時は大正、所は帝都銀座。ある夏の終わり、一人の美少女が田舎から上京してきました。彼女の名前は笑美恵美子(えみ えみこ)。
何だかいつもオホホホと笑っていそうな名前ですが、この乙女は不幸のどん底に落ちている真っ最中。「男を不幸にする」という
迷信がある丙午(ひのえうま)生まれだったせいで、お見合いが連戦連敗、傷心のあまり家出して銀座にやって来たのです。
「もうこうなったら、銀座で遊ぶだけ遊んで、死んでやる!!」
そう決意していた恵美子でしたが、上京してすぐにスリに財布をとられてしまいます。恵美子は父直伝の「護身術」でスリの悪漢どもをボコボコにしますが、ついでに近くにあったぼろい稲荷神の祠もボコボコに壊してしまいました。すると……。
「神である私のお家を破壊するなんて、とんでもない罰当たり娘ですぅー! 罰として、恋の縁結びのお手伝いをしてもらいますからね!!」
なんとビックリ! 破壊された祠から可愛らしい女神様が現れ、恵美子にとんでもない要求をしてきました。彼女は食物神(本職)&縁結びの神(本人は恋愛経験ゼロ)と名乗っていて、しかも銀座の「カフェーいなり」というお店で女給さんをやっているらしいのですが……はてさて、どうなることやら?
ややコメディ要素が強すぎる大正浪漫ラブコメ、お呼びでなくても堂々開幕です!!
「……そんなことより、なんで神様が人間のお店で労働しているのですか?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-19 21:00:00
59052文字
会話率:56%
第4回TKP投稿作品です。
最終更新:2018-04-23 00:51:23
4026文字
会話率:35%
ある出来事をきっかけに出会った男女が、自身の気持ちに振り回され苦悩する話。
最終更新:2016-03-30 23:56:57
3061文字
会話率:34%
待ち合わせた喫茶店で許嫁を待つうら若き乙女、しづゑさん。待っていた彼は現れず、かわりに女給から渡された手紙にはこんな言葉が。「人類の一大事の為、行けません」。しづゑさんの反応は……。
最終更新:2011-11-05 14:29:41
2684文字
会話率:59%
大正仇拾仇年、帝都東京。怪しげな研究に勤しむ老紳士、武者小路博士。いつも振り回されっぱなし、水無月助手。笑顔絶やさぬ可憐な乙女、女給の玖良羅。彼らの集う武者小路研究所は、怪奇事件に首を突っ込んでばかり。今回だって、ほうら。
最終更新:2011-11-03 06:39:54
4123文字
会話率:69%
昭和初期。しとしと雨が降り続くある夜。カフェーコスモスには二人の他は誰もいません。女給と客。すると...。
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最終更新:2010-08-14 13:24:52
12834文字
会話率:53%
富裕層の少年リフと女給の少女ルナ。二人は心の中でお互いを想っていたが、その間には"主従"という厚い壁が立つ。そして…その想いは互いの悲しい運命によって…惨劇の"その日"へと二人を導いて行く…。
最終更新:2008-04-04 01:31:18
2865文字
会話率:67%