ほんの少しだけ未来の世界、
急激な人口の減少に伴い日本は人型ロボットの社会参入を推奨し、
アンドロイドが人間と共に労働、生活を営むようになっていた。
中でも現在世の中に流通するロボットの7割を占めるのが「ATOMシリーズ」。
天才科学者、
敷島総一郎の発表した、人間の脳を徹底的に研究して作られた、
経験により反応、行動に変化が現れる、自己学習機能を持つAIを搭載した
アンドロイドたち、つまり「感情を持つロボット」である。
ATOMSと呼ばれる彼ら無くしての生活を不可能と見た日本政府は、
一定の審査を基にATOMSに人間と同様の社会的権利を与える法律、
「アンドロイド特別人権認定法」を立法、
科学省に申請されたATOMSが人間に準じた知能、
感情、生活能力を有しているかを審査する機関、特別人権審査室を設立する。
そんな特別人権審査室に史上最年少で採用された少女、間宮奏は
様々な環境にあり、人権の取得を願うATOMSたちと接することで
本当の人間らしさ、ATOMSと人間、それぞれの幸福を探っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-18 02:37:28
4041文字
会話率:24%
西暦2048年。少子高齢化による自治体消滅と人口の都市一極化に歯止めがかからなくなった日本政府は、バイオテクノロジーと特殊コントロール回路で生み出した巨大シロアリによって、大規模な造成計画を施行していた。その発案者であり作業員の主人公・アダ
ムは、半ば強引に、ある地方都市跡地の視察に送られる。だが途中事故に遭い、気を失った彼が見たものとは・・・!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-27 17:41:07
29936文字
会話率:35%
晴明神社包囲事件。一九七三年。京都にある、陰陽師安倍晴明を祀る神社・晴明神社に魑魅魍魎が包囲するという前代未聞かつ空前絶後の大事件が発生した。現れた妖怪ほとんどが地獄に住まう鬼どもで、晴明神社に祀られているという晴明秘術伝を狙ってどこからか
大量出現した。この年が特別な年であったのか、黄泉の国とつながったかの如く鬼が溢れ出し、京の街はたちまち大混乱に陥った。
妖怪の存在を隠しきれなくなった日本政府は、公に妖怪の存在を発表した。また、妖怪の驚異から人々を守るために第一次急急如律令を発令する。これにより、もともと天武天皇らが極秘とし独占されていたとされる陰陽術を世間一般に広げ、数が少なかった陰陽師の数を増やそうと動きを強めたのが一九七八年である。
そして現在、陰陽師学校が多く設立される中で、とある陰陽師学校の頂点を取り、現役陰陽師へならんとする二人の少年が現れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-08-15 21:44:50
30361文字
会話率:32%
近未来の日本。
資源の枯渇したそこでは、
外国への強みを自らの技術に頼っていた。
資源の替わりに労働力で釣り合おうと考えた
日本政府は、国民全てのデータ管理を徹底、
管理されたデータの中から、あらゆるジャンルにおいて最も長ける人物に「特技」
という称号を与えた。また、今まで信じられてこなかったオカルト分野を極めた人材に、
「異能」の称号を与える。
各地では、人が個人の意思に関係なく
感情に依存する現象が多発、このような
人に表れる症状は「体質」と呼ばれた。
特に、個人の意思に関係なく殺傷欲求を
芽生えさせる「悪人」の体質は、社会問題となっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-10-09 21:24:00
12096文字
会話率:34%
急速に発達した科学技術と神代の時代より受け継がれてきた魔術による大規模犯罪が頻発する近未来の日本。
政府は各省庁、企業の専門家や自衛隊、果ては魔術管理局所属の魔術師に宮内庁の魔人、異界の神までをも召喚し、大規模犯罪に対抗するため、内閣官房直
轄の戦闘機関『護国機関』を創設。
そこに所属する"魔人"の少年、那岐剣は、ある科学犯罪組織から一人の少女を救う。
あらゆる科学技術の粋を結集して造られた機械仕掛けの神である少女、結城末妃奈。
彼女の力に目を付けた日本政府は、保護と引き換えに護国機関に所属することを彼女に持ちかける。
しかし、神に匹敵する力を保有するその身体は彼女の意思では扱えず、本来の能力の一割も引き出せない。そこで政府は"本物のカミの末裔"である剣に、戦闘時には人格転移装置を用いて、機械仕掛けの神の身体を運用するよう命令。
末妃奈や中央省庁の仲間達と共に、剣は多発する大規模犯罪に立ち向かう!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-10 08:59:28
15911文字
会話率:40%
