introduction
西暦二一三〇年。
人類は二十世紀以降第三度目となる世界大戦を終え、表面上は平和を保っていた。
しかし、四度目の大戦の火種はそこかしこに転がっており既に燻りだしている。
日本では西暦2100年より教育機関から
技術力、つまりは国力を上げるために国立先進技術大学を設立。
そしてその附属高校として旧制(1890年代の高等学校令によるもの)高等学校の区分で八つの高校が翌年より設立された。
第一高校…東京、第二高校…仙台、第三高校…京都、第四高校…金沢、第五高校…熊本、第六高校…岡山、第七高校…鹿児島、第八高校…名古屋
それらはともに「一高」「二高」………と呼ばれることが多い。
総称して単に「技術高」と呼ばれることもある。
現在の学制は一八七二年に最初の学制が公布されて以降幾度となく改新されて来たが、一番長く続いている六・三・三を維持している。
しかし、国立先端技術大学に入学するためには必ず附属高校を卒業する必要がある。
これは差別ではなく、効率と能力による妥当な制度だ。
そして二一三〇年四月。
「一高」にある秘密を抱えた一人の少年が入学する。
名前は望月 潤。
その時から世界を変える、あるいは歴史さえも動かすであろう『日常』が幕を開ける―――――――――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-12-01 23:51:21
17436文字
会話率:53%
二十世紀初頭。「ベル・エポック」と呼ばれた隆盛の時代を終え、大英帝国はその絶対的な力を失いつつあった。代わりに台頭してきたのは、アメリカ。多くの人々が新大陸に夢を馳せ、一旗揚げることを目指し、海を渡っていった。
そんな折、一隻の客船が英
国で生まれた。古代ギリシアの神話にある巨人の名を冠した彼女は、その性能においても設備においても他を圧倒するものを持っていた。しかし、彼女の建造にもまた、アメリカという国が大きく関わっていた。そんな彼女に課せられた使命は、大西洋の女王となること。斜陽の大英帝国に誇りと希望を与える道標となること。祖国の誇りを背負い、彼女――タイタニックは、運命の処女航海へと旅立った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-02 21:43:40
27216文字
会話率:47%
主人公、水狼 大戀。
人を信じることが出来ない、一匹狼の海賊…
大好きなお宝を探しながら、自分の祖父を殺した犯人をも探して、冒険する。
仲間が出来るのか⁈
犯人に仇打ち出来るのか⁈
毎週月曜日に更新予定です。
最終更新:2012-05-14 21:19:18
8913文字
会話率:11%
サブリミナル・・・未だに謎の多い生命の未知である。閾値以下の刺激(映像・音声等)によって生体に何らかの影響があることを指す。世界の陰で十九世紀半ばから研究が始まった。
第二次世界大戦中には、とある国でタシストスコープ(非常に短い時間だけ写真
を投影する装置)を用いて兵士たちに敵機を認識させる訓練が兵士にも極秘でほどこされた。
二十世紀に、とある不人気政治家の演説でバックからのスピーカーから聞きとれないほどの短い時間だけある音声が流された。
そして、演説の後、聴衆からのスタンディングオベーションがいつまでも鳴り響いた。
誰も気づかなかった。気付けなかった。
だが、どの世界にも例外がある。
世界の陰に潜るのに特化した「裏」の人々はサブリミナルの存在に気づくこととなる。
爆発的に起きたサブリミナルブームは「表」の人間に知られず、しかし、「裏」社会に根を強く張り、技術繁栄を続けた。
しかし、ある出来事により、ついにサブリミナルが「表」の人間に存在がばれてしまった。
そして、サブリミナルは「表」の世界で存在を全否定され、使用・研究を禁止した。
すると、「裏」の世界では「表」の世界からの圧迫を受け、技術開発を止めざるを得なかった。
しかし、「裏」よりもさらに深い場所に蠢く「闇」は「表」と「裏」にばれることなく研究を続けた。そして――――――
※不定期更新
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-02-19 11:55:20
52733文字
会話率:40%
世に伝わる“十二使徒伝説”には、『マタイによる福音書』、使徒行伝』、『パウロ書簡』、『ヨハネの黙示録』等々諸説がある。
狭義にはイエス・キリストの十二人の高弟を指すが、広義にはキリスト教の布教に重要な役割を担った宣教者たち、或はその者たちへ
の称号である。
だが、ここに云う“十二使徒”は、その遥か昔、太古から存在した。
そう、地球の誕生とともに……。
大宇宙の意思、人間によって“神”と呼ばれるモノの意思として存在した。
十二使徒の役割とは……?
十二使徒とは、神の使いか、悪魔の僕か……?
