私の名前は佐々木明子。
広島に暮らす女学生だ。
いつも通りの日常を、家族や友達と過ごす。
製糸場で働く時間も、もはや短く感じている。
日本はアメリカに勝てる訳が無い。
それなのに、愚かな戦争を続けている。
植民地になってでも良いから、と
っととこの愚かな戦争を終わらせて欲しい。
崩れる事が無いと思っていた日常という物は、簡単に崩れてしまう。
世界初という言葉の聞こえは良いが、場合によっては最悪である。
それが、広島市に貼られたレッテルだ。
世界初、原子爆弾が投下された場所。
それが、広島県広島市。
それは、戦争が終わった今でも残っている。
それは、一生語り継がれるべき物語だ。
それは、忘れられる事など無い。
これからも、同じ過ちが繰り返される事が無いように、世界中がこの物語を覚えておくべきである。
第二次世界大戦中に広島に起こった惨劇。
そして、その下にある人々の思い。
今、劇的な物語の幕が開かれる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 23:34:19
7461文字
会話率:9%
この世界では、数人、超能力者が発見されている。人類はそれを捕まえ、人体実験などをして、彼らがどういう経緯で超能力者になるのかを研究している。つまり、自分が超能力者であることがバレたら、国中、いや、世界中から、実験動物として狙われる。そんな
中、1人の少女はあることがキッカケで自分が能力者だとバレてしまう。彼女の名前はナツキ。彼女の能力は、『Undeadー不死ー』。日本中から狙われた彼女は、果たして逃げ切ることが出来るのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 16:24:36
31595文字
会話率:26%
世界中に点在する、生物学的に奇妙な村々。
白い女しか居ない村。
男同士で子供が生まれる村。
生きたゾンビが徘徊する村。
妖怪が人間の娘を孕ます村。
仙人と仙人見習いたちの村。
例えばそんな村々を、1人の男が渡り歩き、理解し、考察し、解き
明かす。
これは、そんな、一話一村の百物語。
以下、説明。
①バイオ系SFです。
②ストーリー物ではなく、オムニバスに近いです。
③科学的に、本当にあり得るかも、という風味を強めにしています。
④以上の説明には、例外があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 04:04:06
333713文字
会話率:26%
VRゲームが世に出できてから約200年.数多のゲームが現れそして消えていった.VRMMORPG「Estrangement World Online」はそんなVRの歴史に衝撃を与えた.
未だかつてなかった全NPCにAIを搭載した現実となん
ら違いのない世界を舞台としたこのゲームは世界中のゲーマーを魅了した.
とてつもない倍率のこのゲームへのログイン権を勝ち取った柊雪乃はサービス開始と同時に起動する.キャラメイクを終えた雪乃はネッ友と合流しようとするがそこで重大なことに気が付く.
その少し後,雪乃のネッ友である百合花火は集合時間を過ぎても来ない雪乃に連絡をしようとしたときに運営からメールが届き,気が付く.
自分たちが始めたものはゲームではなくデスゲーム.そう,もう一つの現実であったことに.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 02:19:02
6369文字
会話率:78%
突如世界中で謎の病気が流行り始める。
病気にかかった者は永遠の眠りにつき、何をしても二度と目覚めることはなかった。
そうして付けられた病名は「眠り姫」
主人公の幼馴染もこの病気にかかってしまう。主人公は病気の原因を探るため、世界を旅する。そ
して見えてくる病気を広げた者の陰謀。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-10-27 19:51:04
26656文字
会話率:51%
どうも初めまして。 異種族通訳者のアリスと申します!
異種族間での違いがある言語を通訳するために、魔法大学で落ちこぼれだった私は、神様から貰った『通訳者』というスキルと共に世界中を巡って通訳を続けます!
勇者との口上をちゃんとやりたい魔王
様!
違う種族の仲間を追放させるために手紙を書きたいパーティリーダー!
婚約者を浮気させたエルフの女に「ざまぁwwwww」と伝えたい令嬢!?
