男が目覚めると、その場所は死後の世界だった。
そして男の前には、死神が立っていた。
死神は言う、死神の仕事を手伝えば、地獄行きが決定している貴方を天国へ送ってもいいと。
生前の記憶を失っていた男は、仕事の報酬として生前犯した自分の罪を教え
てもらう事を条件に、死神の仕事を手伝うことに決める。
その仕事の内容とは、六人の子供の死期を決めるという、残酷な内容だった。
男は無事に天国へ行くことが出来るのか。
男が生前犯した罪とは何なのか。
最後には心温まる、ファンタジー系ヒューマンドラマ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-01 10:55:51
27200文字
会話率:35%
私は最近毎日同じ夢を見る事を不思議に思っていた。もうすぐ定年間近という年になって、自分の見た夢の事柄についてなど話せるような性格でもなくその手の話が出来ない事を初めて不便に思う。----現実と夢が織りなす少し不思議な話。
最終更新:2018-07-31 23:58:01
23522文字
会話率:51%
バイク好きな裕一とお菓子作りが好きな華英の間に生まれた女の子“一華”。彼女は父に似て育ってしまい、少々男勝りなところがあった。
18歳の誕生日、ずっと欲しかったRF-02というバイクを父に買ってもらい喜んで乗っていたところ、事故に遭ってしま
う。
それからの裕一はまるで人が変わったかのように塞ぎ込み、あんなに好きだったバイク関連のものを全て捨ててしまった。それを見た華英は・・・・・・。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-31 23:57:40
4445文字
会話率:47%
普通のおっさんが離婚した子供と出会い、一緒に出かける話。
最終更新:2018-07-31 23:56:53
5335文字
会話率:59%
今日は、妹が新たな旅立ちをする日だ。
大事な日の朝、家から出た哲郎は母と一緒に車に乗った。
最終更新:2018-07-31 23:56:13
3759文字
会話率:37%
嬉しい記憶も悲しい記憶も何時かは等しく忘却へと流されてゆく。
その前に僕は彼女に話をしなければならなかった。
それは、これまでの僕を支えてくれた彼女への感謝の印だった。
最終更新:2018-07-31 23:54:02
15292文字
会話率:24%
俺の住む町に『呪われた海』が存在している。
そしてその海は間もなく消滅する。
最終更新:2018-07-31 23:45:04
14245文字
会話率:15%
中学校教師の主人公、天満大介とその幼なじみ、吉沢美玲は先生と生徒の関係。
しかし、吉沢美玲が自殺してしまい…………
最終更新:2018-07-31 23:16:44
4649文字
会話率:30%
ビクトルブランドの社長となった娘、城華。
社員や、TV局の問題に、悩む日々。
へんぽこりんだよ!
最終更新:2018-07-31 23:14:31
24719文字
会話率:34%
命を失った一人の兵士に、『役者』を名乗る存在が語りかける。
わずかな時間が欲しくはないか。もう少し、生きていたくはないかと。
反撃もままならず倒された兵士は、それを望んだ。
『役者』は彼に、仮面を被せる。死者に仮初めの命を与える、生者の仮
面を。
代償は、その命の使い方。自身の行動を、劇のように見せること。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-31 22:53:25
5458文字
会話率:34%
「おはよう、里美さん。僕が貴女の夫です」
余命宣告を受けた夫、健一のために夫婦で冷凍保存治療を受けることにした、里美。
五十年後。彼女が目覚めると、傍らに夫の姿はなく、夫と同じ顔をした青年が微笑んでいた。
近未来で二回目の人生を生きる、
夫婦のささやかな日常の、お話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-31 22:27:30
10340文字
会話率:41%
家、学校、続いていく日々。どこにいても息苦しい。私は、ここではない、どこかへ行きたい。
※エブリスタにも掲載しております。
最終更新:2018-07-31 22:07:16
10027文字
会話率:3%
世界は人で溢れているのに、僕の周りには誰もいない。淋しかった。淋しくないように世界中の人たちの意識が統合される装置を作った。遂に装置は完成した。後はボタンを押すだけだ。……そのとき、彼女は現れた。
※エブリスタにも掲載しております。
最終更新:2018-06-22 21:24:27
3057文字
会話率:35%
卒業式の一か月後。3年生に進級した琴葉は、朝からやたらと「クラス発表」という恐怖に怯えていた。
異常なほどの緊張、その理由は…
「ピアノ伴奏って思って以上に面白いっ!」の続編です。今回は、キャラクターもだいぶ増えて第1章から賑やかな作品に
なりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-31 22:06:29
17573文字
会話率:43%
秋になると、ほんの短い間だけ花を咲かせる金木犀。
その香りは甘く、そして、きん、と甲高い。
金木犀のその香りは、思いださせてくれるのだ。
公園のベンチに座っていた、あの天狗のことを。
着流し姿で下駄を履き、天狗だと言うくせに鼻は低くて羽
根も生えていなかった、あの天狗のことを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-31 21:47:29
6626文字
会話率:52%
なんとなく、日々を生きていた少女……理恵。
理恵はある日、ママと花の公園へ出かけた。
花が大好きなママと、薔薇の季節の公園を歩く。
そこで見つけたのは、「十年後のあなたへ」手紙を書くという企画。
理恵とママは、そこで手紙を書き
