時は戦国。
あるところに、世にも美しい姫がおりました。その名も花咲姫。
彼女が微笑めば、どんなに固い種でもたちまち芽吹いてしまうほどの美しさでした。
一目見ればたちまちどんな男も恋に落ちてしまう美しい姫の通り名でした。
その姫が年頃になる
と、数え切れないほどの縁談が舞い込みました。
姫の父はたいそう娘思いで姫の眼鏡にかなう相手にしようと決めましたが、しかし姫はどんなに美しい男でも、どんなに富がある男でも、どんなに名誉を持つ男でもその首を縦に振りませんでした。父は姫を狙う男から姫を守るために城の最上階へ姫を隠しました。
また、あるところに、世にも恐ろしい鬼がおりました。その名も金色夜叉。
鬼は異国の蛮人にも似た金色の髪を闇に纏い依頼されたことは必ず実行する。
一目見て無事ですむ者はいない、恐ろしい、鬼とも言うべき異端の忍者の通り名でした。
ある日、金色夜叉は一つの依頼を受けました。
―――世に聞く美姫・花咲姫をさらってこい――― と。
これは、今は昔、戦国の頃の話。
出会うことのなかった美姫と、夜叉の物語。
和風ファンタジー。ゆるゆる更新します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-13 16:19:22
5674文字
会話率:35%
成績優秀、スポーツ万能、イケメン、高身長・・・・
主人公のび太は完璧だった。
何をしてもつまらない、どうせ努力しなくても出来る。
女もいらない。ほっといてもよってくるし、正直めんどくさい。
ああ、つまらないつまらないこの世界。
そんなの
び太の前に一人の天使が現れる。
「はじめまして皆様。マキシマム☆マツコといいます。どうぞよろしく。」
う・・・・美しい・・・。人間国宝クラスの美しさ。何をとっても完璧。
のび太は初めて自分より優れた人類を見つけ、恋に落ちる・・・・
しかし、彼女には特殊な恋愛条件があった。それは、
口 内 炎 が な い と 付 き 合 え な い こ と
だ。どんなにブサイクでチビでデブでも性格がよく、口内炎が多ければ、彼女にとっては最高の男にかわる。
天使が舞い降りたその日から、学校内の野獣どもは、口内炎作りに励むのであった。
はたして完璧人間のび太はマツコ☆デラックスとお付き合いすることはできるのであろうか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-11-13 10:39:13
3396文字
会話率:48%
望月輝弥は『立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花』を体現した傾国の美少女。文武両道でならす彼女は、その美しさ故にトラブルによく巻き込まれた。道を歩けばストーカー続出。学校へ通えば牽制しあう学生で友人はほぼゼロ。公共機関を利用すれば痴漢の数は
三桁を超え、望まぬ奴隷志願者は絶えず付きまとう。そんな彼女の元にある日一通の葉書が届いた。『当選おめでとうございます』。懸賞葉書に応募した記憶のない彼女は、首を捻り読んだ葉書の内容に失笑した。そこには魔王に当選しましたと書いてあったのだから。冗談交じりで幼馴染と義理の弟を四天王の欄に書き込んだ瞬間、彼女の部屋は白い光で包まれた。
美しすぎる故に望まぬ想いをぶつけられる地味に不運な美少女の巻き込まれ新米魔王生活。逆ハーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-12 00:36:17
32610文字
会話率:45%
恐ろしさと美しさは表裏一体。
暴力こそ繊細。
痛みは、快感。
気軽に読めるホラーではありません。
恐い話が苦手な方は読まないでください。
一生のトラウマになります。
最終更新:2010-02-16 12:35:08
3121文字
会話率:0%
私的になんとなく日本語を想った瞬間。それは古文の授業であった。美しさは無駄―そう教え込まれた私たちに、古代の人々は何を教えてくれたであろうか。それは紛れも無く言葉の美しさに他ならないのだ。
最終更新:2010-01-16 02:44:15
1616文字
会話率:7%
地球は汚れていて、綺麗に感じる事なんて無い。
でも、僕が暮らしている場所はとても綺麗だった。あの桜の木は文句無しの美しさだった。彼女と出会うまでは……。
彼女の綺麗な瞳を見て、彼女の綺麗な声を聞いて、彼女の綺麗な髪に触って、彼女の綺麗な笑顔
に出会って、僕は世界で一番美しいものを見た気がした。それは、確信に近かった。
僕は彼女の夢を叶える事が出来るだろうか……。そもそも彼女の夢は何だったのだろうか。
桜の花びらに包まれた二人の少年少女の夢物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-01-08 23:47:40
4636文字
会話率:44%
特別な美しさも非凡な能力ももたない平凡な娘サクラ。期せずして、大国の第2皇子にして、「漆黒の軍神」の異名を持つ金と黒の瞳を持つカイの妻となる。『破魔の剣』を通して、二人は出会い共に生きることを余儀なくされるが・・・。
最終更新:2009-12-23 05:52:52
114252文字
会話率:23%
美しさはどこまで許されるのか?
