俺、風間夏輝(かざまなつてる)は新卒四年目の会社員で大の夏嫌い。
八月のお盆も迫ろうかというある平日、夏なんか滅べばいいのにとまだまだ明るい夏の夕空を呪いながら
会社から帰っていたのだが……。
「輝君、夏は嫌い?」
突如現れた美
人な夏の精霊さんである、真夏(まなつ)さんにそんな問いかけをされることに。
怪訝に思いながらも俺は、
「好きじゃないですね。汗は出るし、冬と違って着込んでしのげもしないし、人は死ぬし」
十年前の夏にこの世を去った幼馴染のことを思い出しながら率直な感想を言ったのだけど。
「私と一緒に住んで見ない?楽しい夏、体験させてあげるよ?」
精霊さんはそんな突拍子もない提案をしてくる。ただ、夏の精霊らしく気温を操る能力はホンモノらしい。
超快適クーラーが手に入ると思えば、というどうしようもない理由で同居を承諾。
ただ、精霊さんこと真夏さんだけど、不思議と既視感がある。
彼女の方もどうにも昔の俺のことを知っている素振りだし。
思い切って正体を尋ねてみたところ、その正体はある意味予想外でもあり予想内でもあった。
これは、自称夏の精霊さんと夏が大嫌いな会社員の、一夏のほのぼの恋物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 20:57:46
9440文字
会話率:64%
お盆の今日、台風に難儀している。仕事に行けず、畑にも行けず、何年ぷりかで、昼間に寝転んでは、電話した。終戦記念日だと、ふと思った。でも、もう、戦争と紐付くお盆の気配はあまりない。国はどこに向かっているのかと、それも、寝転びながら思った。
最終更新:2023-08-15 17:27:39
281文字
会話率:0%
お盆になるけれど、とくに何も変わらない。平和はありがたい。思ってもみない、そんなことに出くわしたい、いや、そうでもない。ただ、側にいて、残った花火に火をつけられる、それくらいの距離と、気持ちが欲しい。あの大統領だって、そうじゃないのかな。
最終更新:2022-08-12 08:01:07
601文字
会話率:0%
仏になっても、近くにいると思うのは、何故だろうか。不思議といえばそれまでで、当たり前といえば、それもあって、お盆の夢見はどこか、優しくて厳しい。
最終更新:2020-08-16 08:19:13
349文字
会話率:0%
――これはとある男のお盆休み。
最終更新:2023-08-15 13:03:32
3507文字
会話率:22%
お盆には、精進料理を召上りますか?
初出:カクヨム https://kakuyomu.jp/works/16816700426809476053/episodes/16817330661976933810
最終更新:2023-08-15 09:31:44
828文字
会話率:0%
子どものころから台風が好きだった。
夏休みの中旬、数日間の留守番を任された宇京は台風に備え、買い出しへ。だが買い出しの帰り道、幼馴染の伊都と遭遇する。土砂降りの中、宇京は自分以外誰もいない家に伊都を招いた。
「上がってけよ」「……本当にいい
の?」
台風の夜、招くべきでないものと過ごす一晩の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-15 07:00:00
7883文字
会話率:52%
お盆の間の、古い屋敷の襖を外し、ひとの来ると帰るの漂いを記しました。
あたまのうえから暑さを取り去ることのできない酷暑が、少しでも涼やかになれば幸いです。
最終更新:2023-08-15 05:29:26
3071文字
会話率:6%
お盆の墓参りをしてきて、そうした感じが余韻で残っていたのか、この9月が死んだ母の十三回忌であることに気づきました。亡くなってからの間が遠くなるほど、母は若返ってきます。気質のありようも俯瞰して眺められるようになりました。サウダージをちりば
めたもので創作しました。
このような季節にお読みいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2020-08-16 10:42:39
3053文字
会話率:24%
お盆に海へは近づくなと聞かされていた男が海へ行くことに…
最終更新:2023-08-14 11:13:16
1579文字
会話率:48%
「きみを愛する事は出来ない⋯⋯」
婚姻を結んだあとに夫となった人が告げる残酷な言葉。
──でも、彼にそう言わせてしまっているのは「私」だった。
最終更新:2023-08-14 07:35:17
5776文字
会話率:35%
僕は今でも・・・・・
お盆に帰省する度毎に想いだす・・・
御霊があの世からこの世に帰って来るお盆だから
きっとあの家族も今年もまた・・・。
最終更新:2023-08-13 18:00:00
3594文字
会話率:14%
とこちゃんとひとちゃんは、お盆に田舎へ帰っています。
