俺の名前は中里 礼哉(なかざと れいや)。26歳。生まれ故郷にある高校で、しがない用務員として働いている。
10年前に出会った少女『ことり』との約束を守り、毎日、山へお参りを続けているという――まあ、自分で言うのもアレな変わり者だ。
そんな
俺の元に、高校の新入生として10年ぶりにことりが現れた。性格良し、文武両道、名家の子女、おまけに誰もが振り返る超絶美人に成長した彼女は、他の男には見向きもせず、俺に猛烈なアプローチをかけてきて――。
(他サイトでも公開中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 18:00:00
68990文字
会話率:37%
朝、目覚めると記憶喪失になっていた僕に、君はこう宣言する。
「あんたを、殺す!」
急な殺害予告に僕は唖然とする。
それは君の口から出るはずもない、ありえない言葉。
だって君が教えてくれたんじゃないか。
君は――僕の妻なんだって
。
訳も分からず、愛する妻から逃げる僕。
なぜなんだ。どうしてこうなった。
そして、がむしゃらに逃げた先で、僕は不思議な光景を目にする。
――あれは、学生時代の妻と僕!?
これは殺そうとしてくる妻から逃げつつ、彼女との思い出を辿っていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-29 18:04:26
26124文字
会話率:46%
「安達(あだち)先輩! 好きです! 付き合ってください!」「断る」園芸部の畑に突如乗り込んできた見知らぬ女子の告白を、安達悠(あだち ゆう)は一蹴する。だが丸口ほのと名乗った少女は、フってもフってもしつこく食い下がってくる……だがどんなに迫
られても、安達は首を縦に振れない。今は誰とも付き合う気はない。その事情を知った丸口は、今度はお弁当を持ってきた。「畑の野菜をもらったので、それも使いました。あたしの想い、受け取ってください!」……これは弁当描写に全力を注いだ、グイグイ系後輩とのラブコメもどき! つまり本筋は飯テロ小説!
*不屈の匙様の企画、「メシテロ杯2」参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-06 19:50:16
9879文字
会話率:61%