「この世には不可思議なものがあるものだね、あかりちゃん」
「そうだね。例えば因幡さんの背後でずっと立ってる首なし幽霊とか」
「そういうことは早めに言ってほしいなあ。早く除霊してお願い」
北東に傾いた貧相なアパート、埃をかぶった看板、九官鳥
を締めているような音をあげる玄関扉。
年季の入った角部屋に住んでいる因幡かをるは探偵だった。
此処から徒歩五分足らずでたどり着ける位置にある小さな事務所を一人で切り盛りしている。
鳴かず飛ばずの探偵業にその日も来ない客を待ちながら新聞を読んでいた。
ソファの背もたれに腕を預けて吸う煙草の味を噛みしめていると、錆付いた呼び出し音が鳴り響く。
いそいそと営業笑顔で玄関を開けると、そこには近所の高校の制服を着た女子高校生が立っていて、挨拶を交わすような口調でこう言った。
「貴方、このままじゃ数週間以内に死にますよ」
憑かれやすく売れない男探偵と、物理除霊が得意な最強女子高校生(ゴーストバスター)が送る、愉快で奇怪な怪奇譚。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-18 23:09:32
2056文字
会話率:4%
アラン・クラヴェルが全てを思い出したのは、五歳の誕生日を迎えたその日のことであった。
それは所謂前世の記憶であり、直後にこの世界には魔法が存在していることも知る。
しかもそれはなんと、見覚えのあるもの――プログラミング言語で構築されて
いたのだ。
しかし憧れであった魔法が使えると思ったのも束の間、アランはすぐに失望することとなった。
魔法を構築するそれが、所謂クソコードだったからである。
だがそのことが逆にアランのやる気に火を灯した。
憧れの魔法がこんなもので成り立ってるなんて我慢がならない。
そう決意したアランは、まずはそれをどうにかするために魔法の解析を始めるのであった。
※タイトルやあらすじにプログラマーとかプログラミング言語とか書かれていますが、内容は基本気楽に読めることを目指して書いていますので、よろしければ暇潰し代わりにどうぞ。
※2016/9/28 総合日間1位、2016/10/3 総合週間1位にランクインしました。皆様の応援のおかげです。いつも本当にありがとうございます。
※第一部完結。第二部再開未定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-12 12:00:00
447603文字
会話率:34%
数いる菩薩の中でも存在感が目立ってるお地蔵さんについて、詳しく書かれてるお経、地蔵本願経をおばかノベル化してみますた。気も遠くなるほどの大昔、ある若者がカッケー聖者になるべく誓いを立てました。それから彼は菩薩となって、天界から地獄の底までさ
まざまな場所へさまざまな姿で転生しながら「衆生」を苦しみから救い続けてきたのです……たとえばこんなふうに?(* 内容にグロい描写があります、ご注意ください)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-29 20:00:00
48318文字
会話率:21%
私は何故…後輩君に絡まれるのでしょう
ただ静かに窓の外を眺めて目立たないように…友達からは逆に目立ってると言われるがそれがもう習慣化してしまったのでやめられない
そう、私はただの人見知りだ
なのに…なぜ!?
しかも、
「せんぱーい
!今日も来ちゃいました〜♪」
神出鬼没で
「先輩!なんで他の人と話してるんですか!?」何故か嫉妬して
「先輩一緒に帰りましょ!」
よく付きまとってくる
何とも面倒くさそうな子だ…でも可愛い子なんだよ!!だからほとんど許してしまってしまう
だから、よく隠れてるけど何故か直ぐに来る
本人曰く「先輩の事ならなんでも知ってますから!」とストーカー紛いな事を言う
だから毎日隠れる…私はいつからこんなに動くようになったのやら
さて、今日はどこへ隠れようか…そう思う日々
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-12 16:26:13
1135文字
会話率:63%
文春(センテンススプリング)って役に立ってるのかなあ?
アイドルや芸能人の秘密を暴いて、何がしたいんだろう?
