ベアトリス・ナミュールは敗者だ。
王太子の婚約発表の夜会にて。アデルバートは、マリー・ベルティエという子爵令嬢を連れていた。
「ねえ、知ってる? あのマリーって子、ベアトリス侯爵令嬢が付き従えてた令嬢なんでしょ?」
「じゃあ、自分の
連れに抜け駆けされちゃったってこと?」
「最初の頃はベアトリス様が婚約者になる予定だ、なんて言われてたのにね」
まさしく、婚約者を奪われた敗北令嬢として。
ベアトリスは社交界の場で後ろ指をさされていた。
だが、それでもなお。
ベアトリスは、凛と立ち。堂々と、真っ直ぐに前を見据えていた。
それは、ベアトリスが「未だなに一つ諦めていない」からであり。
同時に。それこそが「敗者」の在るべき姿である、と。
――勝者には、花道があって然るべきだ。
これは、ベアトリス・ナミュールという敗北令嬢の。
矜持と信念による、立ち居振る舞いである。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-04-01 09:30:02
46195文字
会話率:39%
目が覚めるとリュシル・ナミュールは記憶喪失になっていた。
それどころかこの国、ルーベルージュ皇国という国のことも文化にも聞き覚えがなく、その代わりに現代日本での記憶だけがぼんやりと残っていたことから、単なる記憶喪失ではなく別人に成り代わ
ってしまったのではとリュシルは密かに推察する。
リュシル・ナミュールにはアレクシという婚約者がいるが、記憶喪失になってしまったからと婚約破棄を申し出るも断固として拒否される。
アレクシは記憶を無くしたあとのリュシルにも優しく接してくれるが、明らかに記憶を無くす前のリュシルのことを想っていて――。
ラブコメほど明るくはないかもですが、すれ違いの末のハッピーエンドの予定です。ご安心ください。
2日に一回20時更新で頑張ります。本編はだいたい20話くらいの予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 19:00:00
30022文字
会話率:39%
ドゥラメンテの血が輝いていますね。
最終更新:2022-05-23 10:00:00
1184文字
会話率:0%