう。戦い以外を手に入れられなかった少年に女は名前と、生きる理由を与えた。そして彼は決意する。もっと強くなる、大切なもののために。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-16 12:00:00
77595文字
会話率:53%
概要
3つ時代を生きた5人の男女の物語。
1991年(過去)、2020年(現在)、2032年(未来)、
5人の交錯する人生を音楽を通して描く群像劇。
あらすじ
60歳になったクロサキヒデオは、2032年7月26日、自分の物語を書きはじめた
。ライフログデザイン社の創業者であるクロサキは、国が運営する個人情報クラウド「ライフログ」のデータを使って、その人の人生の記録「ライフログ」をあらゆるフォーマットにデザインして出力できるテンプレートアプリ「ライフログブック」を開発し、世界の人々に提供している。クロサキは、まだ自分の「ライフログ」に入れてなかった5人の男女の物語を書きはじめる決心がついたそのとき、時間は2032年から1991年にタイムリープしていった。
クロサキを含む5人の男女、青田信平、茶山良太、赤池夏子、白川雪子は、1991年4月、同じ大学の軽音楽部の部室で出会った。彼らは、好きな音楽の話で意気投合して、その場でバンドを組むことになった。青田信平が提案したバンド名「PETRA」はヨルダンにある世界遺産の遺跡の名前だが、茶山良太の「俺たちもいつか世界遺産になれるかも。」という軽いノリでロックバンド「ペトラ」は誕生した。
ギター、黒崎英生。ベース、青田信平。ドラムス、茶山良太。キーボード、白川雪子。ヴォーカル、赤池夏子の5人組バンド「PETRA(ペトラ)」は1970年代のロックをカバーするバンドして、しだいに地元で人気バンドになっていった。そして4年後、彼らは大学を卒業して、社会人としての人生を歩むためバラバラになっていった。
2020年7月26日、青田信平の勧めもあり、黒崎英生は遅ればせながらTwitterをはじめた。
ソーシャルディスタンスを要求される窮屈な社会から解放されたいという想いとペトラのメンバーとどうしてももう一度、会いたくなったためだ。そして5人はオンライン上で再会を果たす。
2023年7月26日、再結成されたペトラのライブがブルーノ・マーズの「24K Magic」で最高潮を迎えていた。
そして、その夜、悲劇は起きた。・・・
★
音楽を通して描く男女5人の群像劇「夏の雪」をぜひ楽しんでください。クロサキヒデオ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-28 03:32:07
985文字
会話率:0%
西暦二千五十年、全人類のライフログと遺伝情報が登録され、全人類婚姻マッチングシステムが完成した。登録するだけで、遺伝的にも性格的にもピッタリの結婚相手を瞬時に探し出してくれる。将来の性格や趣味の変化などにも対応し、幸せな家庭が約束されるシ
ステムだ。
俺はこのシステムを使って、天使のような美少女と結婚して幸せな生活を送っている。果たしてそのシステムとは。そして俺達の未来とは。
このお話は、近未来に起きるだろう問題をテーマにしたショートショートシリーズの一つです。オチを予測しながら楽しんでいただけたら嬉しいです。
気に入っていただけたら、他の作品もぜひ読んでください。ご感想をお待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-10 22:11:22
1266文字
会話率:80%
私の勤めている会社は亡くなった人を、その人の『ライフログ』を使って仮想空間によみがえらせるサービスを提供していた。『ライフログ』とはインターネット上に存在する個人のブログ、写真、動画、ネットの閲覧履歴、商品の購入履歴、位置情報などを言う。
私たちはそれらの情報からAIを使って亡くなった人の仮想人格を創り出した。
ある日、クライアントであるおばあちゃんが孫(AI)の様子がおかしいとの連絡が入る。そこから私は、前代未聞の事件に巻き込まれていく。
このお話の『ライフログ』を使ったサービスは既に始まっておりますが、さらに進化した極近未来を想定して書きました。
スマホで気軽に読める長さのショートショートです。
楽しんでいただけると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-12 02:47:07
2075文字
会話率:39%
「なぁ、死ぬって何だと思う? まあ俺の場合、ほかの奴らとは違うんだけどな。なんつーか、結局孤独っていうか、まあ孤独ってのが好きだからいいんだけどさ」
に繋がる、どっかが舞台で、誰かが主人公の、少し変わった物語、開幕。
※R15は念の
ため(あとからエロサービスしたくなるかもしれん)
誤字脱字は指摘していただけたら感謝御礼申し上げて、直します。
※青春終わるくらいまで進む予定です、多分……
※よかったら勝手になろうランキングをポチってくださいm(_ _)m折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-25 00:27:46
38776文字
会話率:58%
人生は一冊の本である――と誰かがいった。
路地裏や地下道の一角、空き地であったはずの場所――そういった場所に突然、つながる場所がある。
『人生図書館』と、そこに住まう少女時空天は名付けた。
これは、運命に抗うために運命を弄ぶ少女の時に残酷で
時に心温まる短編集――になる予定。
※モーニングスター大賞応募も兼ね、執筆間隔を変更(2017/8/6)
1話ごとに出来上がり次第更新。
※作品の性質上、死を取り扱います。
苦手な方はご遠慮頂けますと幸いです。
※カクヨムと同時投稿折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-06 17:56:21
14088文字
会話率:48%
未来ニートの椿三郎は、何でも屋で駄賃を稼ぐ、
いわゆる「ニンキョー」である。三郎はある日、
高度訓練犬型AIに警護される〈女子校生〉から、
とある依頼を受ける。なる早で大金を稼ぎ、
JK2を窮地から救うため【モデリングのサブ】が
採った手段
とは――
ディストピア東京23区と郊外のネオ多摩タウンを
舞台に、将来『《にっぽん》の●●』とまで
呼ばれることとなる男の藻掻き足掻く様を綴る、
サイファーパンク・サーガ
ここに開幕
~~
ニコ動で連載していたものから18禁成分を除いた長編となります(プロローグだけは、なろう向けの書き下ろし。読み飛ばしOK)。エタったなと思われたなら続きは下記からどうぞ。
http://www.nicovideo.jp/user/48080220/
呟き #nymphomorphose
※試験的に散文形式でお届けしています。行末の不揃いなのが気になる方にはケータイ版がお奨めです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-20 18:31:10
192752文字
会話率:25%
2079年。世はvrmmo絶頂期。5年前にとある科学者がvr技術を開発した。その技術をゲーム会社<アルレートゲームス>が応用し、vrmmo<ファンタジー・ライフログ・オンライン>を発売。FROは飛ぶように売れ、それを
見た他の会社はつぎつぎにvrmmoを製作し発売した。そして現代にいたる。この物語は初代vrmmoFROの流れをついでいる<ファンタジー・ライフログ・オンラインⅢ>のトッププレイヤー"虹龍"ユキナの物語である。(異世界トリップです。)
○現在一章執筆中折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-21 23:59:31
29104文字
会話率:61%