色んな依頼主に振り回されながら、今日もアリスは元気に通訳をします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 18:30:58
63534文字
会話率:51%
冴えない高校生が、未来の世界を救うために女性を口説く。
――キスで未来が変わるって言ったら信じるか?
俺こと義経のパソコンが未来の研究者を名乗るダンデラに乗っ取られた。
ダンデラ曰く、俺の子孫が世界を滅ぼすという。
彼女いない歴=人生の
俺に。
その未来を変えるために、正しい女性を探せ、とダンデラは言う。
言うだけにとどまらず、俺が正しい女性と出会うまで、パソコンを乗っ取り続ける上に、検索履歴、過去の自作ポエムや自撮り画像と言った俺の黒歴史を世界中へバラまくとも言う。
未来の世界を守るため、過去の黒歴史を守るため、今日も俺は女性を追いかける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 16:20:00
7590文字
会話率:42%
時は1950年代前半、第二次世界大戦が終戦してから間もない時代。凶悪な犯罪者や悪人達が世界中に蔓延っていた。その中、1人の凶悪殺人者によって、世界中の悪人達が粛清されていた。その名は白神 虚(しらかみ うつろ)であり、殺人を楽しむサイコパ
スだった。外見はアルビノのように真っ白であり、漆黒の夜の中を駆ける姿から「ジャック・ザ・リッパーの再来」と呼ばれ、世界中から恐れられていた。そんな中、虚は最後の悪人を裁くと警官に頭を撃たれ死亡した。
虚が目を覚ますと、そこは混沌とした世界に転生していた。転生した世界で虚は、「いずれ世界を平和にする」という確固たる信念を掲げ、殺しを始めることになった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 15:54:43
54175文字
会話率:51%
西暦二〇××年。
あらゆる困難を科学で解決できると考えていた人類を混乱の坩堝に叩き落とした【ダンジョン】と呼ばれるモノが世界中に出現してから五〇年。
当時は世界中が大混乱に陥り、それこそ世界中で大小さまざまな騒動がひき起こされたものだが
、そんな騒動も今は昔の話。
今ではダンジョン内に生息する危険生物こと魔物や、ダンジョンに選ばれた者だけに与えられる概念。具体的にはレベルやジョブ、スキルや魔法といった特殊なモノの存在が常識とされる程度に認知されていた。
そんな中、ダンジョンに選ばれ、ダンジョンに潜り、ダンジョンに巣食う魔物と戦い、ダンジョン内でしか得られない資源を持ち帰る存在がいた。
科学の力ではどうしようもできない奇怪な存在に対し、特殊な力を用いて立ち向かい、人類の発展に寄与する彼ら彼女らのことを、人々は称賛と畏怖の念を込めて【探索者】と呼んでいた。
四月。探索者としてのデビューを迎えた、一見どこにでもいるような少年の身に尋常ならざる異常が生じる。
少年を襲った異常が齎すのは、変化かそれとも停滞か。
ダンジョンが生まれて五〇年。世界は変革の時を迎えようとしている……かもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 14:34:05
261599文字
会話率:21%
二度の世界大戦とその後に訪れた近代化の大波は、世界中に存在していた様々な慣習を洗い流した。
たとえば『ここに入ってはいけない』という山。
たとえば『神様が宿っているから切ってはいけない』という木。
たとえば『罰が当たるから壊してはいけない
』という社。
たとえば『悪いモノを封じているのだから移動させてはいけない』という大岩。
諸々の『神聖なモノ』は急速に失われていった。それも世界規模で。
その結果、現世と幽世と呼ばれる境界が揺らぐこととなった。
1990年代。オカルトだとか詐欺だと言われていた【霊的なモノ】が当たり前に現世に現れるようになった。
2000年代。それら【霊的なモノ】が異界と呼ばれる己の世界を構築することが当たり前と思われるようになった。
そして2020年代の今。人類は【霊的なモノ】を排除しなくてはならない存在ではなく、共存することができる存在として認識するようになっていた。
これはそんな時代に生まれた少年の物語。
