色彩とは一日中とりついて離れないものである。ーーClaude Monet
※「カクヨム」「マグネット」同時掲載です。
最終更新:2019-05-12 17:55:34
3253文字
会話率:39%
ボーロンには野望がある。それは、勿論!出版である!ネット小説に応募したボーロンは、遜り謙遜する作法は知ってはいるが、それは無意味だと考える男であった。ボーロンは変名であり本名は峰良也という。
峰良也には相当の社会的影響力があり、出版社に自分
の「文学」作品を出版させ二万部程度であれば売り切れる程の知名度はある男であったのだ。右翼と呼ばれたりインテリ八九三と言われたりもしたが、彼が街頭に街宣車を走らせ演説をする時、警官たちが彼を護衛するかのように周りを固めて立つのだ。壇上に英雄のように立ち、演説する彼は「国家意志」と「天皇意志」を同一視して熱く語り、そしてその話は筋が通っており、多くの聴衆を魅了するのだ。彼は実際には真正の民主主義者であり自由主義者なのだ。共産党員でありながらもカトリック教徒である矛盾した美しい妻を持ち、「僕は女の魂の美しさを純粋に愛するのだ。君の姿は美しく光り輝いていて君の魂も美しい。次の世があれば次の世も、その次の世があれば、その次の世も、僕は君を愛し続ける事を誓おう」そう誓った彼はロマンチストでもあった。
君ねむる あはれ女の 魂の なげいだされし うつくしさかな この前田夕暮の歌に自分の恋愛経験を重ね、深いシンパシーを感じる峰良也は、若いころ文学青年だった。だからこそ、自分の「文学」の実力でその価値を認めさせるために、ボーロンという変名でバッシャ船の物語をネットで書き続けていたのだ。
バッシャ船はバッシャブネと読み、峰良也の故郷の方言で、バッシャの語源は判らない。江戸末期のころから大正時代くらいまで、朝鮮沿岸、台湾、ルソン島あたりまで漁に出る七~八人乗りの漁船であったらしい。今はもう存在しない。
その峰良也がまさか異世界に転生するとは、未だ知る由もなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-02 06:49:09
2215文字
会話率:10%
松前咲夜《まさきさくや》は駅のホームから転落しかけた持田遥《もちだはるか》を咄嗟に助け、彼女の身代わりとなって電車にはねられてしまう。
しかし身体は無傷。
さらにお互いの考えていることが勝手に伝わってしまう現象——遠隔テレパシーまで始
まってしまう。
彼と彼女の思考回路が共有される中、青春の時間は止まることなく進み続ける。
* * *
毎日投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-03 07:00:00
43449文字
会話率:34%
時代遅れのレトロな不良である主人公 速水 龍一はある日居眠り運転のトラックから少年を庇い死亡してしまう。
しかし龍一の死はあの世の誰もが想定外だった。
龍一は正式な魂の審判を下される為に異世界でもう一度生き、天寿を全うするよう命じられる。
閻魔大王から半ば押し付けられたチートフィジカルを武器にゴブリンにメンチを切り、国境騎士団からカツアゲまでするような悪逆非道の限りを尽くして余生を楽しむ龍一だったが、とあるダンジョンで自分と同じはぐれ者の集団に出会う。
妙なシンパシーを感じた龍一は彼らを纏め上げ、とある計画を企む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-26 18:30:04
26469文字
会話率:48%
夜行性の人間とのささやかなシンパシー
キーワード:
最終更新:2018-04-04 19:32:30
579文字
会話率:0%
西暦2120年、今から約100年後の日本。
日本は21世紀後半から暴力団組織西館組が勢力を強め、22世紀最初の年に警察や自衛隊を圧倒的に上回る武力を身につけた。武力を思う存分生かし、傀儡を国会におくなどして政権そのものを支配、日本は西館組の
手に落ちた。しかしながら、その支配に亀裂を生じさせるモノが
現れた・・・・
※22世紀では現代人が理解できぬほど文化や言語が変異しているため、わかりやすいよう現代語訳して書きます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-21 21:17:31
4976文字
会話率:41%
近未来のある日、佐久間は目を覚ます。
いつもの日常で、記憶も正常だったが、なんともいえない違和感が拭えない。
やがて強いシンパシーを感じる男の子に出会うが、振り返ったその子はみるみる死体に変化してしまう。
暗転の後、目を覚ましたのは・・・
最終更新:2018-02-12 12:05:33
4737文字
会話率:24%
五人の兄妹が、悲しき事故で亡くなる。この家族はここで途絶えてしまう。
転生した五人は、異世界へ。そして別々に生まれた。
五人は自分達の過去の記憶や知識、そして、兄妹のシンパシーを頼りに再び会おうと決意する。
そんな五人の波瀾万丈な人生
劇!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-23 21:51:44
