窓に張られた蜘蛛の巣にかかった蝶が、今、力尽きようとしている。 5年の恋が、後輩によって奪われた紗和は、元彼の健一と、一緒に働いていた会社を退職した。 新しい会社で、紗和の周りに自然と集まってきた仲間達と楽しい時間が過ごしているうちに、その
中の1人、健一と同じ高校だった航大と会い、2人の距離はだんだんと縮まっていく。 航大は、初めは健一への嫉妬から紗和に近づいたが、なかなか心を開かない紗和に、だんだんと惹かれていく。 ある日、健一が職場で倒れたと聞き、再び会った健一と紗和は、後輩の嘘による誤解で、2人は別れてしまった事を知る。 本当の事を知っても、すでに航大と付き合っていた紗和は、健一に別れを告げ、そして、航大にも別れを告げた。 紗和は、自分をおいて出ていった母を、ずっと憎んでいた。誰かを裏切ってまで、自分だけ幸せになる事を、紗和は許せなかった。 新年度になり、秘書課に配属になった紗和。女性だけの閉鎖的で封建的なその部所は、厳しい女課長の下、教育されたエリートの集団とも言われた。 少しずつ、ついていけなくなってきた紗和は、風邪を引いた事をきっかけに、会社へ行く事ができなくなってしまう。 心配した健一と航大が紗和の家に入ると、そこには、すっかり心が壊れてしまった紗和がいた。 健一は、紗和の父に連絡をとり、幼い頃に築けなかった親子の関係を取り戻そうとした。 しかし、紗和が心を閉ざしてしまった原因は、他にもあった。 航大が、秘書課の中に良くない噂がある事を知り、健一に伝えた。昨年、新人の女の子が、その事で自殺をしていた。 時々、ひどく怖がる紗和を見て、健一は、自分の家に連れて行く事を決める。ちょっとした事がきっかけで不安定になる紗和を、健一はその度に、そばについて落ち着かせた。 会社で仲の良かった航大達5人が、紗和を元気づけようと、会いに来た日、紗和は会社であった事を、健一に話す。 みんなの協力を受けて、紗和が職場へ復帰する日がくる。 そして、健一との新しい生活が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 03:51:07
57086文字
会話率:61%
主人公の黒河哲也には彼女がいる。しかしその彼女は学園の王子様と言われており、女の人と手を繋いで歩いていたり、俺に見せつけるようにキスまでしていた。
だから俺は……
最終更新:2024-11-10 22:54:47
15773文字
会話率:69%
恋をしたら人生薔薇色。
そんなのおとぎ話の世界でしか存在はしない。実際は出会って別れて、また出会って...ぞの繰り返しにしか過ぎないんだから。
恋をして夢見てもいつかは別れる時が来て辛い思いをする。それぐらいなら恋なんてしなくていい。人生に
おいて恋が全てだなんて誰が唱えたのよ。
運命がどうのとか知らないけど、私はそんなスピリチュアルみたいな話絶対に信じないんだから!!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 07:36:42
2469文字
会話率:57%
代表作の『運命の相手とは来世で結ばれたい』で、ひろきの優しさ故に別れてしまった二人。
そのとき、ゆまが自分の気持ちを素直に伝えられていたらもしかしたら何かが変わっていたのだろうか。 過去は変えられないが、信じていれば奇跡はおこる…かも
しれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-05 22:19:29
3210文字
会話率:36%
科学世界と魔法世界に別れて戦い続けた星。現代では音速の戦闘機が飛び交い、竜を模した鋼鉄の騎竜が空を踊る。やっと停戦して七年…互いに憎しみ合う人々は、また新たな戦いに飛び込もうとしていた。騎士になったばかりの少女が灰色の竜を見た時、新たな伝説
が始まり、少女は空を飛ぶ。自分の憎しみと向き合い、やがて世界の空を飛ぶ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-31 21:00:00
113114文字
会話率:42%
大和高校に通う2年生
織田 信一と瀬川 愛
