彼女の涙のその訳は。
※哲学的な彼女出展作品です。
最終更新:2010-11-13 10:41:45
4572文字
会話率:27%
ある求人情報をもとに、メーカー指定運送会社の契約ドライバーになった稲田久志。その日に連絡を受け、業務仕様通りにトラックを運転し、指定の倉庫に家電品を運ぶ、そんな深夜労働である。倉庫の主は清水仲道と言った。久志に気安く接するが、倉庫の中に通
すことはなかった。ある夜、巡回中の警官からトラック襲撃事件の話を聞き、久志はあるアイデアを得る。それは業務仕様にある「検閲」の実態を知るために思いついたものだった。折しもその夜、久志は倉庫に入る機会を得、外箱に不自然な凹みがある家電品が置かれているのを見る。思いついた仕掛けは早速三日後に試されることになる。
三日後、久志はいつもより三十分早い検閲と納品の指示を受けていた。卸売を受け持つ倉庫では買い付けも行われる。この日はその買い付けに立ち会う名目で久志は呼ばれたのだった。豊川勢至と名乗る買付人は曰く付き品の専門。それらを買い叩くように取引を進めていく。不正ではないが、久志の疑問は大きくなる。自身の運転で生じた不具合ではないことを示す必要もあるが、清水が買い叩かれずに済ませるためにも重要だ。しかしながら、仕掛けによって得られた証拠は不十分な結果に終わった。
久志は再度仕掛けをセットし、業務に臨むが、その日の検閲では不審な動きは確認できず、空振りとなる。だが、収穫はあった。
先のパトロールで会った女性刑事、森下若葉は襲撃事件の真相を追っていた。久志はそれに乗る形で、証拠の獲得に万全を期す。台風が近づく夜。業務を終えた久志はトラック車庫に戻り、仕掛けを確かめようとするが、何者かによってすでに見破られてしまっていた。すると、記録済みの証拠を取り戻そうと、見覚えのある車とともに男が現れた。事態は一気に緊迫する。
久志がこの仕事に就いたきっかけ、二年前の台風の夜の事件、そして真の黒幕とその隠された理由などがこの嵐の夜に明らかになっていくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-30 22:15:19
15018文字
会話率:62%
ふと夜中に目が冴えたときにまとまった倫理的テーマをいくつかまとめています。
主として小説を書く暇も読む暇もない方にどうぞ。
ちょっとした小説のアイデアのタネくらいにはなるはず。
キーワード:
最終更新:2010-03-02 22:06:19
548文字
会話率:0%
それは誰も其の眸にも映すことなく。誰も触れることもできず。“時間”という概念の独り言。そう、それこそ虚無である。
最終更新:2010-02-21 01:37:35
435文字
会話率:0%
幻獣と呼ばれる人在らざる者と、人が暮らす惑星アリシア。
幻獣との契約により、人在らざる能力を持つ契約者<シンビュエント>と、
幻獣を似せて人工的に造られた、人工精霊との契約者<ユーザー>の存在。
能力値の高いシンビュエントに対し、能力値
が低いものの、数で圧倒するユーザーの出現により、世界のバランスは崩れ始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-01-08 02:59:46
8598文字
会話率:22%
残っているのは、狐という少女に首を絞められた記憶だけ―・・・。
確かに僕は、狐に首を絞められて殺されたのだ。
なのに僕は生きている。死んだはずなのに、生きている。
そして、僕は狐に会うべく、狐との記憶の場所へ向かう。
最終更新:2009-12-29 01:17:44
6802文字
会話率:31%
特異点がみんな集まればいいよというアイデア倒れになりそうな話
最終更新:2009-12-01 19:58:37
1182文字
会話率:33%
イデア論理というものを知っているだろうか。ナルキッソスという人物を知っているだろうか。
十月、静かに景色が赤く黄色く茶色く変貌を遂げる、この虚しい季節。二人の青年が、いた。
心の空虚は未だに、埋まらない。
最終更新:2009-10-09 18:18:06
4038文字
会話率:63%
学園都市。東雲学園の大学生である無涯黎夜はドタバタな日常を満喫していたが、突如として『裏世界』という世界の暗部で起こる戦いに巻き込まれていくこととなる。少女が語る英雄の力とは?そして直面した問題に対して黎夜が出した答えは?これは一人の少年が
ひとつの世界で日常と非日常を戦い抜く物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-04-10 00:06:57
312870文字
会話率:29%
治安の悪化に悩む小藩での治安回復のアイデアとは江戸時代のプロジェクトXかも
最終更新:2008-07-27 17:52:32
5007文字
会話率:63%
イデアを使う「私」は心身を疲弊させ、自らの人生の締めくくりに名高い「老人」を殺そうと決意し、会いに行くが、彼との関係の中で教え諭される。
最終更新:2008-07-03 15:59:33
12724文字
会話率:29%
ゆづるは満足そうに笑い、千登世は後ろからついていく。悲しくて哀しいおはなしの、まずは始まり。
最終更新:2008-04-13 23:15:03
3066文字
会話率:68%
何者にも犯されない犯罪のない国イデア。天空に建設されたその国には『天使』といわれる種族が暮らしていた。その天使の1人であるスワンは平和で退屈な日々を素直に享受し、何の不安もなくすごしていた。しかし、知恵の実を食べたという罪で護送されているア
ダムという『罪人』と出会った時、その心は激しい動揺へと変化していた。アダムに興味を持ったスワンは彼が罪を犯したとされる『神聖樹』へと向かう。友達であるセガル、スワロー、ダークの3人と一緒に『神聖樹』へと到達したスワン。そこで待っていたのは人の言語を理解できる奇妙な蛇だった。ここからスワンの運命は大きく変わっていく―。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-03-29 08:56:55
55971文字
会話率:58%
新しいアイデア小説ですこうごきたい
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最終更新:2008-02-18 08:09:35
1282文字
会話率:20%
人それぞれの理解しがたい悩みを旅をしている主人公が解決し、悩みを抱えたものとの心のふれあいをえて成長していく話。
最終更新:2007-10-16 13:43:53
3566文字
会話率:64%
今まで過ごして来た世界は偽りだった。唐突に崩壊する世界の中、純とその親友の隆一は隠されていた本当の世界に触れる。その真実は、二人に別々の道を歩ませていく。純は、生き残るために戦う人達と出会い、そこに身を投じる事を決める。隆一は、純達を敵とす
る者達に触れ、自らの意志に従って動き始める。別たれた二人が再び交錯する時、世界は変革の時を迎える――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2005-09-25 16:20:29
106279文字
会話率:34%