憧れの世界で、かつてゲームとして存在していた世界で暮らして、既に四年ほど。
かつては、それを心から望み、己の妻さえおらぬかもしれぬというのに選択したはずの世界だというのに。
既に、そこにあるのは憧れが現実となった、その事実に打ちのめされた哀
れな存在。
元より定めた期日を己意志で前に倒し、只今となっては、終わりに向かうための末期の旅。
その果てにあるのは、積み上げてきた物との対峙と、叶えられなかった願いばかり。
拙作「憧れの世界でもう一度」の結末だけを、先に提供させていただくことといたしました。
此処までの道に興味を持っていただけるのであれば、随分と長い話となってはおりますし、現在も執筆が続いておりますが、そちらも併せてお読みいただけましたら幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-16 00:10:00
54477文字
会話率:32%
目を覚ましたのは、見覚えのない打ちっぱなしのコンクリート、それに覆われた部屋。
なんでそんなところで、それも分からなければ。誰がここに、それも分からない。
分かる事なんて何一つない。ただ、分かったことは、繰り返す殺し合い、それをしなければい
けない、ただそれだけ。
他の参加者、プレイヤーは一芸に秀でていて、彼は常にかられる立場。しかしそこには問題が。
繰り返される殺し合い。その中で、このゲームの謎を解き明かす。それを目標に参加者たちは知恵を絞る。
誰も彼もなぜこんなところにいるのか、それが分からないのだ。
そして、ある人物、一人以外は一刻も早く、こんな状況を抜け出したい、ただそう願っている。そして、その人間はあまりにも能力が低い。全てにおいて。
彼なりの努力、全力など斟酌にも値しない。だからこそ、このゲームは苛烈さを増していく。
6人の参加者による、そこにあるあらゆるものを利用した上での殺し合い。それが終われば、互いを探る時間。
果たしてこのゲームにエンディングはあるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-18 22:00:00
23763文字
会話率:38%
角を曲がるとそこにあるのは街の銭湯
温かく出迎えてくれる暖簾は、僕の明日をぼんやりと導いてくれた
キーワード:
最終更新:2024-09-07 18:10:40
1117文字
会話率:0%
『ハンター』 人々に害なす魔獣と戦い、これを退ける存在。
旅のハンターに出会い剣を貰ったことで、少年――、ノエルの冒険がはじまった。
ノエルは様々な出会いや戦いの中で、自分の求める強さと居場所を探し求めていく。
手を伸ばせばそこにある、剣と
魔法と冒険の世界。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-06 21:19:11
74629文字
会話率:24%
小さな村に住む主人公ギンガとその幼馴染エステルは、ある日村長から与えられた魔物討伐ミッションをしていたところ、自分たちが住んでいる村の方向から黒い煙が立ち上がっているのが見えた。
慌てて村に戻ったギンガとエステルだったが村は多数の魔物に襲わ
れており、村の警護団が魔物と戦っている状況であった。
ギンガは剣を使って魔物と戦おうとするが魔物は強く、簡単に剣は折れてしまった。
素手でも戦おうとするギンガであったが村長に止められ、村近くにある洞窟へ向かい、そこにある剣であれば魔物を倒すことができるという話を聞く。
しかし、その洞窟とは村長が昔から出入りを禁止している洞窟であった。
洞窟へ向かうギンガとエステル。
洞窟へ入るとそこには、地面に置かれている柄(つか)があった。
おそらくこれが村長が言っていた剣だと思ったエステルは、柄を引き抜こうとするが、引き抜くことはできなかった。
続いてギンガが柄を引き抜こうとするが、やはり引き抜くことはできず、ギンガは悔し涙を流す。
涙が柄に触れた瞬間、柄から強い光が発されると、大きい赤色の精霊が現れる。
大精霊イフリートと名乗る精霊がギンガに対して尋ねる。
「お主に問う。何のためにこの剣を欲する。この力を手にいれてお主は何を為す。」
ギンガは答える。
「俺はただ、大切な人たちを守るだけの力が欲しい。」
理由を聞いたイフリートはギンガと契約し、ともに戦うことを誓う。
柄を引き抜こうとするギンガ。
柄を引き抜いた瞬間、ギンガとエステルは驚愕する。
なんとその柄には刀身がついていなかったのだ。
果たしてこれで戦うことができるのか疑問をもちながらも、急いで村に戻るギンガとエステル。
村に着いたギンガとエステルだったが、村は壊滅状態であった。
慌てて生存者を探すギンガとエステルの前に魔物と戦う村長がいたが、村長はやられてしまい、ギンガたちに生存者は教会に立て籠っていることを告げると息を引き取ってしまう。
ギンガは、エステルに教会に行って負傷者を治癒するよう指示する。
周りには多数の魔物。
怒りが頂点に達するギンガ。
ギンガは大声で叫ぶ。
「来い!イフリート!!」
するとイフリートが現れ、ギンガが持つ柄に吸収されると、炎を発する大剣へと姿を変える。
そう、この剣は『精霊剣』と呼ばれる、精霊を宿すことで戦うことができる伝説の武器だったのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-01 16:18:54
98228文字
会話率:59%
郊外の住宅地にある北条家のリビングには17年前から同じ場所に置かれ続けている小箱があった。さりげなく空間に溶け込んでいて住民はもはやそこにあることを意識すらしていない。
小箱はこの家の娘が18歳になったら開けられることになっている。
娘はも
うすぐ17歳。いびつな平和を保ってきた北条家の時間がいま、ゆっくりと動きだす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 08:27:53
16423文字
会話率:49%
これは壊れた少女の噂だ。
現れては手を差し伸べる。不気味で無意味な怪談。
騙れぬ、語れず…彷徨うばかりで手を差し伸べるしか出来ない出来損ないの怪談。
恨みも、怖さも、何もない。
地面のようにそこにあるだけで。
灰のように色どりが無く。
ただ
の塵のようなあるだけのもの。
ゴミ以下の怪談。
…その噂噺。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 14:14:18
14041文字
会話率:13%
『百物語』
怪談を100話語ると、本物の『怪』が現れるという、古くから伝わる怪談話。
──『妖怪』なんて、現代科学の名の下に全て解明されたはず、だって?