二人は容姿端麗、頭脳明晰、スポーツ万能の完璧な男子と女子だった
そんな二人は幼馴染みで恋人、学校の皆は学校きっての美男美女の完璧カップルに
HSC(ハイスペックカップル)と呼んで称え崇めていた
しかしとうの二人は長年一緒に居たため熟年夫婦の様な関係まで冷え込んで所謂【倦怠期】を迎えていた、一緒に出かける事もなく会話も続かない、そんな二人は人には言えない秘密があった。
二人はお互いネットゲーにドップリハマってこの中で出会った異性に恋をしていた、リアルの恋人との関係を疑問に感じていた二人はネットゲーの中の恋人に相談する
「そんな無関心な男と別れて俺と付き合ってくれ!ラブ!」
「そんな冷たい女なんか別れた方がいい!私ならノブーを幸せに出来るから!」
お互いのネットゲーのパートナーの言葉に後押しされて二人は長年の関係に終止符を打つ
「信一、私好きな人が出来たから私と別れて」
「愛、丁度良かった俺も好きな人が出来たから同じ事言おうと思っていた」
こうして二人は別々の道を歩む・・・・
はずだったが
お互いのネットゲーの相手はつい先ほど別れた元カノ元カレだと言うことを二人は知らない
すれ違いの中で二人に好意を持つ人達が別れた二人に対しアプローチを始める
果たして二人はすれ違いの先に何を見つけるのか
ネトゲからはじまった迷走恋愛物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-30 12:00:00
99656文字
会話率:74%
私にはいつも一緒の友達がいます。
友達の名前はあゆ子、いつも一緒の仲良しなの。あゆ子はいつも私と遊んでくれるし、
寝る時も一緒。私はとても幸せ。
そんなある日、あゆ子が部屋に異性を連れて来たの。その異性の名前は健二と言うらしい。
健二はとて
もイケメンで素敵な人。
私はとても気にいったの。
すると、健二は私を見てとても可愛いと言ってくれた。
その後も、何度かあゆ子の部屋に来た時は、必ず私を誉めてくれた。
そんなある日、健二は私の目の前であゆ子に告白したの。
私に一目惚れしたと、だからあゆ子とは別れて私が欲しいと。
あゆ子と私は友達だったけど、私も健二が好き。
あゆ子は信じられないと泣き喚いて、健二に私を投げつけて追い出したわ。
私は健二の胸に抱かれて健二の家に向かったの。まるで駆け落ちね。
あゆ子には悪いけど健二と幸せになるね。
健二の部屋に行くとそこから、冷たい視線、嫉妬の視線、怒りの視線、諦めの視線が私の体を貫いたの。
そこには、沢山の人形が並んで置いて合った。
健二は私をその人形達の横に置いて言ったの。
さぁ、新しい僕の花嫁だよ。皆仲良くしてね。
そう、健二は人形しか愛せない性癖の持ち主だった。勿論私も人形。
あぁー針のむしろの中で私は過ごさないと行けないのね。 あゆ子との生活に戻りたい。
あゆ子ごめんなさい。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-10-28 07:12:52
549文字
会話率:0%
大昔、地球が誕生し、大陸、空、海、そして生物が生まれた。
大陸は、東の大陸と西の大陸に別れていた。
その中でも東の大陸には魔物が住み着いていた。西の大陸には人間や動物が生きていた。
東の大陸の中から魔王が生まれ、世界を支配しようとして
いた。
だが、魔王の野望を打ち砕こうとする古の勇者とその仲間が現れた。
死闘の末、古の勇者の命と引き換えに魔王は倒された。
それから約2000年後、再び魔王が現れた…
これは古の勇者の血を継ぐ青年が魔王と戦う物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 19:28:20
20799文字
会話率:51%
生きる事なんてやめてしまおう、そう思った琴葉の前に現れたのは耳が聞こえなくなっていく音でした。
音がくれる世界に魅了されていく琴葉は、生きる事を続ける事に決めた。
そんな二人の交際をよく思わない音の母と琴葉の父。
音の母は、何も知らない琴葉
を嫌い、琴葉の父もまた耳が聞こえない音を嫌うのだった。
