北東北に位置する平賀市雪郷地区。この街には旧暦の十二月十五日に、街にある雪姫山の山頂に雪のマレビトと呼ばれる神様が降臨するという伝説が伝わっている。
その伝説に惹かれた東京育ちの大学生宮本都人は、卒論のテーマとして雪のマレビトを取り上げ、
調査のため登った雪姫山で遭難しかける。意識が朦朧とした中、都人は雪のマレビトと邂逅する。
自分が出会った雪のマレビトが実在するかどうかを確かめるべく、一年後都人は再び雪郷を訪れる。
待ち合わせていた雪郷出身で後輩の不来永里美とバスで雪郷を目指す中、都人は車中で白い髪と肌、そして赤い瞳を持った少女と出会う。まるで雪のマレビトと見間違うかのような少女に、都人は心奪われる。
某小説賞に応募して落選した作品です。なろう投稿に当たり、若干の手直しを施しております。一章ずつ推敲しながら投稿しますので、よろしくお願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-27 22:35:53
102327文字
会話率:57%
くだんとは、予言をする聖獣。歴史に残る大凶事の前に生まれる。短命。
鎌倉時代の草創期。くだんは源頼朝の長女、大姫として現世に現れた。
大姫は地獄の鬼を「しもべ」と呼び、配下にしている。鬼たちは人間として生まれて、聖獣くだんに仕えること
で、己の業を洗い流すという。
鎌倉の御家人でもある海野幸氏は、大姫からこれから出会うはずの「恋人」の危機を予言され、阻止するよう命じられる。彼はかつて、その娘との恋ゆえに地獄の鬼となり、今生で共に大姫に仕えることで許されようとしているらしい。幸氏には覚えのない話。納得できないまま、同輩の比企宗員とともに鎌倉を発つ。
一方で、北条家の傍流に生まれた少女、ささめは、鎌倉御所へ仕えるために伊豆を出た。従姉妹のかがりには妬まれるが、ささめが望んだのではない。ささめは故郷に居場所がなかった。あやかしに好かれるため、周りからは「不吉な娘」と疎まれていた。両親もなく、庇ってくれていた許嫁まで奥州の戦で行方不明となってしまった。ささめの味方は、あやかしの叶野(かなの)だけ。そんな寂しい境遇が、彼女を気弱で流されやすい性格にさせていた。
旅の途中、ささめは死霊に魅入られ、狙われる。幸氏の「守る」ということばに心奪われるが、彼らに、叶野をあやかしだというだけで追い払われてしまう。さらに彼らは、ささめは人間ではないと告げ、しもべとして大姫に仕えるよう強要する。
そこへ死んだはずの許婚が生還してくる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-31 00:20:43
75030文字
会話率:31%
乙女ゲーにあまり興味がなかった「私」は、友人に押し付けられた乙女ゲーを成り行きでプレイすることになった。ところが「私」は攻略不可キャラの魔王の腹心の部下、エグモント様に心奪われる。しかしエグモント様はゲーム内で魔王の失策に巻き込まれて不遇
の死を遂げ、「私」の想いも砕け散ったのだった。
そして事故で乙女ゲーの世界に転生した「私」こと原作でのエグモント様の死の原因、諸悪の根元のヒロイン「華川里佳」は、魔物に壊滅させられそうなゲーム世界の人間の運命など関係なく、ただただ麗しのエグモント様のためという個人的な理由で自分が魔王の座につくべく奮闘することになる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-10-30 19:40:42
15955文字
会話率:33%
※未読の方は、よろしければ先にⅠ~Ⅲを見て頂ければと思います。
スカッとするような青い海、キンと頭に響くかき氷、心奪われる鮮やかな花火。夏といえばこのような風物詩がありますが、肝を冷やす怪談もまたこれに含まれます。
つまり今回昇が由
莉香の読書を邪魔した原因は、幽霊に関することでございます。
全然推理ではないことを推理っぽくするこの話は、ついに推理っぽい何かですらなくなりました。今回は分類するならコメディーだと思いますが、体裁を保つためにジャンルを推理にしております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-07-29 16:17:22
13198文字
会話率:54%
男はとある商品を見つけ、心奪われる。
だが、その商品の扱いには十分な注意が必要で……。
最終更新:2011-04-30 20:50:57
2798文字
会話率:34%
古い何処かの遺跡のお話。
そこで突然意識を戻した死体のお話。
誰かの亡くした作り物の瞳に心奪われるお話です。
脈絡がありません。
いきなり始まりいきなり終わります。
最終更新:2010-02-10 20:17:27
12515文字
会話率:13%