──『怪談』なんて、古ぼけた妄想話だ、だって?
いいえ、いいえ。
古から闇の
中に存在していた彼らは、闇がそこにある限り、消えることはないのです。古から人が綿々と時代に合わせて生活様式を変えてきたように、彼らもまた、現代世界に溶け込むように存在し続けているのです。
試しにひとつ、お聞かせいたしましょう。
これは、現代に生きる『怪』を集めた、小話集でございます……──
※この作品は「カクヨム」にも掲載されています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-27 00:18:19
100665文字
会話率:40%
それぞれ違った青春道を歩き続ける男のロマン物語。
苦労しても見知らぬ、見果てぬ夢を追い続ける男たちの夢追い青春ドラマ。
自分を捨てたかもしれない親を探して、そこにある青春の場で葛藤する人生も良しとして生きる。
社会の矛盾を捨てて、自分で新天
地を求め、葛藤するのも青春と思い、田舎暮らしで奮闘する青春。
親に恵まれない子供が金も持たずに目的もなしで、野宿しながら乞食旅をして青春を探す人世旅、、いろいろな青春がある。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-26 02:20:59
23365文字
会話率:10%
「僕と結婚してください」
高級レストランで、勇気を振り絞ってプロポーズをした川野陽介だったが、なぜかジュエリーケースの中からそこにあるはずの『婚約指輪』が消えていた。
バイト生活なのにお金に不自由していない妹の蘭、悪友で陽介から借金
があるトオル、会社の同僚で陽介にストーカーまがいの行動を繰り返す内藤飛鳥。次々と浮かびあがる容疑者たちを前に平凡で気弱な陽介は苦悩の日々を送る。
そんな陽介が頼りにしたのが、母が長年信頼を寄せている宝石売り場の赤坂だった。
「僕の婚約指輪はどこに消えたのでしょうか?」
困り果てた陽介に、赤坂が探し当てた『犯人』は予想もしない意外な『人物』だった。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-25 16:02:10
24705文字
会話率:32%
たとえば春の庭で。出かけた先の道端で。
〝おいしい〟はけして自分からは主張せず、けれどいつも、そこにある。
祖母のあとを継いで外国人専門の下宿を営むすみれは、ひょんなことから野草を使った料理を作ることになる。
次第に普段は見過ごすだ
けの野草がおいしい料理に変身することに魅力を感じはじめたすみれは、発想の転換として野草料理の本を紹介してくれた図書館司書の田屋や下宿人のみんなとともに料理を楽しむように。
やがて、すみれと田屋の間にも変化が訪れて……。
すみれの周りは、今日も道端七変化でお腹いっぱいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 23:00:00
133472文字
会話率:44%
とある旅人と、“迷いの森”に建つ高い塔の上に住む猫のお話。
御用で都へ向かう旅人は、森の手前で宿屋の主人から警告される――この先は“迷いの森”だから、迂回したほうがいい。
しかし好奇心旺盛な旅人は、主人とある約束をして森へ入る。そこにある
のはごくごく普通の森で、順調に歩んでいく旅人の前に高い塔が現れた。その塔には、天文学者の青年ライナルトとシルバーグレイの猫クリスティーネが住んでいた。
都路の休憩のつもりが旅人は天文学者と意気投合し、すっかり日が暮れてしまった。そのまま旅人は一夜の宿をもらう。
翌朝、天文学者と猫に見送られて、旅人は出発した。
都に着き御用を済ました旅人は、きた道を戻ろうとする。
再び森に入ろうとする旅人に、都の人はこんな噂を旅人にきかせる――あの森は、昔、政略結婚を嫌がった姫さまとその兄王子が隠れて住んでいる森で、森を荒らすと不幸が起こるから避けたほうがいい。
あの天文学者との再会を楽しみにしていた旅人は、そんな噂に気にかけることなく森に入っていくのだが……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-10 19:30:00
82864文字
会話率:25%
【聖剣】【スキル】【シットフー】
異世界に召喚された勇者として、そこにあるべき超能力は、紫苑は基本的にすべて持っている。 そして彼の使命はただ一つ、女神の願いに応え、魔王を倒すこと。 しかし......。 "魔王は倒さなくてもいい
んでしょ?" ガッツの脳裏に数々の=イメージ=がポンッと浮かんだ。 "まあ、それが魔王を倒す正しい位置なんだけどね。 "折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-08 23:31:59
2548文字
会話率:0%
岡山県砂賀町、そこにある神社では年に1回特に重要な神事が行われていた。
最終更新:2024-07-07 00:00:00
631文字
会話率:0%
冒険者が、そこにあるといわれているものを目指して探し回る。
最終更新:2015-11-01 00:00:00
277文字
会話率:0%
2025年4月。中国は決断した。
中国人民の悲願である台湾統一を。
そして戦略的な要求により、沖縄の先島諸島侵攻をも。
日本を沖縄・台湾同時侵攻という未曽有の危機が襲う!