この物語は二十世紀の日本から始まる。
早大の教授で世界的に著名な考古学者谷口和夫(57歳)が、戦国時代の古戦場跡地において驚くべき人骨を発見した。
谷口はローマ時代の古戦場跡から発掘された人骨や中国の"秦"の時代の古戦場跡から発掘された人骨とのある共通点に気づく。
そこで谷口の明晰な頭脳が閃き、世界中の古戦場から発掘された人骨の調査を開始した。
調査を進めるうちに、あっと驚く事実が浮かび上がってくる。
そして舞台はいきなり二十六世紀、四百年後の地球へと移る。
二十一世紀の初頭には七十億を超えた世界人口が、十分の一以下となっていた。
恐ろしいことに、残った人類の二割強が漢民族、つまり中国人なのである。
愚かな人間たちによって、或る男の歪んだ思想が具現化されたのだ。
この時代、当然の如く、数において圧倒的多数を占める中国が世界を支配していた。
その中国の絶対的支配者、御神……
その御神に戦いを挑む謎の一団……
歪められた歴史を正すための聖戦……、果てしなき戦いが、今始まる。
この物語は、時を駆け、次元を超えて展開する空前絶後のファンタジーである。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-12-30 06:00:00
24696文字
会話率:42%
二十世紀初頭、ある天才科学者が記憶のない少女を拾った。男はその少女の持つ機械に惹かれ、少女は運命に巻き込まれて、物語は動き始める。
物語は名は死の舞踏。選ばれた五人の≪殺戮姫≫による殺し合い。刻限は三月、それまでに勝たなければ待ち受けるの
は死のみ。故に互いに食い合い殺しあう。
選ばれた五人、≪吸血姫≫、≪毒殺姫≫、≪殺人姫≫、≪斬殺姫≫そして科学者に拾われた少女≪銃殺姫≫。さあ、殺し合いを始めよう。各々の思惑、野望、夢をぶつけ壊しあおう。一人は美を求め生娘の血を狙い、ある一人はただ純粋に殺戮を求め、またある一人は人助けを信条とするように。
そして、最も重なり合う矜持、互いに神の座へ上る執着にも似た信念を持つ二人の科学者が交差する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-04-18 00:05:08
52477文字
会話率:51%
西暦2110年
人類は二十世紀初頭からの高度成長を遂げた結果、二十一世紀半ばに起こった第三次産業革命によって生活様式を一変させた。各テクノロジーの発展、電子工学との融合によって生活の大半を電子化し、さらに人体自体にも脳内にナノチップを埋め込
み、ありとあらゆる情報を都市部の中央情報局から直接脳内に信号として取り込むというのが日常的な人類の生活様式となった。
しかし中には電子化を嫌った者たちも存在しており、それらとの対立は激化してゆくばかりであった。電磁波を使った電子テロも相次ぎ、人類は殺伐とした混沌たる時代へと進化の方向を進めていた。
そんな中奏杜(かなと)は世界を巻き込んだ事件に遭遇する折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-01-06 04:04:27
1202文字
会話率:13%
二十世紀前半、全世界で謎の流星が観測された。その流星は天文学的にはありえないものであり、その奇抜さゆえに世界に流星ブームを引き起こした。しかし、その半世紀後、世界では異能の力を持った子供達が生まれてくるようになった。流星は様々な事象を引き起
こし、一つの物語を生む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-03-01 06:58:33
46523文字
会話率:45%
二度目の世界大戦を目前にした二十世紀の英国。祖国仏蘭西を飛び出したエリオンは、弟を探しに英国に乗り込んだ。そこで綺麗な顔に火傷跡を残すぺトルーシュカと出会うが、彼は何も知らない風でいた。神学校を舞台に兄弟を探す、星の王子様。
最終更新:2008-07-30 15:44:58
24574文字
会話率:50%
架空二十世紀。天皇の支配が収まらなくなった時代があった。人々は銃を握り、人を殺すのは当たり前。警察も手が出せなくなるくらいの大犯罪世界になりかけていた。治安を取り戻そうと天皇を中心として政府軍、天子護衛組。天皇では何模できないと反政府軍の野
新組。彼らの求める世界は志は違えど願いは一つ。平和な日常ただそれが願い。その中一人の青年があらがう物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-03-09 23:52:19
3515文字
会話率:21%
ラファエルという青年と婚約者セイラとの因縁の愛情物語。ラファエルを憎む秘密結社『ガーゴイル』の教祖ギデオン。そして、謎の修道僧の正体とは・・・・・・。舞台は二十世紀初頭のノースカロライナが出発点となって、古代ゲルマンからパリ革命までの世界が
てんこもりです。言うなれば、世界史と思想がごちゃ混ぜになった感じ(汗。いつも通りか、あはは^^;。テーマはずばり、『輪廻』です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2004-07-07 19:55:38
9463文字
会話率:40%