人を狂わせても許されるのか?
聖書のサロメからRe-modelされた「さろめ」、源氏物語や様々な物語から私の中に呼ばれた俳優達、光源氏や頭中将を始め、さかきのみやっこまでが、ああしろこうしろと我侭を言いまし
た。みんなイケメンだし千年以上も売れている俳優なので、言うことを聞かないなんてものじゃ・・
ですので私は彼らを自由にさせました。自由にさせた途端、彼ら自身の挑戦が始まったのです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-05-28 19:04:02
31555文字
会話率:62%
白雪姫を題材にした短編です。白雪姫は美しいと言われていますが、ドワーフにとっての美しさとは人間の感覚とは違うはず。ドワーフの目から見た白雪姫の真実の姿とは?
最終更新:2008-12-07 18:40:48
2773文字
会話率:0%
いつも、輝くような笑顔を俺にだけ見せてくれる。二重人格から解き放ってくれた彼女。俺はそんな彼女と他愛も無い会話の為だけに、病院を訪れる。
最終更新:2008-10-27 01:45:25
4785文字
会話率:19%
人の値段と、真に必要である美しさとは一体何か。井上が思う、世の中のどうしようもなさ。ただそこには美しさが在れば良い。
最終更新:2008-09-01 14:32:28
1297文字
会話率:34%
“ほら、世界はこんなにも美しい―――。”≪機械症候群≫という病にかかった患者の物語。それなりのアクションシーンと、それなりの感動が感じていただければ――と、思います。主人公は≪魁一葉≫(さきがけいちよう)と申します。大事なものを守るとか、世
界のありのままの美しさとか、歌とか。誰でも小学生か、中学生か、幼稚園で触れるものでしょう。その思い出の歌を、思い出すといいかもしれません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-06-21 19:34:17
20215文字
会話率:22%
絶世の美女と謳われ、己の美しさを売る棗。しかしそれゆえに彼女の心は決して満たされることはなかった。ただただ硝子は、棗は堕ちていく。棗は堕ちゆく己をとめることもできない。ある青年と出逢うまでは―――…。
最終更新:2007-09-08 22:42:26
1954文字
会話率:18%
私は悪魔から『美』を買った。それは神の域に迫る、壮絶な美しさ。・・・悪魔が求めるその代価は。
最終更新:2007-07-30 06:51:34
1678文字
会話率:13%
琴中将と呼ばれる風流人は、類稀なる音を出す琴を持っていた。その琴には女の霊が憑いている。中将は夜毎にその琴を奏で、その美しさは都中の評判である。その琴の音に惹かれてやってきた一人の者と、女の霊と、中将をめぐる逸話。
最終更新:2007-06-20 06:13:37
1800文字
会話率:35%
貴方は、自分を捨ててでも、愛する人を捨ててでも、刹那の美しさを、望みますか――?枯葉の前に現れたのは、アンドロイド・華月。それでも少女は、ひと時の美しさを求める。
最終更新:2006-01-15 15:48:36
2379文字
会話率:31%