そこで迎え火をするのです。迎え火の時間まで、アイスキャンディーを食べていたふたりですが、ひとちゃんが落としてしまい、大泣き。
困っていたところをたすけてくれたのは、めがねを掛けたとこちゃ
んのおじいちゃんでした。
高取和生さま主催「眼鏡ラブ」企画に参加しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 11:11:36
2605文字
会話率:38%
今年の夏は何もない。
押しつけられる形でもう既に亡くなった母方の祖母宅への帰省を命じられた私。家のメンテナンスを兼ねて、祖父母の遺影と共に帰省するのが毎年の我が家恒例行事なのだ。
何もない夏に何もない場所。ゴロゴロ過ごしている私の元に一件の
メッセージが。「『夏を満喫してまーす』の写真撮らない?」そんなメッセージから始まる夏。
今年の夏は何もない。だけど、私たちは同じ太陽の下で一生懸命生きているんだ。それは変わらずある。
銘尾 友朗さま 「夏の光企画」参加作品です。よろしくお願いします。
エブリスタにも重複投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-08 23:05:53
3949文字
会話率:31%
今年もお盆の時期がやってきました。
亡くなった人の魂が、こちらの世界に戻ってくる。
どうか大切な人があちらの世界で穏やかな日々を過ごしていますように...
あなたにもう一度会いたい。
最終更新:2023-08-12 23:16:47
389文字
会話率:5%
お盆、ご先祖さんを迎えるために孫と精霊馬を作り、迎え火を焚いた。すると、そこへ現れたのは……。
最終更新:2023-08-10 06:04:20
749文字
会話率:0%
夏休みのお盆、優子は両親と祖母の暮らす村に行った。そしてそこで、林の中の白い別荘に来ていた謎だらけ女の子と出会う。その夜、別荘は火事になり、女の子の行方がわからなくなる。
最終更新:2019-07-22 05:12:53
6729文字
会話率:34%
幼少期の私は祖父母の住む田舎に泊まるのが毎年の恒例だった。
夏の日差しと蝉の鳴き声。そして美しい川の流れ。
輝かしい思い出の中、どうしても忘れられない事があった。
「お盆に川に行ってはいけない」
その言葉の意味を理解した時、私は2度と川
に行けなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-10 00:07:43
3548文字
会話率:3%
友人に起こった怖い話。
周囲の家よりも安いマンションの一室。そこは事故物件だった。友人は気が強く、霊感もなかった。初めは快適につか過ごせていたのに、お盆に近づくにつれて、友人に変化が起こり始める。
最終更新:2023-08-09 13:43:52
2212文字
会話率:38%
お盆前に息子殿がコロナ判定、陽性でしたのよ。
旦那様は元気に、NOドアノブタッチ生活を満喫しております。
ひとりで大丈夫やとドヤってたやないかぁぁ!
消毒済みだから大丈夫やぁあ!
最終更新:2023-08-09 08:33:34
1787文字
会話率:21%
お盆が来ましたー。今日から3日は真面目に嫁します。
最終更新:2020-08-13 13:29:57
1971文字
会話率:7%
少年と母親がお盆の支度の買い物の帰り道、行き止まりの道で、「歩道を歩きましょう」と書いてある奇妙な張り紙見つける。果たしてそれは一体。
最終更新:2023-08-08 23:07:47
2172文字
会話率:0%
八月の初め、少しすればお盆の季節で御座います。
親戚一同がお墓参りに訪れる前に、一足先に済ませる事になりました。
突然見舞われた豪雨。地面の海原。それはまるで人の手のようで。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳
御座いません。
注意事項2
雰囲気がほんのりホラーな幻想奇譚です。
お盆に海水浴禁止な理由が分かりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-06 18:41:25
808文字
会話率:54%
お盆休みに実家に帰る『僕』の話。
最終更新:2023-08-06 09:43:58
757文字
会話率:23%
年に一度の実家への帰省。飲んで遊んで、狩りにいそしむ。狩られる「モノ」はなんなのだろう。
最終更新:2023-08-05 19:04:29
837文字
会話率:27%
《死者が還ってくるお彼岸やお盆のお墓参りの帰りは、行きと違う道を通らないといけない。そうしないと未練がある人がついてきてしまう》
わたしの地元にはこんな言い伝えがある。
でも、お兄ちゃんとわたしは行きと同じ道を通って――
最終更新:2023-08-03 21:27:43
3078文字
会話率:25%