私のお嬢様は天使のように神々しく、猫のように愛らしくもあり、いけずなお方です。
そして、有力貴族の筆頭と言われるクレイワース公爵家のご令嬢なのであります。
私はメイドとして、お嬢様が6才の頃からお世話をさせていただいております。
もう
10年近く、彼女の側にいたのです。
だから、ずっとこのまま――お嬢様のお側に居させて欲しいのです。
そう思っていたのですが、私は婚約の話をいただいてしまいます。
私なんかにはもったいないぐらい立派な方であり、私なんかが断っていい相手でもありません。
お嬢様にはそのことを伝えることが出来ないまま私は必死に笑顔を作って働くことにしました。
でも、お嬢様はその事実を知ってしまいました。
お嬢様はきっと、その婚約を喜んでくれるのだろうと思っていました。
だけど、なんかお嬢様の目つきがおかしくて?
気づいたら――私はベットの上に押し倒されてしまいました。
「リッカ――私は、あなたを絶対に離さないわ」
天使のようなお嬢様。
どうやら私は、昇天されてしまいそうです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-07 17:17:04
181451文字
会話率:52%
自分が小説の悪役令嬢に転生していると気づいたロゼリアは、狂喜乱舞した。
侯爵家の一人娘である彼女は、自分の専属侍従である天使のように優しい美少年・ライルが大好きだった。
勝手に決められた王太子との婚約をどうにか白紙に戻し、ライルと結
婚したかったのだが……。
小説通りなら、貴族学園に入学後、王太子がヒロインに心酔し婚約破棄!ヒロインに嫌がらせしたロゼリアは王都追放だなんて!
あれ、これライルと結婚できるのでは?
王家との婚約も身分差も解決したロザリアは、ライルに主人ではなく一人の女性として好きになってもらうため奮闘する。
一方主人であるロゼリアに恋心を抱いていたライルは、成就しない思いと忠誠心の狭間で揺れていた。
お嬢様さえ手に入れば、あとはどうなっても構わないとばかりに、思考は歪み、病んでいく。
天使の微笑みの裏に隠された従者の本性に、ロゼリアは気づくことができるのか?
しかも、ヒロインに心酔するはずの王太子の様子が……?
一途な純粋お嬢様と、天使を装う腹黒ヤンデレ少年が、幸せになるまでのお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-30 19:10:28
68062文字
会話率:28%
素質のない主人公が騎士を目指して頑張る物語。
第一部あらすじ。
五十年の眠りから目覚めた主人公くん。騎士になる為に知人と出逢った都へと赴くが、道中詐欺られたり身ぐるみを剥がされたりで乞食もびっくりな身形な為に門前払いを食らう主人公くん
。空腹で朦朧とする意識の中、貴族を襲撃するというミスを犯すも、何故か襲撃した貴族の娘に気に入られ屋敷の執事をする事になる。主人公くんが騎士になるのは何時になるのやら。
*章毎に文字数が違いますのでご注意をば。
*作者が読み返した時など、読みにくいと感じたり、テンポが飛んでるな、と思ったら予告なしで書き足したり変えたりしますが、大筋は変えません。あって、仕草などの描写でクッションを挟む感じです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-14 14:39:58
139116文字
会話率:41%
性格が天使な悪魔族の貴族令嬢と、性格が悪魔な(堕)天使族のメイドが描くハチャメチャ日常ストーリー!
「お前ら絶対生まれる種族間違えただろ!!」
「お嬢様マジ天使。ダメイドマジ鬼畜。これ魔界の常識な」
「おい!例のダメイドがまた
鼻血まみれでぶっ倒れてんぞ!?医者呼んでこい!」
「またお嬢様が泣かされてんぞ!飴ちゃん早く持ってこい!あとカメラぁっ!!!!早くしろぉっ!!!!」
こんな言葉ばかり飛び交うのが当たり前。
魔界ここはそんな場所なんです。
だから、勇者さん。その聖剣エクスカリバーはしまって下さい。
そして、聖女《へんたい》さん。お嬢様を連れ帰ろうとするのをやめなさい。
あ、神様。こんにちはー!って、お嬢様は天使じゃないから!悪魔だから!天界連れてったらヤバイって!!
一応R15つけましたが保険です。
鼻血や吐血と言ったスプラッターな表現もなくはないので・・・(^^;
不定期更新になると思いますのが、どうぞよろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-24 19:47:53
3964文字
会話率:35%