吹きつける雪の中、ネル・マクファーレンは馬車に揺られ、悲しみに沈んでいた。4年前に視力を失って以来、どんな男性も彼女と結婚しようとは思わなくなったのだ。そして今、性悪の従兄・ロチェスターに引き取られ、無理な結婚をするようほのめかされている。
もう二度と、ネルの世界に光が差すことはないのだと諦めかけていた……突然現れた『彼』に、助けられるまで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-20 19:39:29
104878文字
会話率:31%
オリヴィア・リッチモンドは都会育ちのお嬢さま。二人の出来すぎた兄と、絶世の美女の姉のすみっこで何不自由なく生きてきた19歳。しかし20歳を目前にして、いまだ夢見がちなオリヴィアに辟易した父は、彼女に究極の現実を突きつけた――ノースウッド伯爵
エドモンド・バレット卿との結婚だ。初対面から冷たい夫、ど田舎の領地、何だか妙に偉そうな老執事……かくして始まったオリヴィアの新婚生活は、信じられない混乱続き! 世間知らずで純朴なオリヴィアと、厳しい現実主義者エドモンドの結婚から始まる恋の行方。そして、バレット家に伝わる「呪い」とは? 【中近世イングランド風ヒストリカルロマン】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-02 21:18:24
207940文字
会話率:26%
ブルーグレイの夜明けが好きだ。しかし、僕にはまだその景色は早すぎる。だって、僕はまだあの夜から抜け出せずにいるのだから…。
※男性同士の恋愛描写があります。
※報われません。
自分にとってのボーイズラブとはどんなものなのか、突き
詰めたらこうなりました。鬱エンドだとは思っていませんが、決して報われる恋ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-25 16:00:00
2796文字
会話率:62%
---------------------------
君が信じるのは、正義か偽善か。
---------------------------
とある英国風の街・アネストタウン。国の都心部とも言われるその街には、ある不穏
な噂があった。
《 金を払えばどんな相手でも殺してくれる殺人集団がある 》
その集団は「ギルド」と呼ばれ、アネストタウンでは恨みを晴らしてもらう為に利用する人間が多い。彼らには1人1人『名前 -コード-』が存在し、ギルド内及び一般人からはその名前で呼ばれる。
“死んでも良い人間は、自分たちが代わりに殺します”
その信念の元、金を貰い殺人を繰り返すギルドの面々。
……そして、
“どんな事があっても罪は犯してはならない”
その信念の元、ギルド壊滅を目指す『特別組織・モルヒネ』。
どちらが『善』で、どちらが『悪』か。
それは、まだ誰にも分からないこと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-30 23:18:33
2140文字
会話率:31%
心なんて、許せるわけがない。恋なんか、でもない。だってこれは戦いだから。
落ち着いた英国風パブの内装のキャバクラ「wipe-swipe」は、紹介がなければ入れない上流階級の男女専用の隠れ家的な遊び場。賭博から酒、女、男まで何でも極上の品を
揃えている。
野苺ひなは止むを得ない事情から、その店で嫌々働くこととなったが、良くも悪くも危なイイ男達のおかげで更に追いつめられることになって・・・!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-17 21:24:20
5362文字
会話率:33%