ーー先生、もうすぐ嵐が来るよーー
とある田舎町、大山町の大山第三小学校の教師を務める東雲大輝は不思議な少女、糸山風香と出会う。
糸山との出会いで東雲の止まった時間が動き出す。 ーーごめんな、糸山ーー
彼女の持つ不思議な力とは、そして東雲
の止まった時間とは。そして語られる東雲の過去ーーーー
ファンタジーサスペンスミステリー「FSM」
本作品はフィクションです。実在の人物・団体名等とは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-11 00:23:11
10032文字
会話率:34%
軍服を着た人達にやられちゃった少女。
なんか創造神の依頼を受けて異世界に来たけれど…
これ、私が一番の問題じゃないかなぁ…?
明るくも少しダークな少女が自身の過去に触れ、仲間と共に神々の問題に巻き込まれていく。
そんな物語です
最終更新:2020-03-20 00:09:32
8880文字
会話率:31%
とある露天商の供述
いやびっくりしたね。あの日は炎の石が五つも売れて、俺は上機嫌でよ。バターたっぷりの豚焼を肴にエールでも一杯ひっかけて帰ろうかって……あ、このこと嫁には内緒にしてくれよ? 血と誓約の神に誓って禁酒を言い渡されてんだ。
ともかく日も落ちかけていて、そろそろ店じまいにしようと思ってたんだが、そこに男が吹っ飛んできたのさ。
竜の吐息もかくやってなもんで、売り物から俺の一張羅まで、みいんな滅茶苦茶にされちまった。
俺は怒ったさ。当然だろ? そうしたら男が言うんだよ、自分は異世界からやってきただの、布教をしなければならないだの。狂ってるって? ああ、俺もそう思ったね。こいつはイカレてる。『ほぼ帰らずの森』に迷ったか、『クラーケンの墓場』を覗いちまったか、瘴気に頭をやられたんだってね。
けどまあ、ちゃんと話してみると案外いい奴でよ、店を弁償するってんで金貨を二枚もくれたんだぜ。へへっ。
男のその後? さてね、腹が減ってるってんで俺の行きつけの酒場を紹介して、後はそのままお別れさ。
一緒に行かなかったのかって? 馬鹿言うな、俺は花売り通りのベッチィって娼館の一番人気を抱いて、そんで帰って糞して寝たさ。俺は血と誓約の神に禁酒を誓ってるからよ。
ところであんた、空飛ぶスパゲッティ・モンスター教に興味はあるかい?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-12 20:11:18
5883文字
会話率:21%
誰も乗らない電車の終点にその街はあるらしい。
地図にも乗らないその街は霧と灰色と沈黙に包まれているという。
一度乗れば帰れないその電車にまた一人男が乗り込む。
最終更新:2016-10-11 01:11:32
3900文字
会話率:59%