これまでのあらすじ
水野が一方的な想いを寄せる岩崎五十子は重症の腸チフスで伏せっており、その快癒を願う水野は浅草観音に願掛けのため足を運ぶ日々であった。
この様子を知って、島木、日方、羽勝ら友人達は心配し、恋に悩んで男の本懐を果たせなくな
っている水野をそれぞれの思いで救おうと考える。
一方、五十子の義母である三味線の師匠のお関は、そんな水野を利用し、取り入ろうと、妹分のお龍を水野の下宿先である吉右衛門宅に遣わした。
お龍が水野と会うべく汽車に乗った時、たまたま男の足を踏んでしまったが、その踏んだ男というのがまさに水野その人であった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-21 07:42:07
143351文字
会話率:58%
野州(栃木県)の片田舎で生まれ育った7人の男たち、何時(いつ)となく知り合い、男子たるものいつか世に出て己(おのれ)の志を果たすぞと互いに誓い合った。
7年が経過し、男たちはそれぞれの志を果たすべく東京へ出て来た。
男たちとは、船員の
羽勝千造、相場師の島木萬五郎、新聞記者の山瀬荒吉、陸軍少尉の日方八郎、他に北海道にいる楢井某、病気療養中の名倉某、そして、小学校教師である水野静十郎である。
ある秋のこと、羽勝が遠洋漁業の長い航海から帰ったことで祝賀会が開催された。幹事である山瀬の音頭で、島木、日方が集まった。楢井と名倉は欠席したが、本来参加できるはずの水野は不参加であった。不参加の理由は水野が恋に悩んでいるせいだと知り皆は心配する。日方などは恋のために盟友の祝賀会に不参加とは何事だと憤慨する。
恋愛と男の志、恋愛と友情などが議論されるが、これを端緒として物語が展開して行く。
水野が想いを寄せる岩崎五十子(いそこ)、その継母のお関、お関の内弟子で娘分のお龍(りゅう)、水野を下宿させて世話をしている隠居の山路老人、その孫のお濱、強欲なお澤婆などさまざまな人物が登場し、水野を中心に話が進む。
明治36年9月21日から読売新聞に連載された青年小説とでもいうべき作品で、明治37年2月の日露戦争勃発により一時期掲載が中絶となった。その後再開されたが、結局未完のままに終わってしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-10 08:21:52
118952文字
会話率:51%
龍馬とおりょうは龍馬の傷を癒す為に鹿児島を訪れていた。そこで
現代からタイムスリップしてしまったバレエダンサーを志す高校生小春と出会う。
後に鹿児島での出来事を記した手紙等と共に木箱に入ったトウシューズと天女の様な絵が描かれた紙が見つかる。
龍馬達が鹿児島を訪れた時代と同じ頃にイタリアで初めて作られたトウシューズ。何故この時代の日本に存在したのか!このオーパーツの話題を報じるテレビを見ながら小春は龍馬とお龍の顔を思い出していた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-04 16:59:30
23767文字
会話率:21%
日本の科学技術は進み、人間の知力を機械が上回った頃、突如として現れた龍により、首都を除く全ての地域が跡形もなく消し去られた。残された首都ですらも半壊し、それでもなお龍は暴れまわり続けた。そんな龍を食い止めたのは500を超える機動兵器達だった
。しかし、その機動兵器達もまた、1匹の人間(?)に全滅させられてしまう。窮地に陥ったわずかな人間達は、日本を奪還する事が出来るのか・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-24 21:39:54
26122文字
会話率:62%
いじめのせいで引きこもりになってしまった女性龍子は、ひょんなことから、グレーハウンドを一匹拾って、「お龍」名付けて飼い始める。やがて、全盲の男性と交際を始めるが、犬の正体は、、、。恋愛小説。
最終更新:2015-07-28 09:19:29
16770文字
会話率:42%
龍伝説の残る神秘的な菱湖(ひしこ)を訪れたなんの取り柄もない少々キザなフリーターの公介は、霊感はまるでないのに空飛ぶ美女を目撃。素質を見抜いた菱湖研究会は、公介を半強制的にメンバーに加入させ、悪玉エネルギーなる物体を体脱(たいだつ)で修祓(
しゅばつ)する浄化作業をさせる。
お龍に『ハチ公』呼ばわりされ、大いにコキ使われながら。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-30 02:50:06
88506文字
会話率:20%
幕末を生きた坂本龍馬の伴侶「お龍」の半生を描きました。
史実と異なる場面もあるかと思いますが、広い心で読んで頂けたら幸いです。
この作品は別サイトの小説を転載したものです。
では、お楽しみください!
最終更新:2011-08-29 01:11:50
9284文字
会話率:35%
幕末の英雄・坂本竜馬の妻・お龍。竜馬が本気で愛し、竜馬を本気で愛した女性。竜馬亡き後、夫・竜馬と過ごした日々を回想するお龍。竜馬との出会いから、寺田屋事件を中心に、お龍の視点から見た坂本竜馬への思いとは?坂本竜馬の妻としてのお龍の姿を書いて
みました。※ある方からのご指摘により、紹介文&文面を一部修正しました(平伏)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-01-17 18:42:52
11271文字
会話率:58%