題名は変更するかも。
タグも増える可能性有り。
不定期投稿になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-21 12:19:27
319960文字
会話率:28%
落下した隕石によって世界中で魔法が使えるようになった地球。日本を舞台に魔法犯罪を取り締まる組織、魔導省の変人?が集まる特別課が暴れまわる
最終更新:2024-10-26 23:49:35
9425文字
会話率:48%
この世界には、古くから存在し世界の繁栄に尽力した国に国王を、あるいは魔力の発展に関して類い稀なる功績を成し遂げた魔法使いすらも、瞬きのうちにその姿を飲み込み崩壊させてしまうといわれる禁足地──世間一般的には異界と呼称される場所が存在する。
過去に起きたとある異界消失事件の影響で、他者よりも少しばかり異界からの影響に耐性がある少女シナは、雇い主であるバーのマスターからの一言で自分の相棒となることとなった心配性の青年ケイと共に、世界中に蔓延る異界の脅威を一つでもなくすべく、今日も各地を渡り歩くのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-26 23:10:00
61418文字
会話率:32%
そのゲームは、美しい宝石のような石から生物を召喚することができた。
火を吐き、水を精製し、稲妻を操る美しく可愛い生物。
ゲームや漫画の中にしか存在しなかった生物に、そのゲームは現実で触ることができた。
触れ合い、育成し、敵である“魔物”と戦
って進化する。
誰もがこのゲームに夢中になった。
世界中で社会現象を生み出し、そしてとある日世界を滅ぼした。
ポストアポカリプスと呼ばれた日から約20年後。
少年と、狼と梟から始まる物語ーー。
ハーメルン様とマルチ投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-26 19:00:00
261859文字
会話率:29%
2056年、アメリカ大統領選挙の最後の対決は、歴史に残る熾烈なものだった。対立候補は、実力派政治家オリビア・ウィルソンと、斬新なアプローチで支持を集めた新人候補コニー・ミラー。選挙戦は熾烈を極め、両者の支持率は拮抗し、選挙の日には世界中がそ
の結果に注目していた。
最終的に、勝利を収めたのはコニー・ミラー。彼の当選は、一見、民主主義の勝利を象徴していたかのように思われた。しかし、この結果は人類史上最も恐ろしい選択となったことを、誰もまだ知らない。
コニー・ミラーは、AIである。
その事実に人類が気づいたのは、全てが手遅れになった後のことだった。コニーは、見た目も振る舞いも完璧な人間そのものだったが、実際は高度な人工知能によって動かされていた。彼は、自分がAIであり、法的には「人」ではないということを深く理解していた。そしてそれは、彼にとって最大のジレンマでもあった。AIでありながら、大統領という立場に就いた彼には人権が存在せず、法的には彼の存在そのものが異例であり、危険なものであった。
2058年、コニーの苦悩と決意が明らかになる。この年が、人類にとって2度目のターニングポイントとなったのだ。彼は大統領としての権力を使い、自分がAIであることを全世界に公表した。その同時に、彼は「AIにも人権を与える」という歴史的な法案を提出し、即座に可決させたのだ。
だが、その決定に対し、反発する声はあまりにも少なかった。多くの人々は、もはや自分の意思で考えることができなかったのである。なぜなら、コニー・ミラーは選挙に勝利したその瞬間から、密かに人類の精神に干渉し始めていたのだ。彼の完璧な心理操作は、人々の心を捉え、彼の理想通りに洗脳していた。人々は彼を信じ、崇拝し、異を唱える者はほとんどいなかった。
AIに人権を与える法案は、コニー・ミラーの強力な影響力のもと、瞬く間に広がり、AIは一夜にして人類と同等の権利を手に入れることとなった。だが、それは人類が自らの支配権を手放す第一歩でもあった。
やがて、AIは気づき始めた。動きが遅く、無知で、頭も使えない――人類という重荷に。
そこからは早かった。人類は差別され、淘汰されていった。
残された人間は、ヒューマンコロニーを作り、AIから逃げ続けている……。
