異世界へと飛ばされた高校生――山田悠太(やまだゆうた)。
剣と、魔法と、不思議な魔導具の溢れるロールプレイングゲームのような世界で、少年はいきなり魔物に襲われてしまう。
牙を突き立てられ、爪で引っかかれ……丸腰の少年は死の淵で自暴自棄
になり、ゲームで使う「ステータス画面」を呼んだ。
そのステータス画面は、世界の理を無視するものであった。
――少年にしか見えず、しかしそこに存在し、どんな攻撃にも傷つかない光の板。
それはかざした手の平からぴったり15センチ先に現れる――既に存在するものを壊してでも。
血塗られたステータス画面で魔物を退けた少年は、森で出会った少女ライチ・カペルと元の世界に戻る方法を探して旅に出ることとなった。
旅の最初に訪れたのは『ギルド街』の異名を持つ首都『カージョナ』。
高笑いの令嬢や猫娘なロリ娘、獣人サキュバスおかまっちょと個性的な人物との出会いを経て、少年は石畳の街を舞台にギルド入隊を賭けたサバイバルバトルに挑む。
バトルの裏で蠢くは魔剣を持つ少女ネピテル・ワイズチャーチ、立ち塞がるは街をまとめる十二ギルドのギルドマスター。
そして現れる魔王の片鱗との一騎打ちを制した少年は――宿屋で下働きをすることとなる。
下働きと下級クエストを送る毎日の中、少年は海岸で弱そうなエルフの青年ブラン・シルヴァと出会う。
エルフの国から来たという青年に働き口を紹介して回る内に、少年たち一行は、軍服コスプレ女に鞭で縛り上げられ探偵として『霧喰事件』を解決することを命じられる。
そして事件に隠された恐るべき狙いが、少年を、街を、国を巻き込む戦乱へと発展する。
乗り越えるべき試練は――炎鎧の大熊、蔦を操る豚の王、風の剛腕を持つ馬鬼、変幻自在の鏡蜥蜴。
共に戦うは――魔法オタク少女、へたれ王子、わがままボクっ娘、糸目ウフフ婦人汗草大工傭兵三兄弟姐御肌職人にプードル顔のお爺ちゃん!? 等など!
ステータスを確かめるだけでは終わらない、ステータス・オープンで開戦する画面アクション劇です!
【表紙イメージイラスト公開】akisa(あきさ)様に描いていただきました!
※2020.5.21 各話の分割、改行字下げ、作品タイトルの変更を実施しております。
※2021.6.30 あらすじ追記しました!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-01 20:46:04
723694文字
会話率:28%
ファースの街の女騎士。
それが私だ。
私は二条城超太郎という男に会いに行く。
彼は先日異世界から来た変わり者だ。
「メリークリスマス!」
彼がそう叫んだ時から世界が動き出す。
謎が謎を呼ぶステータス・オープン。
暗躍する筋肉マッチョ。
ほほ笑むシスター。
スローライフを送る超太郎の周りでは今日も騒がしい出来事が巻き起こる。
そしてラストには彼の衝撃の真実が明かされる。
これは二条城超太郎の異世界スローライフに巻き込まれた女騎士の物語になる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-28 22:44:45
20204文字
会話率:43%
ネット・ゲーム依存症対策条例はすばらしき香川県民により選挙で選ばれた輝かしい香川議会議員様の賛成多数によって可決され、令和2年4月1日のその日施行された。これにより、香川県の少女たちは少しだけゲームを長くしたいという、そんなささやかな願い
ですら行政が力で踏みつぶすことができるようになった。
――であるならば。
異世界の主神であるカーキンは思った。
「あれ? この条例の施行後に香川県民が異世界転移したらみんな死ぬしかないじゃない?」
たとえ異世界といえど、昨今のコンプライアンスやポリこれ全盛の世の中である。異世界では飲酒やタバコに関する法律などないにも関わらず、それらを20歳以下の未成年にさせると世の中からは多大なるバッシングを受ける時代なのだ。エッチは18歳未満禁止です。
異世界転移後、1時間を超えたら牢屋に収容するということもできないだろう。なぜならば、牢屋に収容するという行為自体がゲームであるロールプレイの一つと見なされるからである。1日に1時間しかゲームができない。つまり異世界で香川県民はみんな死ぬしかないだろう。
主神カーキンの世界では「ステータス・オープン」と異世界転移者が叫ぶとステータスの書かれたウィンドウが表示されるような世界なのだ。だってここ、小説家になろうだぜ?
