遠い未来。あるいは、とても近い未来。紙媒体の本が最早アンティークと化した時代に、少女は日本最後の図書館に通う。認知症の祖母に本を届けるために。AIの司書と、二人だけの図書館。電子書籍の盛り、時代錯誤を携えて少女はどんな選択をするのか。 ※
空想科学祭FINAL参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-20 00:00:00
13921文字
会話率:31%
二十一世紀後半、海辺の観光都市・セントレア。市警察の新人捜査官レイが配属されたのは、〝はみ出し者の吹きだまり〟と称される特捜班だった。相棒はくせ者の先輩捜査官、ハル。初日から衝突続きの即席コンビに、待ったなしの事件が次々に襲いかかる。サフ
ァイアの瞳のメイドが導く先に、ふたりを待ち受けるものは? ハルの秘密が暴かれるとき、特捜班に最大の危機が訪れる!
掛け合い主体でコメディタッチのバディもの。タンデム走行で飛ばします!
※「空想科学祭FINAL」参加作品。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-19 23:46:22
181378文字
会話率:50%
夏休みを直前に控えた放課後、麻依の前に現れた少年。
あり得る筈のない出会いに、麻依は待ち望んでいた「終末」の訪れを予感する。
決して訪れることがない、「明日」。それを何度繰り返した事だろう。
夏の夕暮れ時。心が痛くなるほどきれいな夕日の中で
の、一瞬の巡り合い。
――それは、「世紀末」ブームがすっかりなりをひそめた、一九九九年七の月の出来事。
空想科学祭FINAL参加作品。今年もSFを書かない奴(大汗)が参加していまーす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-19 22:00:00
29787文字
会話率:32%
僕はまがいものだ。そして、この世界は僕にとってまがいものだ。僕が本来いるべきではないこの場所を抜け出すために、僕はあらゆる手段をもって、僕がもといたはずの世界へと戻ってみせる。この巨大な「世界」という監獄からの脱出を、僕は必ず達成してみせる
――。これは、「現実からの逃避」であり、「現実への逃避」である――。
犠牲と悪足掻きの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-19 17:49:19
102335文字
会話率:45%
なあ、こんな話を知ってるか」相変わらずの友人からの言葉。訳が分からないその単語の数々は、次の瞬間、俺がどこに属しているかを分からなくさせる。でも、それを考えるには、俺には十分な時間がある。他の世界があろうがなかろうが、今、この場にいるのは間
違いなく、この俺だ。それに代わりはない。だから俺は気にしない。他の世界の俺がいたって、なにも分からないわけだし。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-19 00:00:00
80978文字
会話率:39%
とある町の中、一人の少年が消えてゆこうとしていた。そんな彼の回想がメインとなる物語です。現実的でない似非科学が出てきます。
超常的・非科学的な拳銃と、個別の特殊能力を持つ一発の弾丸をセットで扱う『BULLET SYSTEM』という技術が世界
には普及していて、作成元は日本の政府です。
日本では国民の一人一人がこれを所持し、いろいろなところで使用しています。
主人公は政府が技術を国内に広めるために作り出したスポーツ『BULLET STRUGGLE』の選手で、来る全国大会を戦います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-16 22:07:11
27506文字
会話率:23%
物語というのは、人と人が出会う数だけ、無限に滞りなく広がり、それだけ量も日ごとに増えていく。
なので世の中に出ている物語はほんの一握りで、まだ日の目を見ていない物語はたくさんあるはずだ。
これは、SF(すこしふしぎ)な世界での、人々の今まで
SF(秘密の物語)だった物語の短編集である。
空想科学祭FINAL提出作品です。
敢えて言わせてもらう。
「こんなSFがあってもいいじゃないか」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-11 00:00:00
26487文字
会話率:3%
時は近未来。 静かな社会の裏ではマスターシェージと呼ばれる人造人間が増殖し、【人の手には負えない事件】が多発していた。元警官のエバは、パートナーとして購入した少女型マスターシェージ:ウィルと共に事件を解決していく。 人間と人造人間は主従関係
が鉄則のはずだったが、女好きのエバによってその禁則が崩される……? いつも無表情なウィルのわずかな変化をお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-08 18:49:38
82047文字
会話率:47%
遠い未来、人類は文明を崩壊させた。そして、人は空と大地に住居を分かつ。
それから数百年。人類の混乱は無く、世界は新しく魔法という不確定要素を持ちながらも安定していた。そんな折に浮島から12個の光が降り注ぐ。これから始まるは短い旅。
弱
気な青年ホークと、流れの庸平オウル。
二人が交わる時、アクションが起きる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-05 23:02:49
7003文字
会話率:56%
人類が宇宙進出をはじめて、はや数百年、らしい。
で――
俺は宇宙軍中佐、桑原。22歳にして特務巡洋艦「鬼怒九号」、通称KKの艦長を任されちまった。
今回、銀河をちょっとだけ間借りする我らが地球同盟代表として、銀河のちょっとした勢力であ
るナブロクレという宇宙人相手に、ちょっとばかり取引しに行くことになった。
モノはと言うと、ナブロクレのお家芸である「転送機」だ。そのデモンストレーションと、物々交換での調達ってことで。
この取引は俺、つまり軍艦がでるってだけでキナ臭いのに、今回はエース級のテレパスまでサポートで派遣されることになってる。
さて、どんなテレパスが来るんだろうか。できれば美女希望、っと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-04 00:00:00
77031文字
会話率:35%
リライト版を個人サイトに掲載しています。→<http://hokorijou.web.fc2.com/longs/m/m.html>
〈五秒後にこの世界は滅びます――〉そんなアナウンスが、どこからともなく世界中に響き渡りました。
世界のみんなは大混乱。彼女たちの幸せは、未来は、いったいどうなってしまうのでしょうか。一刻も早く解決策を見つけ出さねばなりません。なにかいい方法はないのでしょうか。なにか――はい。五秒じゃなにもできません。【空想科学祭FINAL参加作品】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-29 07:26:56
110256文字
会話率:30%