江戸時代末期は慶応4年。しがない簪職人の砂羽与助は、とある夜更けに新政府軍を名乗る男たちに斬り殺されてしまう。そのまま天界で女神見習いのコーラルに異世界転生の説明を受けるも、どうにも話が噛み合わない。聞くところによると天界の時間軸では、与助
の死後既に140年以上が経過しているとのこと。そして、女神アペリの予言により『江戸っ子大虐殺』によって殺された江戸町民の魂が数十万単位で天界に雪崩込むであろうこと。このままでは地球の歴史が大きく書き換えられてしまい、多くの魂が往き場を失うであろうと上司から示唆されたコーラルは、異能力“ロク”を使える与助を引き連れ渋々江戸時代へと飛び込むのであった。ミッション内容は、突如歴史の中に降って沸いた『江戸っ子大虐殺』を、再び無かった事にすること―――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-15 23:19:32
51545文字
会話率:29%
タワーブリッジの建造を記録するために作られた連続写真装置である「彼」。私は彼の記録した映像を観る中で倫敦という都市における機械と人間の発展について考えをめぐらす。
おそらく第2~3回で完結
最終更新:2016-03-21 01:48:34
1511文字
会話率:0%
19世紀英国を舞台にしたヒストリカルロマンス。
時は19世紀末。
産業革命により女王陛下が治める大英帝国が最も繁栄した時代。
改革と変革によってジェントリという新しい支配者層が生まれ、いまだ旧時代の階級による差別と偏見が残る時代。
運命に翻弄されながらも身分を越えて愛し合う切ない恋物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-11 18:41:10
4560文字
会話率:38%
19世紀倫敦。両親を失い家督を継ぐこととなったウィリアムが青い薔薇の少女と出会った事から物語は始まる――青い薔薇と、悪魔と、魂を巡る物語。章ごとに独立した物語として書いています。どこから読んでも多分大丈夫です(冒頭部分は自サイトより転載、一
部内容を変更して掲載しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-21 18:00:00
15430文字
会話率:25%
来栖(きすみ)天羅(てんら)は頭を抱えていた。約二年前に周囲にも明かさず、突然日本を飛び出し、英国は倫敦(ロンドン)、亡き父の旧友であり、マエストロとあだ名される師の元で修業に明け暮れた。月日は流れ、日本への帰国が決まった直後、修行から解放
され、やっとあの頃の愚かさが呼び起こされる。
「あんたなんか……」
まだまだ青春の暇つぶしとはいえ、真剣に想っていた人に振られるどころから、絶交状態で泣く泣く日本を飛び出したことを。仲直りの仕方は師の妻から教えられた現物主義(プレゼント)。しかし、目的のものは高価で限定品で見つかるはずもない。ついでに帰国直前だというのに、何やら急を要する依頼が舞いこむ。『夜会』という大きなくくりの中に属するがゆえに、日本への帰国は遅れに遅れそうな様子である。
一方、馴染みの『貴族』の相方と、手伝いをしてくれる樞(くるる)師一家の友人(一応元想い人)が帰りを待つ故郷の街でも夜会に属する人々が何やら催そうと画策し始めた。季節は桃の節句。夜の雛祭りは今年も行われようとしているのだが……。
怪盗とは盗みをおかす者とあるが、そうとは限らない。怪人という言葉もある。おかしなことをする連中であるが、言葉のくくりは同じようなものだ。事をより騒がしくするための役割をいつしか貴族が演じだし、それが怪盗怪人となった事象の流れもあるだろう。ようは暇潰しだが、今ではそれを生業とする『貴族』や『怪盗・怪人』などなどが『夜会』という世界で、楽しみあい、泣き笑いあい、そして、時に争いあう。主に生死をかけるのは『怪人・怪盗』だが。
しかし、今回は前哨戦。それ以前に来栖天羅は自分の正体をはっきりさせる必要に迫られることになる。
なぜなら来栖天羅は首猟り尋鬼(くびかりじんき)――名のある怪盗なのだから、正体不明であるがゆえに、自分の正体を確かなものにするには、ただ帰国して故郷に足を踏み入れるだけではいかなくなる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-15 15:45:50
21973文字
会話率:38%
倫敦で起こったある一つの殺人事件
地元刑事であるラルフはその事件を担当し、その事件のとある結末を迎える
最終更新:2011-03-09 00:42:30
9738文字
会話率:16%
ちっこくて可愛らしいけど、最凶な先輩。美人で聡明だけど、非道な楠さん。そして、ただただ振り回される俺。とんでも無い状況から、いきなり物語は始まる。
最終更新:2008-10-03 20:40:43
9883文字
会話率:33%