そんな周りの雑音《ノイズ》に振り回される事なく同棲を始める琴葉と音。
このまま順調に結婚に向かって行くのだと思っていたある日、音の母が音の元へやってくる。
音から家を追い出された母は、帰り道に琴葉と出会い。
琴葉に音と別れて欲しいと告げる。
周りの雑音《ノイズ》が聞こえなくなって平和な日々を過ごしていた琴葉の耳にまた耳障りな雑音《ノイズ》が入ってくる。
そして、音もまた……。
自分と琴葉を取り巻く雑音《ノイズ》に振り回され始める。
聞こえるとか聞こえないとか周りの雑音《ノイズ》に振り回された二人が出す答えとは……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-23 17:18:58
72331文字
会話率:50%
サブタイトル
『ドアマットヒロイン、頭をぶつけた拍子に前世が大阪のオバチャンだった事を思い出す』
両親亡き後叔父家族に虐げられながら育ったジゼル。
厄介払いされるように嫁いだ家でも婚姻後直ぐに任地に赴いた夫が帰らない事から蔑まれ続けてきた
。
しかし転倒時に頭部を強打した瞬間に、ジゼルに前世の記憶が蘇る。
「ちょい待ち?ここって、前世で読んだラノベの世界とちゃう?」
ドアマットヒロイン系の物語に出てきた夫に捨てられる超モブ妻に転生したと知るや否やジゼルは考えた。
どうせ「他に好きな人が出来たから別れてくれ」と言われるんだから、もうその前にさっさと出て行ってもいいんちゃう?ていうかドアマットヒロイン?ウチの方がドアマットやっちゅーねん!と。
いつもながらの完全ご都合主義、ノーリアリティ・
ノークオリティ・ノーリターンのお話です。
誤字脱字の宝庫と思われます。自己脳内変換機能をフルにしてお読み頂けますと助かります。
アルファポリスさんにも時差投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 19:39:15
80733文字
会話率:35%
約二年前、ジュリアは恋人だったクリスと別れた後、たった一人で息子のリューイを生んで育てていた。
クリスとは二度と会わないように生まれ育った王都を捨て地方でドリア屋を営んでいたジュリアだが、偶然にも最愛の息子リューイの父親であるクリスと再会し
てしまう。
自分にそっくりのリューイを見て、自分の息子ではないかというクリスにジュリアは言い放つ。
この子は私一人で生んだ私一人の子だと。
ジュリアとクリスの過去に何があったのか。
子は鎹となり得るのか。
完全ご都合主義、ノーリアリティなお話です。
⚠️ご注意⚠️
作者は元サヤハピエン主義です。
え?コイツと元サヤ……?と思われた方は回れ右をよろしくお願い申し上げます。
誤字脱字、最初に謝っておきます。
申し訳ございませぬ< (_"_) >ペコリ
アルファポリスさんにも時差投稿します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-09 21:05:25
61521文字
会話率:30%
コジン(親友)曰く、バスケ部のエースでモテモテてクラスのムードメーカーであったユウタだが、高校2年生でバスケを辞めた。
時間を持て余す様になったユウタはバスセンターの中の掲示板にKと言うお好み焼き屋の求人を発見し即座に面接、採用となる
。勿論、この頃は病気は発症していない。
バイトではあったが、最低賃金650円の時代に仕事が出来た為、この店の最高時給である1030円まで待遇が良くなっていた。
高校を卒業すると専門学校に進学。お好み焼き屋のバイトは継続していた。バイト代は月12~13万円になり、それをブランド洋服に注ぎ込む。
専門学校を卒業すると、おみやげ物の陳列・ルート配送の職に就く。そのクライアント先でヒトミ(元妻)に出会う。完全にユウタの一目惚れであった。ユウタは20代前半で結婚した。
その時に鬱症状が出てしまう。心配した元妻と近所の心療内科(クリニック)で見てもらうとそこで初めて双極性気分障害と言う診断を受ける。
その後クリニックで処方された抗鬱薬が聞いたのか、ユウタの鬱症状は改善して行った。子供も3人生まれ(長女りこ、次女みのり、長男なおき)夫婦生活は順調かに見えた。