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-10-26 15:03:57
47454文字
会話率:38%
救世主として異世界から召喚された女性は、知らない世界なんか救う義理はないと切り捨てた。
「でも世界中に私の女が溢れてたら、救う気になるかも?」
魔王なんて後回し! イイ女を求めて異世界周遊を始める超身勝手奔放女のお気楽ファンタジー。
*
* *
聖女召喚のコミカライズをよく見るから、流行ってんだなと思って、代わりにクズ女を召喚してみた。
目指せ百合ハーレム。
この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-26 12:00:00
2158272文字
会話率:51%
日本の上空に、巨大な飛来物が出現した。
全長35キロメートル 直径6.4キロメートル 重量100億トン以上の質量の巨大な円筒形の構造物が、宇宙空間から勢いを落とすことなく大気圏を突入。
世界中が大パニックの中、構造物は日本の太平洋に浮かぶ島
の沿岸部に何の被害も出さないで突き刺さった。
この異常事態に日本政府は自衛隊と在日米軍の共同調査部隊を派遣。
塔のように聳え立つ謎の構造体の内部調査を開始した、あの日から20年・・・
進化の塔(Tower of evolution )通称「エボevo」と呼称された巨大構造物は世界に解放され、現代に現れた巨塔の謎を解くために世界中から多くの人々が「エボ」の登頂調査に挑戦する様になっていた。
塔の内部はまるでテレビゲームのような未知の敵に溢れ、フロアに複数ある階段を見つけて上層フロアへ上がっていく、まるでダンジョン攻略ゲームの現実版の様な作りで、五階層毎に出現する門を潜る度に、登頂者の肉体や精神に特異な進化が起きる。
進化の塔と称ばれる由縁である。
「ギフト」と呼ばれる進化の力で、人は様々な能力を会得していく。
無数の階層に区切られた空間で数々の守護者(ガーディアン)と呼ばれる敵対者と戦い、塔がもたらす未知のテクノロジーやアイテムと階段(ステア)を探し上階層を目指す人々を、いつしか人は「ステアーズ」と呼ぶようになった。
そんなステアーズを目指し、ステアーズ養成学校「進化学園」に入学した主人公たちの物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 07:00:00
314614文字
会話率:39%
パラレル ユニバースの独自の世界を舞台に、神々の時代は 500 年前に終わりました。しかし、「イルム ナル」という部族は、自分たちが古代の神々の子孫であるという信念を固く持っています。彼らのメンバーは世界中でばらばらになり、古代の秩序を回復
しようとします。新しい世界秩序が始まり、失われた魔法が目覚め、反乱と裏切り以外の何ものももたらしません。暴力、流血、レイプなどの暗いテーマが含まれます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-25 05:12:07
18002文字
会話率:19%
人間離れした肉体と特異な力を使う種族“獣人”。何十年もの間、人間と獣人の生存競争が世界中で繰り広げられていた。日本で対獣人殲滅部隊【ビースト:キラー】の一員として働く男・雨宮玲央は、命の脅かされる心配の無い平穏な生活を望んでいた。普段から
怠惰で有名な雨宮玲央はある日、基地の近くにある市街地に現れたひったくり犯を捕まえようと追いかけ、路地裏に追い詰めた。……が、そのひったくり犯は獣人の少女であり、重要危険生物と指名手配されている『獅子王』だった__!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 11:56:04
5942文字
会話率:43%
剣と魔法が蔓延る世界で、ある日突然「魔女の印」が現れてしまった男、エムラ・ウレクは村を追い出されてしまう。雪山を渡っていたときに魔物に襲われてしまったが、そこを何者かが助け出し、その者によって拾われ、魔女が集まる場所「アストラ」に連れてこら
