山本花子26歳、仕事無し、彼氏無し、引っ越したばかり。新しい街で始める生活に絡んできたのは『魔術師のタロット』と呼ばれるトートタロットを扱う女の子。
花子さん人生初めてのトートタロット占いで、人生をどう変えていくか。占いを軸に、人と街とあ
れこれの日常を綴っていきます。
◇
「カランカラン」
「いらっしゃいませ」
喫茶店の扉を押すと、いい音色のベルが鳴る。これこそ喫茶店!って感じでいいよね。
そして、店員さんの声。あれ、思ったより若い?
「お好きな席へどうぞ」と声をかけられ、店内をぐるりと見渡す。テーブル席が幾つかと、カウンター席、ね。
私がカウンター席に座ると、おしぼりとお冷やがさっと出された。お腹の主張に負けて、座ったとたんに視線はメニューに釘付け。
「えっと、ホットコーヒーと、あと……ナポリタンください。」
メニューの最後にあったケーキセットも捨てがたいけれど、まずはご飯から!と、喫茶店の定番メニューを注文した。
「ナポリタンとホットコーヒーですね。少々お待ち下さい。」
◇
とある街のとある商店街にある、とある喫茶店。
花子がそこで出会ったのは、若い男性店員と、看板猫と、様々な人達。
人との距離を縮めてくる人、見守ってくれる人、そしてトートタロットとの出会いが、花子に大きな変化を促します。
作中に出てくるタロットの内容は、占い師としても活動している作者によるリーディング例として書いていますので、実際の占いを体験しているような気持ちを味わっていただけるかもしれません。
日常に、人生に、そっと寄り添う占いの世界と共にお楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 21:00:00
113037文字
会話率:61%
ホルスの永劫をモチーフにした記述です。
魔術やアレイスター・クロウリーを知っている人なら、
もしかしたら興味持たれるかもしれません。
これから数十年の現実の推移を予言した記述のつもりですが、
ファンタジーだと思う人も多いと思いますし、それで
いいと思います。
ふと思い立って、トートタロットで各チャクラの課題を読み解いてみたところ、
第1チャクラが「宇宙」→必然としての完結
第4チャクラが「魔術師」→意図ある活動
第7チャクラが「永劫」→新しい見通し
と出たので、そういうことかなと思って書きました。
占星術(ホロスコープ)でも私はかなり抽象性に偏った人間です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-03 06:39:09
3960文字
会話率:0%
「俺」の夢日記。三人の美女に詰られる夢を見たことについて記されている。
最終更新:2013-12-04 20:36:01
4883文字
会話率:0%
魔術師長月典太郎が夢の中で奇妙な赤い竜と出会い、封印された竜から宇宙の秘密の一端を開示される。
本作は「Arcadia」様でも公開中です。
最終更新:2012-12-16 20:19:24
28795文字
会話率:35%