所が結婚生活は10年ちょっとで終わりを告げる。双極性障害の躁状態にユウタがなっていたからである。
離婚したユウタは実家に転がりこむ。しかし、ユウタは躁状態が更に悪化した。近所の心療内科(クリニック)では対処不能となりM病院に医療保護入院する。隔離3回、入院6回。ヒトミと別れてからは病院と実家に行ったり来たりであった。当面両親の世話になっていたが、知り合いのつてで、社長と出会う事になったユウタは、社長預かりの身となる。
真っ赤な他人にユウタを預けて良いものかと両親は葛藤したが、恩義ある社長を信じてユウタは社長の元でバイトをしながら、社会復帰と病状のコントロールをM病院に通いながらしている。
この物語は双極性障害(気分障害・躁鬱病)に苦しむクランケに捧ぐ魂の実話である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 13:07:56
22744文字
会話率:4%
おぼこな女の子の恋愛観。
色んな外国人に恋をして、知る努力をした女の子。
でも結局別れてしまって、口にするのは「I don't know」
キーワード:
最終更新:2024-10-03 20:29:25
824文字
会話率:19%
相互ユーザー様と別れて思うことを書きました。
キーワード:
最終更新:2024-10-03 00:08:26
1073文字
会話率:0%
群馬県東部の小さな集落で生まれ育った星野美亜は、幼いころから人ならざるものが見える特殊体質だった。
その体質のせいで嘘つきだと決めつけられた美亜は心を閉ざし、人ならざるものが入り込む隙間もない都会に憧れ、短大を卒業すると同時に三大都市の一
つである名古屋に転居した。
しかし夢見た都会での生活は厳しかった。初めてできた恋人は別れてからも金を無心する最低男で、大手企業で働くことができても雇用形態は派遣社員。
頑張っているはずなのに上手くいかないもどかしさを抱えた美亜は、ある日自宅アパートのベランダで職場の上司に瓜二つの天狐を目撃してしまう。
それから数日後、美亜は上司である指宿亮史から、元彼との悪縁を切ってやるという甘言に乗ってしまい、悪霊退治のボランティアをする羽目に!?
瀬戸物、金シャチ、ひつまぶし。神社仏閣数一位を誇る愛を知る地で織りなす、いなり寿司嫌いのドS天狐とキラキラ女子を目指す派遣社員のもどかしい恋のお話。
※作中で群馬県に対して失礼な表現がありますが、私は群馬県に滞在した経験があります。気を悪くする部分があるかもしれませんが、偏見や先入観からではなく、経験談から書かせていただいてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-02 21:42:43
129361文字
会話率:45%
小さな国の静かな村、ナキ村。
ある日、そこに3人の魔術師たちがやってきた。
彼らは強い魔力で村人たちを驚かす。
そして、村の大切な宝を奪い去った。
宝の名は安定の玉。
不思議な力が込められた小さな玉。
もろくて崩れやすい村周辺の地盤を安定
させていた。
3年後。
1人の青年が旅に出る。
彼の名はアルジ。
走りも泳ぎも戦いも村の中では負け知らず。
明るく大きな月が出た静かな夜に旅に出る。
安定の玉を取り返すために。
見習い魔術師エミカ。
警備隊の戦士オオデン。
占い師リネと弟子のミリ。
仲間たちと出会って別れて旅を続けて彼は知る。
巨大な悪の存在を。
安定の玉の本当の存在意義を。
そして、壮大な戦いに挑んでいく。
◇ 読むRPG形式で最終話まで毎日連載します。 ◇折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 21:24:02
1264665文字
会話率:40%
丹下聖。高校2年生の、ただのオタクだ。
隠された能力があるわけでも、特別人に好かれるタイプでもなければ、得意なことの一つもない極々ありふれたオタク。
だが彼には、家族にも友人にも言っていない過去があった。
小学校の頃、母親と団地
で二人暮らしをしていた時代。
その団地には、かりんという名の女の子が住んでいた。
