シンジュは、子どもの幻想を閉じこめたままのテラリウムへと今日も足を運ぶ。
そこには、あの時と変わらない姿の子どもがいる。たった一人で、失われたものがもう一度現れることを願う哀れで可愛い子どもがいる。
「だって世界は何も変わらなかった。ただ
君を置いていっただけだ。だから僕は、大人になって君に勝ちたかったんだ」
幻想のテラリウムで過ごす最後の時を通告するために、シンジュは今日も足を運ぶ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-27 21:23:55
6539文字
会話率:36%
高校生の主人公はとある理由で人間不信になった。友達は作らない。孤独に生きると固く決意した主人公。だがその主人公に話しかけてくるヒロインがいた。こんなに可愛いのになぜこんな俺に話しかけてくる?そう主人公は思うのであったが、仲良くなりたくない主
人公はヒロインと次第に距離を置いていった。中々進まない2人の関係がある日から一変する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-24 21:11:27
1847文字
会話率:31%
蝉が鳴いていた、雲が流れていた、僕は動けなかった。
夏休みに入ってから何回目か分からないほど夢に見るあの日の情景。たぶん僕の時間はここで歩みを止めて動けないでいる。
そして、いつだってこの夢は彼女の哀しげな笑顔で終わる。
だけれど世
界は、僕の時間が止まろうとそんなに変わらない。
この時期の水道水の出始めはぬるいし、蝉はうるさいし、ご飯はおいしいし、夏は暑い。
そう、僕のとなりに彼女がいないだけ。
日常は平穏だ。
でも、僕を置いていった世界は、そんなのは嫌だと前に進もうとしたら背中を押してくれた。
キィーーッ ドンッ
訂正、背中をぶっとばしてくれた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-08-06 21:46:58
14248文字
会話率:53%
置いていかれたものと置いていったもの。
最終更新:2015-02-02 12:52:43
1574文字
会話率:0%
両親を早くに亡くし、一人で生活していたシュエ。
彼女はある日、怪我をした女を助ける。
短い共同生活の末、姿を消した女が置いていったのは、一つの卵。
しかもそれは天使の卵らしく……。
この話は、ふとしたことから天使の親になってしまった女の子
と、彼女が育てる天使のお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-20 12:09:09
79152文字
会話率:50%
夏休みを満喫中の高校生 宮内 潮はコンビニでジュースを買った帰り道、空から落ちてくる少女と遭遇する。
少女をそのまま放置するのは人間的にどうかと思った潮はその少女を介抱することにした。
意識を取り戻した少女はそのお礼としてある物を置いてい
ったのだが――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-18 10:03:39
11514文字
会話率:12%
朝が来て眠り、夕方に起きる生活を送るロザリアは、たった一人で暮らしている。ひと言も話さないロザリアを、薄汚れた窓越しに見るためだけに、彼は夜ごと訪れていた。複雑な思いを抱くロザリアは、ある日、彼が置いていったものに決意を固めて──。第163
回コバルト短編新人賞、「もう一歩」に残していただいた作品です。 同名義のblogに転載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-05-01 11:07:23
9058文字
会話率:20%
少女を置いていった少年の最期。
なんで書いたんだろう的な作品です。
とても短く、ほとんど想像のままにお任せします。
最終更新:2013-02-24 13:25:16
443文字
会話率:6%
置いていった人と置いてかれた人の幸せの食い違い。
最終更新:2012-06-04 12:24:12
542文字
会話率:0%
自称シンガーソングライターの恋人が置いていった曲とクリスマスを過ごす女性のお話です。
最終更新:2011-12-05 19:33:49
1599文字
会話率:20%
逃し屋を営む伝助の元へ、気味の悪い男が現れた。彼は怪しげな商品ばかり売りつけようとしてきて追い払われる。が、彼は一つの箱を置いていった―――。
最終更新:2011-06-11 00:53:35
29549文字
会話率:60%
模様替え中に見つけた友達が置いていった星占いの雑誌。
資源ごみにする予定が急展開!素敵な男性に出会ってしまう・・・
ラッキーカラーを身につけた節子にクリスマスは来るのか?
銀河を舞台にした大スペクタクル!(大嘘)
最終更新:2010-12-05 12:50:38
7360文字
会話率:36%
ディーンの元カノが赤ちゃんを置いていった。置き手紙によると、なんと父親はディーン! 突然の置き土産に彼は右往左往。これから先、自分は父親としてやっていくことになるのか? だとしたらポールとの関係は? 赤ちゃんは天使のような笑顔を浮かべ、大人
の問題には無関心だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-05-30 22:14:26
33112文字
会話率:49%
深夜、ベランダに置いていかれた謎の腕時計。誰が、なぜ、置いていったのかわからない。いったい、この時計は何なのだろうか。
最終更新:2010-04-02 13:32:44
2628文字
会話率:5%
慌てん坊のサンタクロースが置いていった、身も心も熱くなるようなクリスマスプレゼントのお話。ほのぼのゆるゆる和み系。
ギフト企画2009参加作品。
最終更新:2009-12-24 10:20:03
3956文字
会話率:19%
クリスマス間近。悪い子のゴウタを真っ黒な男「黒岩三太郎」が訪ねてくる。彼は「科学教材社」の販売員。彼がお試しに置いていったドリームマシーンを使って眠ると・・《黒いサンタ2007》
最終更新:2007-12-07 17:48:29
13709文字
会話率:54%
帰宅した純哉を迎えたのは、幼馴染みが置いていった意味の分からない手紙だった。――時は2×××年。世には非科学的な騒動が休む間もなく続いていた。その騒動をくい止めるべく立ち上がったのは、若き科学者が設立した『ヴィルズ』だった。
キーワード:
最終更新:2007-02-18 21:01:21
135文字
会話率:0%