中国側の情報・世論工作に、日本社会は気付くことが出来るのか?
侵攻意図を秘匿する中国に対し、政府の防衛出動命令は手遅れにならないのか?
そして自衛隊は、沖縄の先島諸島を守ることができるのか?
圧倒的な中国軍の前に、台湾は抵抗しきれるのか?
中国の陰謀に巻き込まれた母娘の運命は?
超楽観的展開(Easy mode)で、今そこにある危機を描くシュミレーション小説。
※本作品は2023年に、執筆した「沖縄・台湾侵攻2025 Easy Mode」を、各種大賞への応募のため、内容を整理した作品です。
50万字に達していた文字数を、38万字まで削減しています。
削減したのは、主に米軍の戦闘パートです。文字数を減らし、民間人パートの比率を増やし、テンポを改善したつもりです。
従来の作品は「完全版」としています。
※※※完全版をお読み頂いた方は、敢えて読まなくても大丈夫です!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-27 22:47:09
381404文字
会話率:13%
2025年4月。中国は決断した。
中国人民の悲願である台湾統一と、沖縄人民の解放を。
日本政府と自衛隊は未曽有の危機から沖縄を守ることができるのか?
圧倒的な中国軍の前に、台湾の運命は?
今そこにある危機を描く。
最終更新:2024-04-19 20:05:38
497563文字
会話率:12%
『戦後暦200年』文明を崩壊させた戦争から、二世紀が経った世界。
黒い義手を持つ傭兵の少女イブキは、宇宙を目指す少年ノアと出会う。
「友達に会いたいんだ」戦争中に打ち上げられ、今も衛星軌道を漂う機械の友達と。
「会いに行こうよ。200年
前のお姫様に」
旅立った彼等を、荒野に潜む自律兵器たちが待ち受ける。
【壊れかけた世界でも、垣間見た希望はそこにある――!】
荒廃した世界を旅する少女の【SFアクション小説】!!
*イラストを「しぐなる。」様、ロゴデザイン等を「友利まつり。」様にご協力いただいております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 13:14:44
128295文字
会話率:44%
大きくのびをした
彼は白いうねりをあげて、優しげに呼びかけてくる
おいで
あそぼう
子供もまた、それに答える
まってくれ
今行く
早く、早く
せかしてくる
小さな素足が
黄金色の大地を駆けめぐる
風が
小さな背中を
おす
先に行ってるよ
追い越していく
小麦色の肌が
疑うことなく受けいれる
そこにあるものすべてを
水しぶきが上がった
時が止まり、静寂が訪れる
少年は流離い人だった
瞳をとじると
人魚の唄声がきこえる
鳥たちの
自由が降りかかる
潮騒は
揺籠だった
おやすみ
少年は大地の子供になった折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-12 22:47:35
222文字
会話率:0%
一話完結。短編連作。
不確かなものの、確かにそこにある想い。
器を失った人と、それを見ることができる者とが出会う話。
最終更新:2024-06-09 17:36:11
47913文字
会話率:32%
6章にしてやっと学校に到着しました、よっぽど長い通学路だったのでしょうね。見知らぬ男に、FASに呼ばれた、君徳。そこにあるsquare Sとはいったい…初めての学校で迷子になる、莉乃どうなってしまうのか!
最終更新:2024-06-03 21:24:34
1072文字
会話率:52%
そこにある。そこにいる。けれど存在していない。(※重複投稿しています)
キーワード:
最終更新:2024-05-25 03:00:00
211文字
会話率:34%
逃げない理由が、逃げられない理由が、逃げたくない理由がそこにあるから。(※重複投稿しています)
最終更新:2023-01-22 13:00:00
1158文字
会話率:0%
概念を象徴する化け物「柱」が降臨する町、神亡町。そこにある新神蔵高等学校の生徒会長を務める天川琴音は他の生徒メンバーと共に「柱」の力を借りて問題を解決していくことになる。
最終更新:2024-05-18 22:30:21
892文字
会話率:83%