793文字
会話率:37%
女子高生・伊波碧は5年前に起きた交通事故により尊敬していた両親を亡くして以来、人生における目標や欲がすっかり失せ、学校生活の大半をただ無為に居眠りすることで過ごしていた。
ある日の昼休み、アテもなくブラブラと歩いていた碧は突然身体が地面に
埋まったような感覚に陥った。
足元を見るとテレビや本で見るようなブラックホールが足元に出現し、自分自身の体がそのブラックホールに吸い込まれるように消えていっていることに気づく。
ふと目が覚めると、碧は全く馴染みのない原生林のど真ん中にポツンと倒れていた。
自らを餌とみなし追ってくる魔物から逃げるように森を抜け、疲労困憊の状態で倒れていると、通りすがりの少女が食事や休む場所を与え助けてくれた。
聞くと、少女は碧と同じように早くに両親を亡くし、たった一人で錬金術を用いた薬屋を営み生活をしているという。
少女・ルナの境遇にシンパシーを感じた碧は、共同生活という形でねぐらや食料を提供して貰うのと引き換えにルナの仕事を手伝うことを決めるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-24 20:50:00
6389文字
会話率:19%
人は彼女の言葉を「暴言」「毒舌」 と評し、僕は「正論」と評する。
彼女の容姿《ルックス》は一言、「可憐」
なのに常時舌戦を挑まれてことごとく勝ち続ける彼女のことを女の子と意識してる人っているんだろうか。僕は彼女に強烈にシンパシーを抱いてしま
ってる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-04 23:23:52
13515文字
会話率:73%
水を差してすみませんが・・・・
ノーベル賞やオリンピックは辛いとしても日の当たる努力。
いじめや絶望的な境遇にある人たちのはじめじめした日陰での誰の眼にも留まらない努力。
わたしは、後者にシンパシーを覚える。
最終更新:2017-03-05 22:16:08
5802文字
会話率:26%
22世紀の日本を舞台に繰り広げられる夢も希望もない「闘争」が幕を開ける~
最終更新:2017-03-13 11:34:52
6945文字
会話率:30%
今からおよそ100年後の日本と世界の話
最終更新:2016-04-10 19:07:24
905文字
会話率:0%
高校三年生の夏休みを迎えた篠井誠(18)は、漠然とした心持のまま大学受験の勉強を進めようとするが全く手につかない。日々、エスカレートする姉・篠井莉子(21)による篠井への執拗な嫌がらせが篠井を女性恐怖症へと陥れていく。さらに、唯一の趣味であ
る『赤餓鬼』という漫画の同人誌作成を共にする友人・吉田功太(18)の自殺宣言や母親・篠井美子(44)の篠井への無理解な言動が篠井の生きる意欲を蝕んでいく。そんな中、『赤餓鬼』の主人公ライアに吉田が憧れて身体に入れていたタトゥーにシンパシーのようなものを感じた篠井は彫師・西道良哉(36)のもとへアプローチをかけるが「これが君にとってのボーダーラインにならないかな?」「タトゥーってのは生きる覚悟だよ」と告げられ、動揺したままその場を去る。心の拠り所であった吉田の失踪に対する悲しみや亡くなった祖母・明美(61)への追想、家族に対する嫌悪感が相まって篠井の心を圧迫する。その結果、衝動的に自殺の名所といわれる福井県の東尋坊へとママチャリ一台で旅立つ事になった。旅先での思いがけない様々な出逢いの中、東尋坊の崖壁で出逢った、足首に小さな緑色のハートのタトゥーの入った花山希(18)の存在が篠井に変化を与えていく。女性恐怖症を抱えていた篠井は次第に希の明るく寛容的な性格に少しずつ心を開いていく。「自殺」という目的を共有し合った二人は互いに興味を抱くが、固く死ぬ決意をしていた希と感情に流されていた篠井の間にすれ違いが生まれていく。希の「ほんとに死ぬ気あるの?」という言葉に動揺を見せる篠井は、次に続いた希の「帰れば?」という言葉に過剰に反応して希とぶつかり合う。意地を張り合う二人は、結局改めて死を選ぼうとする。再び立った東尋坊の岸壁。二人を呼び止めたのは、希と利用した定食屋で出逢った植田多紀(49)と蓮舫隼人(52)。多紀が東尋坊で発見された遺体の写真を二人に見せつける。「あんた達のお母さんやお父さんが見るのよ」という多紀の言葉にいたたまれなくなる篠井と「見せたい」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-23 07:37:15
24101文字
会話率:36%
人を信用せず、唯一の理解者である両親から関心すら寄せられず、心の中を見せない少年<加賀谷 なつき>。
彼が、転校してきたド田舎にある高校。目に映る教師、生徒はみんな『うざったさ』を作る邪魔なモノでしかなかった。
そんな中出会
う同じクラスの盲目少女<宮内 雪>、雪の幼馴染である<伊波 ゆうき>
どこにでもいる女子高生2人と出会ったなつきの変化していく心情――
雪に抱く、友人としてではない気持ち――
変わった高校生の変わった日常。