……?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-31 19:41:19
9052文字
会話率:47%
彼は短いひと時だけ現れる。
忘れていた過去のささやかな後悔に気付かせるために。
気付かずに道に迷っていることを教えるために。
まどろみの夢の時間が終わることを伝えるために。
誰かの元にそっと現われ、そっと気付かせる、ささやかで少し
不思議なオムニバスです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-31 18:05:12
24800文字
会話率:31%
SNSで勇者が繋がる話。ファンタジー要素ゼロなのでお気をつけて。
最終更新:2018-07-31 09:36:21
10668文字
会話率:31%
好きな事が上手くいかない葛藤。
将来への漠然とした不安。
当たり前だった存在との死別。
伝わらない思いと伝えられない苦しみ。
現代に生きる若者たちの、答えの無い路を。
邦楽から着想を得て創作された、若者たちの物語。
※他投稿サイトへ多重
投稿を行なっております。
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小説家として暮らす羽柴の下に一通の結婚式の招待状が届く。淡い片思いを抱いた、大学の先輩からだった。
招待状をコンロで燃やしながら、締切開けの疲労した頭で彼は考える。いまだに親にカミングアウトもできず、孫や結婚を迫る言葉をのらくらとかわし生きてきた。自分の性的指向に違和感はもっていない。だが、女として生まれていたらもう少し生きやすかっただろうかと自嘲する。
鬱屈する気持ちを抱えて携帯を持つ。セフレとして関係を持つ|紀希《かずき》に連絡を取り、他人を使って自嘲を隠す自分は呪い死ねと内心呟いた。
紀希はそんな羽柴の行為を悟り、そして嗜める。結婚式に出て落ち込んだ羽柴を慰める美味しい役ができると他人事のように言われ、一瞬羽柴は苛立つ。だが、紀希に対してセフレ留まりの関係を強要しているのは自分だと思い出す。恋人ではない立場を守る紀希に取ってそれは、他人事以外何物でもないのだった。
携帯に先輩から連絡が来る。淡い期待と欲望を胸に電話を取り、参加して欲しいという先輩からの蜜のような言葉。羽柴は結果として結婚式に参列すると伝えてしまう。結婚式場で声をかけられるまで、わざわざ電話で参加を促されるのだから期待せずにはいられなかった。だが白いタキシード姿に身を包む先輩の姿と「幸せか?」という羽柴の問いに肯定の返事を返されると、絶望に包まれ、羽柴は気づけば紀希の部屋に。
大人げなく泣く羽柴を、紀希は何も聞かずに抱きしめる。失恋に傷つく羽柴に向かって、紀希は届かぬ愛を歌った。
※他投稿サイトへ多重投稿を行なっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-31 00:54:31
9255文字
会話率:50%
好きな事が上手くいかない葛藤。
将来への漠然とした不安。
当たり前だった存在との死別。
伝わらない思いと伝えられない苦しみ。
現代に生きる若者たちの、答えの無い路を。
邦楽から着想を得て創作された、若者たちの物語。
※他投稿サイトへ多重
投稿を行なっております。
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第1話「鳴らないピアノ」
絵理は絵を描くことが好きな少女。
中学校進学と共に「創作同人即売会」の存在を知り、会場で熱気にやられた彼女はポツリと一言呟く。
「私も、本、作りたい」
高校進学と同時に始めた創作同人活動。親との約束を守り、学業にアルバイトに執筆にと精力的に活動していたが、ある回のイベントで彼女の気力は折れてしまう。
そのイベントの帰り道、偶然見つけたギャラリーカフェで北浦カナエという画家と出会う。彼女はパートナーのジョージに軽食の用意をさせつつ、絵理の書いた本を読む。
「それで、あんたはこの話どう思ってんだい?」
カナエのその一言から、最初こそ言い訳はしていたが胸の奥に仕えていた本心が涙と共に溢れ出す。
「私……私悔しくてっ! 誰も、私の作品見てくれない。私すごく、大事にこの作品作ったのに!」
絵理の本心をカナエは羨ましいと言い、自らの手でカフェに飾られていた絵を1枚切り捨てる。それは、カナエ自身が昔描いた絵の一枚だった。
「案外絵も漫画も描かなくたって大丈夫さ、生きていくには必要ないからね。でも、本当に愛していたら嫌でも辞められないのよ。私は辞められたけどね」
その言葉は、昔カナエが捨ててしまった情熱の片鱗だった。
悔しがるほど、泣くほど思いを込めても、自分が好きなものは時に振り向いてくれない。
「僕は君の本が読んでみたいな。今、買うことはできるかい? 御代はこのホットケーキとミルクティーになるけれど」
それでも絵理の描いた本を読んでみたいという人がいる。心の底から涙を流し、絵理は自分の作品の対価として手に入れたホットケーキを食べながら考えた。
──そうだ、帰ったらこの二人をモデルに話を描こう、と。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-30 23:32:21
29248文字
会話率:40%
ここでは様々な人がいる。
違う街に住み、違う場所へ行く沢山の人が。そんな人々を見てきた時間は途方もなく長い年月が経ってしまった。けれど、不思議と少退屈することは少しもないんだよ。
最終更新:2018-07-31 00:49:52
997文字
会話率:9%
まだまだ駆け出し中のお笑い芸人宮野文人の尊敬する漫才師が解散してしまい、その時に突きつけられる理想と現実。お笑いを夢見ることの『幸せ』とはなんなのか。不器用で内気な彼がたどり着く答えとは。
最終更新:2018-07-30 20:50:47
14396文字
会話率:62%