キーワード:
最終更新:2016-05-07 20:01:45
364文字
会話率:50%
思いつきで書きました。
キーワード:
最終更新:2015-07-29 22:16:34
3575文字
会話率:50%
涼子は営業ウーマン。今日も今日とて後輩鈴木君と外回りの毎日。梅雨明け間近。町は夏休みを控えてなんとなく浮き足立ってる。カーラジオから流れてきた一人の少女の告白。それと共に思い出す、かつての出来事。女の子達の夏の髪。夏はもう始まってる。
最終更新:2015-07-20 09:13:56
3496文字
会話率:73%
何気なしに空を見ていた。
僕は空が好きだ。
だから、それを見つけたのは
偶然だった。
飛び降り自殺、しようとしてる人。
高いマンションの、屋上。
柵を乗り越えたこちら側に
人が立ってる。
下を見つめて、動かない。
まさに…、って感じ。
最終更新:2015-07-15 17:15:08
821文字
会話率:0%
無職の俺はいいことがありそうだと思い、ハローワークにでも行こうかなと思うほどいい気分であった。
…あの時間がくるまでは。
最終更新:2015-06-15 09:46:35
2240文字
会話率:33%
この物語は、主人公が静かに暮らすことを目標に、目立つことを避けまくる物語です。作「とか言ってるけど、君それなりに目立ってるからね。(笑)」ユ「うるせーーー!!ゴハ(吐血)」
作者が暇つぶしに書いているので更新が不定期ですがよかったら読んでく
ださい折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-18 09:19:53
14700文字
会話率:59%
温暖化が進み、海抜が5m上昇した西暦2030年の地球。
環境省から突然、出向の辞令を受けた坂本菜穗子は、憂鬱な気持ちで異動先に向かった。彼女の出向先、そこは「温暖化対策委員会 緊急対応室」。
異動初日、出勤してみると、部内は殺気立ってる。環
境テロリストによる犯行予告があり、その日の正午に足立区千住西地区の堤防を爆破するという。菜穗子は自身の挨拶も満足にできないまま、緊急事態に直面する。
※第6回野性時代フロンティア文学賞に応募、落選した作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-03-17 11:15:55
60014文字
会話率:49%
日本国内。とある場所に設立されてる私立ニコパティ学園
この学園は日本でも知られてたり知られてなかったり・・・いわゆる特殊な学校である
どこが特殊かって?
例えを上げてみよう。
1.生徒の名前は本名ではない。いわゆるネットのハンネと呼
ばれるものである
1.生徒会の権力が異常
1.生徒会で暮らせる。むしろなんでもできるレベルの改造(主にとある人物による職権乱用)
1.単位?必要ありません(((
1.出席日数だけが必要です
1.総生徒人数は実は不明
・・・とまぁ・・・これだけで実は一部なんですよね。
いかに特殊かわかりましたか?
主にスポットが当たるのはこの生徒会室なんですけれども・・・こんなハチャメチャな学園の生徒会・・・どうやって成り立ってるか、みなさん気になりますよね?
それでは・・・そんなハチャメチャで、カオスで楽しい世界に・・・ご案内いたしますね♪
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-22 00:21:03
3914文字
会話率:75%
玄関開けたら落とし穴に落ちて、キャラつくって、転生して、召喚されました。
作ったキャラで魔王倒しに行くことになったけど、なんかこの国きな臭い…
死亡フラグ立ってるし…
俺どうなるんだろ…
普通の女子大学生がcharacter mak
ingして作ったキャラで異世界を旅する物語です。
主人公最強設定です
マイペースな主人公の異世界ライフです
注・主人公の性別は女です
男兄弟で育ったため、男みたいな口調の時があります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-23 19:00:00
41992文字
会話率:38%
「恋なんて、しない」が口癖の望。心の奥底で「多くの犠牲の上に成り立ってる自分」と罪の意識に苦しむ芳音。そんな二人が12年ぶりに再会し、再び時が動き出す。――『Canon』シリーズ最終章。
最終更新:2013-07-24 20:27:49
522441文字
会話率:47%
世の中には変な趣味や性癖を持った人がいる
普通なものから、中には犯罪スレスレな趣味を持つ人も居るだろう
そんな人に比べてたら自分はまだマシな方だと思う・・・まぁ、友人には言えた趣味じゃないんだろうけど。
駅から徒歩15分位のちょっとだけ
人通りが多い通りにある少し変わった
自販機、通称『異次元(パンドラ)の箱』
“フレッシュ100%緑茶”“妙に元気が出る水”“新感覚つぶあん大福サイダー”
ふと目にするだけでも多種多様で摩訶不思議なジュースが並び立ってる
ある人は興味本位、またある人は度胸試し、中にははまって同じ飲み物を何本も買う人もいる。
そんな変な自販機の周りで、買って行く変人と関わるのが俺の唯一つの変わった『趣味』だ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-24 15:00:00
2173文字
会話率:31%
いつもと変わらない日々を過ごしていたアリスは、偶然見つけた『デカイ穴』に落ちた。そしてたどりついた先は・・・心地よい風が吹く丘?てか・・・なんだろう・・・目の前にニコニコした美青年が立ってる。・・・あれ・・・オレ、疲れてんのかな?・・・美青
年さんの頭にフサフサした何かが・・・見え((折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-03-15 20:07:58
779文字
会話率:31%
どこにでもいる普通の女子中学生。
家に帰ると、誰か立ってる・・・。不審者かな?
・・・目の前に羽根が生えた大胆でやたらとエロい女性が。
そして彼女は一言「おめでとうございます。貴女は人ならぬ者を統べる頂点になりました。」
最終更新:2012-10-12 21:54:20
1481文字
会話率:0%
初めてのホラー小説というか。そもそもホラーとして成り立ってるのかあやしいけれども、とりあえず完結ということでアップしました。どうぞお楽しみください。
キーワード:
最終更新:2011-08-01 17:26:49
7172文字
会話率:23%
満員電車でなんとか席を確保した俺は突っ立ってるより座ってるほうが遥かに退屈なことに気づいた。なので妄想を召喚してみた。そんな五分間のお話。 第三回五枚会参加作
最終更新:2010-12-04 20:00:00
1886文字
会話率:30%