この世界には"穢れ"がある。
負の感情が澱みとなって溜まると、やがて"穢れ"となって立ち上ぼり生物を喰らう。
獣が"穢れ"に飲まれれば魔獣となり、人が飲まれれば"忌
人"となる。そしてどちらも人を襲うようになる。
"穢れ"はこの世界に生きる全てのものにとって、脅威だった。
"穢れ"に対抗出来るのはバイエベレンゼ王国の『聖女』達のみが使える『浄化』だけである。
バイエベレンゼ王国の王都は、聖女達の中でも一線を画す『神聖女』が守護の結界を張っている為に"穢れ"が溜まる事は無かった。
しかしある日、王都内に"穢れ"が現れる。そしてそれは異形の大量発生事件に繋がった。
その事件の首謀者と断罪された、侯爵令嬢であるグレイシアを救ったのは、隣国であるイルミナージュ王国で死神とも呼ばれている美貌の騎士団長だった。グレイシアは彼によって、『留学』という名目でイルミナージュ王国へと連れて行かれてしまう。
グレイシアの事を溺愛している家族が反目もしない騎士団長。
彼も家族も何かを隠している……?
聖女にはなれなくても強く在ろうとする侯爵令嬢と、氷の騎士団長が紡ぐ恋物語。
※カクヨムにも投稿しています。
※46話で第一部が終わりました。
※旧題『追憶の果てー聖女未満の侯爵令嬢』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-15 07:00:00
215140文字
会話率:45%
とりあえずカッコいい男が書きたい
最終更新:2019-01-06 02:51:31
8580文字
会話率:40%
将来有望と名高い騎士・カイェタンと、学園で"薔薇"と称えられる子爵令嬢・ゲルトラウデは婚約者同士。
しかし、二人の関係は拗れてしまっていて…
剣と魔法の世界を舞台にした、素直になれない騎士と不器用な令嬢の、お似合いだけど
ちょっぴり身分差のある恋のお話。
書き溜めあり、毎日午後5時更新です。
全5部+番外編2話。完結済です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-24 17:00:00
8544文字
会話率:57%
私の中には物語が眠っている。自分の記憶の中に存在していた物語を広めるため、お城の文官として働いている私は、自身が書き綴った物語を王宮図書館に無許可で置かせてもらっていた。
お城で文官として働き始めてから2年。まだ誰にもばれていない。
今日も
こっそりと本を追加しようと王宮図書館へと向かえば、そこには人影が。
いつもはかび臭いからと人があまり寄り付かない図書室、だけど偶然そこで鉢合わせしたのは、騎士たちから氷の騎士と恐れられる第1騎士隊副隊長のシリル・リエーヴェル様だった。しかもリエーヴェル副隊長の手にはロジーナの書いた本が。
あ、あのリエーヴェル副隊長…、白雪姫面白いですか?
前世の記憶(おとぎ話だけ)を持っているハールック子爵家の末娘ロジーナと、ある物語を探す氷の騎士様とのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-18 09:00:00
130927文字
会話率:37%
王城のすぐ近くにあるのは「癒しの花園」と呼ばれる騎士たちの寄宿舎。そこでは多くのメイド達が働いている。ある有名な両親を持つルベンダは、容姿は母親譲りで美しいのに、残念(?)ながら男勝りすぎる性格を持っていた。そんなある日、無愛想で毒舌な騎士
に出会う。だがその騎士の正体は……。*以前投稿していた「男勝りメイドと毒舌騎士様」の改訂版になります。ペンネームも変えました。完結しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-11 16:59:10
288029文字
会話率:44%