水商売の母親を持つその子は、自分と違って親から鍵も夕飯代も渡されず、早朝になるまで家に入れず、公園で一人佇んでいた。
似たような境遇の自分が、まだ恵まれていると錯覚してしまうほどに、その子は独りぼっちだった。
ある日、いつものように母親を待っていたその子を無理矢理公園から連れ出し、夕飯代として母親から渡されていた1000円を分け合って、二人分の夕飯を買った。
それから毎日夕飯代を分け合って、3年ほど共に過ごしていたのだ。
かりんと別れて、5年も過ぎた。
高校2年生になっても、何一つ変わらない平凡な日常を過ごしていたある日、夏休み中に部活の大会で一躍有名人となった後輩に声を掛けられる。
その子は、かつて夕飯代を分け合った、かりんであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-23 16:23:10
97407文字
会話率:51%
君と別れてから十数年。
残された僕は、とあるメッセージを見つけた。
キーワード:
最終更新:2024-09-16 04:31:01
546文字
会話率:5%
世間から〝天才子役〟と持てはやされ東京で窮屈な生活を送っている詠は、小学五年生の夏休みを利用して祖父母の住む田舎へ来ていた。そこで自分を知らない少年、響と出会う。それから毎年、「また来年」と指切りをして別れては、最初に出会った神社で待ち合わ
せた。二人で明るい未来を語った。何事にも終わりがあるなんて知らなかったから。
お互いがお互いに出会った自分を好きでいる為に、二人は最後のたった一日にありったけの夏を詰め込んだ。
もう一緒にいられないのなら、もう夏なんて来なくていい。
夏も、私も、消えてしまえ。
(ベリーズカフェに重複投稿しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-11 18:27:10
123899文字
会話率:34%
――この国は、大昔に死んだ龍のその亡骸の上に創られた。
今、創生の龍の復活を企む者たちが動き始めようとしている。龍は、目醒めてはいけない。目醒めれば……
現代日本のとある町。
美津野木梓(みずのき あずさ)は、スポーツが好きな男子高校生。
勉強はほぼ不得意だが、祖父の影響で日本史だけは得意だ。
ある日の放課後、友だちと別れて帰宅途中のこと。迷子らしき幼女と出会う。そして突然、正体不明の男たちに襲われる。
何とか逃げおおせた梓は、ふと祖父が何度も聞かせてくれた伝説を思い出す……。
決して目覚めてはいけない龍に見出された少年は、運命の戦いへと引きずり込まれる。
現代を舞台としたバトルファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-05 22:07:24
127321文字
会話率:61%
「好きな人ができたから別れてほしいんだけど」
俺は幼馴染でもあり彼女でもある芳野純花(よしのすみか)から、ファミレスで突然別れを切り出された。
「俺に何か悪いところがあったのか?」
「悪いところが無いのが悪いところかしらね」
俺のこと
が好きではなくなった理由を聞いても全く納得できないが、純花は言うことだけ言ってファミレスを出て行ってしまった。
純花に振られた悲しみに苛まれ、もう死んでしまいたいと考え自暴自棄になっていたその時、俺の目に映ったのは車に轢かれそうになっている美少女だった。
そして俺はその美少女を突き飛ばし、意識がなくなってしまったのだった。
◆◇
俺が目を覚ますとそこは病院のベッドの上で、俺の目には俺にもたれかかり眠っている天使と見間違えてしまうほどの美少女が写った。
その美少女、新屋敷心姫(あらやしき こひめ)は俺が助けた女の子だったようで、俺に突然こんなこと告げてきた。
「私に恩返しをさせてください!」
こうして俺は心姫から恩返しをされることとなり、純花の何十倍も、何千倍も、何億倍も可愛くて優しい心姫と最高の関係を築いていくこととなるのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 20:13:16
145558文字
会話率:39%