一九四二年七月五日、日本海軍はその空母戦力の総力を挙げて中部太平洋ミッドウェー島へと進撃していた。
真珠湾以来の歴戦の六空母、赤城、加賀、蒼龍、飛龍、翔鶴、瑞鶴が目指すのは、アメリカ海軍空母部隊の撃滅。
一方のアメリカ海軍は、暗号解読
によって日本海軍の作戦を察知していた。
そしてアメリカ海軍もまた、太平洋にある空母部隊の総力を結集して日本艦隊の迎撃に向かう。
ミッドウェー沖で、レキシントン、サラトガ、ヨークタウン、エンタープライズ、ホーネットが、日本艦隊を待ち構えていた。
日米数百機の航空機が入り乱れる激戦となった、日米初の空母決戦たるミッドウェー海戦。
その幕が、今まさに切って落とされようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-11 12:15:14
190960文字
会話率:17%
それは異世界エルリアからの侵略により全人類が絶滅秒読みとなった時代。
七つの『次元断層』から、原生生物群とエルリア人類は現れた。
不定形生命が大都市を呑み、一本の魔剣が地平線を斬り裂いた。
一体の魔神が弾道兵器すら撃墜し、大陸は
異形の怪物達に埋め尽くされた。
どう考えても世界は滅ぶ。地球人類は終わりだ。
だが何故か、そんな状況ですら膝を折らない狂人共がそこにいた。
不死身の改造兵がドラゴンの心臓を握り潰し、不敗の英雄は0.1%未満の勝利を掴むまで絶死の戦場をループし続ける。
指揮官は禁忌すらも武器に換え、外交官は怪物とすらも心を交わし、ジャーナリストは己の喉笛に迫る牙に「シャッターチャンスだ」と笑ってみせた――。
これはどこまでも諦めの悪い地球人類が、絶望の運命を覆すまでの物語。
▽▲▽▲▽▲
第三次世界大戦前夜、とささやかれるほど国際情勢が揺れる、二〇二五年の夏。
大陸間の領土紛争を防ぐため、ジャーナリストのオグマ・ケイジは各国の精鋭軍人と研究者が集められた国連派遣調査隊と共に太平洋公海上に現れた新島へと調査に向かう。
だが新島『ニューミッドウェー島』で発見されたのはDNAの塩基構造すら界のレベルで地球と異なる生態系と、調査隊を喰らう生きた樹海の獰猛な獣の群れだった。
死の淵でオグマはカメラを掴み、世界に「はじまり」を告げ、諦めを忘れた最初の狂人となっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-08 20:00:00
40762文字
会話率:19%
ミッドウェー島を攻略した連合艦隊。しかし、情報を収集するにあたって見えてきたものとは証明できないもの?
最終更新:2020-05-01 12:00:00
4813文字
会話率:43%
日露戦争を機に日本軍は変わった。
非人道的な毒ガスや生物兵器を惜しげも無く敵陣へ投入し、汚い勝利を掴みとる。世界屈指の科学大国として名を馳せていた
時は1940年。太平洋戦争真っ只中の日本軍は最前線をミッドウェー島改め水無月島に定め、太
平洋の戦線は硬直していた
ある日、水無月島にアメリカ軍の特殊部隊が強行上陸したとの通報と共に島との連絡が途絶えた
大本営は事態を重く見て、特別編成の陸軍の精鋭一個小隊を島に送りこんだ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-07 02:29:20
43312文字
会話率:59%