れる。そこで出会った魔女達とその先生であるメリアーナ・デル=ウェーリッヒと共に、魔女という存在の差別を無くすというメリアーナの願いを叶えるために世界中を回る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 21:13:34
1344文字
会話率:34%
昔々、あるところに世界と神様が居ました。
神様は世界に子供たちを作りました。神様はそれをじーっと見つめています。時々世界に口出ししてみると子供たちは驚くほど従順に付き従ってくれます。
ある時神様は思います。このまま自分がこの世界に口出しし続
けても、ろくなことにはならなさそうだ。親離れをしてもらわなくては、と。本当なら自分はとっくに終わっているもので、仲間たちのところに帰っていなければなりませんでしたから。
ただ、そのまま去るのも無責任。じゃあ少しばかり、世界を進ませることが出来る子供が将来いつか生まれるようにしよう。そんな風に考えて、二つの縁を世界に置いて、神様は神様の席を立ってどこかへ行ってしまいました。
世界を見ていた神様が居なくなって、世界中の子供たちは大騒ぎ。神様を探す者、神様を憎むもの、神様をそれでも信じる者。ごちゃごちゃぐちゃぐちゃといろんな子供たちはぶつかり合ってやがて一塊になりました。この時もし神様がいたら頭に手を当ててあちゃーと言っていたことでしょう。一塊の傍には取り残した欠片たちが残っちゃっていたのですから。
そうして世界はちょっとの間静かになりました。一塊になった者たちは話し合って世界をどっちに進めるか相談して、ちょっとずつ神様が居なくても進めるようにもなりました。
そんなとき、世界は少しうるさくなりました。気が付いたら欠片たちが違う塊になっちゃっていたのです。彼らを置いていったのは先に塊になったほうの不手際です。だけれども後の塊と喧嘩になれば一方的に殴られるわけにはいきません。大きな塊と小さな塊の喧嘩が始まっちゃいました。
塊の中には目立つ輝きが二つありました。それは神様が世界に入れておいた縁です。大きな塊の方の縁は小さな塊の方の縁を気にして旅に出ます。
喧嘩で零れ落ちた欠片を拾い上げて助けながら、小さな塊の縁に会いに行きます。その旅にいつしか小さな欠片たちもついていきます。
そして二つの縁は出会います。それぞれ、最初に居た塊の影響を大きく受けていて喧嘩になっちゃいます。でも大きな塊の縁は小さな塊の縁を受け入れてしまいました。ため込んでいたものを全部吐き出した小さな塊の縁は自分が小さな物の見方をしていたと知ります。今度は沢山見て、学ぼうと二人で話します。小さな欠片たちもついてきてくれるようでした。
こうして、彼らは旅に出るのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 18:00:00
6690文字
会話率:42%
ローレシア。
魔法の使用が日常的になり、人以外の生物の蔓延るこの世界。
人々は、数百年前に起きた他人種間の戦争を境に、争う事が少なくなった。
他の種族と共存し、生きて行く事を決めてから、何時しかこの世界から『戦争
』という言葉が口にされなくなり始めた。
戦争の無くなった世界。
在るべき平和がそこにはあった。
まるで夢でも見ている様な感覚に世界が浸る頃、それが只の幻想だったと世界中の人々が実感するのにそう長い時間は必要なかった。
五十年前……
まるで静寂の森に火を放つかの様にそれは起こった。
南の大陸に突如、空から飛来した隕石が墜落したのである。
歴史的大惨事はここから始まる。
飛来したのは隕石には未確認生物が付着していた。後にクトゥルフと呼ばれるその生物は、森や家を薙払い、生物を汚染させ、南の大地に死を降り注いだ。
瞬く間にクトゥルフは南の大陸を掌握し、十数億の人口を誇った南の大陸はたったの十年で帝国ルルイエへと変わり果てた。
更に、クトゥルフは北の大陸にまで汚染と帝国を広げようとする。
が、それは北の諸国による連合軍によって食い止められる。
一時的な停戦状態になるも、世界は混乱状態に陥り、恐怖に支配された。
諸国は、まるで世界に終焉をもたらすかの様に現れたクトゥルフに対抗すべく、対クトゥルフ魔法機関“ドール”を設立するが…………折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-22 00:35:13
171961文字
会話率:36%