日本が大陸からの侵略により、九州圏における防衛権を放棄せざるを得ない状況となった。
オリンピックイヤーとの兼ね合いで休戦状態となったが、日本政府は、直ちに事態を打開するために、CSA(アメリカ連合)の協力の元、新型の機動兵器の開発を行う。そ
の開発を担ったナナイ工業は、量産を前提とした機体の試作機をロールアウトさせた。それに対し、他の企業が一社独占では不公平であると訴え、コンペティションが開始されることが決定する。
物語は、開発が完了した機体と他企業が開発した機体とのコンペティション直前から始まる。
主人公たちは、普通の高校生。女子が夏休み中は吹奏楽部の合宿、練習のため、遊ぶことができなくなるため、夏休み前に遊びに出かけたところ、コンペティション会場となる場所に踏み入れてしまう。一方、ナナイ工業のスタッフは、テストパイロットとして宇宙植民地より降下させた3人が、食中毒により動けなくなることが判明する。そんなときに、高校生の侵入がわかり、現場は混乱する。
拘束した4人のうち、3名が宇宙のいずれかの場所での出生だと判明する。パイロット特性があると判断したスタッフは、半ば泣き落としという形で出撃をお願いする。
数時間というシミュレーションだけで出撃した彼らは、機体が持つ能力と自信らが持つ適性により、コンペティションを勝ち抜く。
コンペティションが終わったが、軍の機密を知ってしまった彼らは、機密を守るために拘束されるか、テストパイロットとしてナナイ工業に協力するかの選択を迫られる。
そして、彼らは、ナナイ工業のテストパイロット、および、日本軍特別試験部隊として日本軍に協力することを選んだのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-27 11:18:39
14758文字
会話率:45%
――時は西暦20××年。日本は異世界に「転移」した……!
――それから十年後。「転移」による混乱より脱し、独自の復興を遂げた日本は周辺の中小諸国や異種族と友好関係を結び、さらには各種の援助
を行い、篤い信望を集めつつあった。
――だが!
見えざる脅威の魔手は次第に、そして着実に日本の周辺に迫りつつあったのだ。
突如出現した未知の侵略勢力を前に、日本政府は、国民は、そして陸海空自衛隊は如何に対応するのか……!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-03 00:00:00
240880文字
会話率:47%
自然法則…それは、この世界のあらゆる事象を規定する、いわば"常識"のようなもの。だが、それを無視する生き物、『アンノウン』が現れ始めて、人類は窮地に立たされた。しかし、アンノウンと同じく自然法則を無視できる者…|違法能力
者《イリーガル》と呼ばれる者達の活躍によって人類は滅亡の危機から救われた。しかし日本政府は、国民の民意でもある、「イリーガルの隔離」を行う。そうしていくつかの都市にイリーガルは集められて、政府によって管理されていた。
そんな「イリーガル隔離地区」の都市に住む16歳の普通の青年の隼は、ひょんなことから、操電能力の持ち主であるイリーガルのユウと出会う。そこから、彼の普通の日常は、狂った歯車のように目まぐるしく変わってゆく…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-12 01:13:42
1166文字
会話率:41%
南鳥島の近辺に、突然大和民主主義共和国と称する島が、独立宣言した。大和共和国は日本国憲法に類似した憲法を掲げ、戦争放棄を謳っていた。
日本は、政権が交代しており、沖縄問題や経済不況であたふたしており、この状況をあざ笑うように日本人を主体とし
た独立国が、誰にも知られないで造られ独立宣言をした。
共和国は、日本に独立承認を求め日本政府と交渉を始める。この国は、世界でも類が無いほどの科学力と技術力をもち、世界は、脅威を感じながらも、交流を求める人達とこの国を粉砕しようとする人達に分かれた。
日本政府は、独立を認めないで一国2制度で関係を深めて行こうとする。
共和国が誰も知られないで造った人達を洗い出し、その背景と組織の洗い出しを進めて行く中で、ある組織が洗い出されていく。其の組織の人物から60年安保闘争の人達がでてくる。そして其の組織を支援する宇宙人との関係で共和国が造られた事が判明していく。
かつての闘志達のノスタルジから芽生えた理想郷の夢の実現を通じて、理想郷の維持、発展をしていく人達の活躍と各国が、共和国を粉砕しようとする闘いのドラマである。
各国の傭兵部隊(闇部隊)が、この島を叩こうとするところで終わるが、その後については、読者の想像力にゆだねることとしている。理想郷を造り、維持し、発展させる中高年の青春ドラマである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-02-20 14:27:39
169827文字
会話率:25%