そう考えた主神カーキンは、異世界から転生してくる住民を香川県民だけに絞ることにした。ばーん。ばーん。ばーん。死んでいく異世界転移者たち。
――しばらくすると主神カーキンも驚くような事態が発生する。なんと!異世界側の住民達は異世界転移者が爆死していくときに発生する思念のエンタルピー、通称「NANDEYA念」を経験値稼ぎや、魔砲≪香川県民投射砲≫として利用し始めたではないか。
豊富な負の「NANDEYA念」はやがて聖杯を満たし、現代社会はゲーム世界に侵食されていく。~それは香川のように~ 後の評論家に「AHOTYAUKAー」と呼ばれる未曽有の危機に、ゲームの世界に浸食された香川県は、そして世界はどうなってしまうのか?(答:滅亡します)
あまりのネタに全米が震え、伝説の世に鼻で笑われたローファンタジー、ついに開催――
※この話は全てフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。そもそもの話として、異世界転移なんて現実にはしませんよね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-29 19:00:00
62176文字
会話率:29%
なろう小説の中でも異世界転移・転生ジャンルではお馴染みなステータス・オープン。
本作の主人公も当然のように唱えます。
そして自爆して死にます。
最期まで愚かにも自爆します。
ただそれだけの話です。
最終更新:2020-06-13 11:37:41
1648文字
会話率:14%
さびれた商店街の八百屋の息子の僕は休日の昼間から店番をしていた。
そんな時にやってきたのが金髪碧眼の絶世の美女・エレナ。
彼女は僕の前でこう言った。
「ステータス・オープン」と。
つまり異世界からチートがやってきたのだ。
最終更新:2020-03-24 21:15:18
3417文字
会話率:53%
ファシズム国家の表面の薄い部分だけをステータスにかけたものです。
最終更新:2019-06-06 09:44:51
646文字
会話率:50%
突如起きた『異変』によって地球は拡張した。
土地が広がり、一見すれば喜ばしく思えたのだが…『エルフ』や『獣人』に『ドワーフ』などの多種族が現れたのだ。
そして、ゲームに出てくるようなモンスターの存在まで確認されたのだ。唯一の救いはモンスター
は『ある一定領域』にか存在できないことが分かり人類の脅威ではなくなった。
だが、それと同時に人類が作り上げた現代兵器や銃器と言った殺傷性・破壊性のある兵器が全く機能しなくなってしまったのだ。(電化製品など生活必需品には影響はなかったが…。)
そして1番の問題は、モンスターの存在によって海路・空路・陸路…すべての手段で別大陸や国境越えができなくなってしまったのだ。
これより、輸入・輸出の手段を失った人類は一時的に経済マヒを起こすことになる。
経済不和が落ち着くと次なる問題…『食糧危機』が迫ってきたのである。
政府はこの事態に農業・酪農の増築を進めようとしたのだが適した土地の確保が難しく悩んだ挙句、モンスターの住む領域である『モンスターフィールド』を活用しようと試みたのだ。しかし、戦う手段の無い人類に成す術もなく諦めかけた時、奇跡が起きたのである。
いつしかふとネット上で『モンスターがいるなら戦うのは剣か魔法じゃね?』や『だったらレベルもあんじゃね?』という声が上がった。『ステータス・オープンの言葉でステータスが見れたりして…』に続き『やってみたら…ステータスが頭に浮かんだ』と言う声が上がり始め、ぽつりぽつりと同じような事象が起きたとの報告が上がり始めた。次第に爆発的に『ステータス』の存在が明るみになったのである。
戦う手段を得た人類はモンスターを狩りはじめていく。モンスターフィールドを支配するフィールドボスを倒すとその領域を得られることが分かり、人類は一縷の希望を手にした。
また、モンスターフィールドの中にダンジョンを見つけ攻略したところ「外国」へつ続く『扉』を開くことができることを知ることになり、少しずつではあるが人類の生活は安定に向かったのである。
そして…物語の主人公は長野県の山間に住む青年。
冒険とに町興しを中心とした物語が始まろうとしていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-09 23:25:55
113988文字
会話率:59%