あなたも覗いてみませんか。
【注意】
本作品は、小説投稿サイト「カクヨム」でも投稿されております。
もちろん、2つのサイトに投稿されている作品は、すべて私が書いたオリジナル作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-05-23 21:00:00
40501文字
会話率:35%
ゆうれいかっぱいろいろあれど
ここにあるのはまがいもののまねきんからくりいっしきせっと
こわくなければごらんさそばせ
すくいりょうはあなたのいきぎも
最終更新:2015-06-13 00:00:00
31495文字
会話率:69%
かつて血みどろ男爵と呼ばれた男は、腹部に傷を負いながらも、彼にとって本当に大事な女性を助け出しました。その後二人は仲良く暮らすのだが、それはまた別のお話。
これが、映画『血みどろ男爵のダイナマイトチェーンソー』の大まかなあらすじである
。主人公である大学生の藤咲は、この血みどろ男爵のシリーズが大好きで、自分にも男爵と同じく腹部に傷があることからシンパシーを感じている。また、その傷を高校の同級生である最上という女性に隠そうとしていることも、男爵と似通っていた。
そんな、別のお話で片付けられてしまう、和やかな藤咲達の一年。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-31 21:13:39
101737文字
会話率:63%
雌雄共鳴体《リバーシブルシンパシー》という特異体質のため、性別がコロコロ変わってしまう富士宮悠(ふじみやゆう)。
そんな悠に振り回され苦労が絶えない冷血能面メイド真咲莉於(まさきりお)。
そんな莉於が大好きだけど悠といると何故かドキドキする
椿十志郎(つばきじゅうしろう)。
そんな十志郎の飼い主にして悠が大好き莉於は目障りな大鳥エリカ(おおとりえりか)。
悠の性別が決定するまであと一週間。
男になりたい!
女の子になって!
もうどっちでもいい!?
それぞれの想いが交錯する中、運命の瞬間が迫る!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-04 20:59:49
130676文字
会話率:46%
滞っていた作品の改訂版です。今度は途中で止まらないよう万全を期しています。停滞する日本、混乱する世界との境界となったお台場で、戦士として凄まじい力を得た娘切子が、ホストマザー月子と人を助ける賭けをする。敵は、マッドサイエンティスト犬丸率いる
キメラ軍団。その一人ナツは、唯一切子にシンパシーを感じていた。切子は、美青年達が収容されているスタジオに、月子が最初に生んだ子の面影のあるコータを助けに向かう。そこでは、彼らが最後に虐殺されることを目玉にしているハードコアプログラムが撮影されていた。切子が駆けつけた時、生き残っていたのはコータとリュウの二人だけだった。スタジオ脱出を試みる切子達に、百人以上の化け猫集団が襲いかかる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-16 11:37:58
98734文字
会話率:40%
停滞する日本、混乱する世界との境界となったお台場で、薬物によって異常な攻撃力を得た娘、切子が、抗する者を斬る。敵はカルト教団ラブ・ファクトリー、教祖犬丸率いるキメラ軍団。その一人ナツは、唯一切子にシンパシーを感じていた。切子は、美青年達が
収容され、そのプライベートを撮影する映像を制作しているスタジオに助けに向かう。それは一見のどかな番組だが、その実、彼らが最後に虐殺されることを目玉にしているハードコアプログラムだ。放送を見た切子が駆けつけた時、生き残っていたのはコータとリュウの二人だけだった。スタジオ脱出を試みる切子達に、百人以上の化け猫集団が襲いかかる。見事な刀さばきと爆弾で危機を脱した切子の前に、キメラの中でも能力の高い、ハル、ナツ、アキが立ち塞がる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-05 21:51:59
45891文字
会話率:46%
ストイックな都和と落ちていた純粋少女とその他が繰り出すシュールでシンパシーなラブコメファンタジー!
「今日の晩飯何がいい?」 「今日はね…卵焼き。」
「今日も、だろ。」 拙い文ですがよんでくれるとうれしいです折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-12 10:45:29
23447文字
会話率:33%
酷く、暑い日にまた集まった。
アイスを頬張り、課題に悩まされ、
それぞれ残りの夏を過ごす日に。
名前も、住所も、何も知らなかった。
結局俺たちは、“彼”から逃げていたんだ。
「あいつは見てんのかな」
最終更新:2013-09-06 01:39:18
278文字
会話率:30%
ピアプロにも同じ物を。……載せるかも。
既視感がするんだよ。
君はそれで後悔しないのか?
たまには心に従えよ。
最終更新:2013-06-20 22:32:18
428文字
会話率:0%