山歩きの最中に雨宿りしていた失業中の遠見祐司は、気がつくとリファニアという極北の小大陸にいました。そこは今から五千年前に”空の割れた日”という名付けられた物理現象を境に、史実の地球とは異なった自然環境、歴史を刻んできたもう一つの地球だった
のです。
そして、”空の割れた日”に地球にもたらされた未知のエネルギーによる巫術と呼ばれ魔法もどきの術が存在します。この巫術による自然界への悪影響を排除するために、祐司が大巫術師スヴェアの代理人となり途中で出会った少女とリファニアを旅するアドベンチャーロードストーリーと思ってください。
長い話ですが第一章、できれば第二章を読めば後は独立した話が数話ずつまとまっている体裁になっていますので何処か面白そうな所だけを読んだり、興味が薄いような場所を飛ばしても読むことが出来ます。
見た目の雰囲気は北欧風ですが、中世末期のリファニアというキリスト教無き多神教世界での主人公以外の群像劇も時々展開します。
なお、作中の挿絵は、地図や図などを除いてフリーの素材・写真を加工して使用しています。気をつけているつもりですが、規約違反があればご指摘していただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-12 08:06:08
8782722文字
会話率:24%
小林健斗は85才で入院中に神様同士のいさかいに巻き込まれて死んでしまった。
人の話を聞かない女神によりフォード辺境伯の四男ケイトとして生まれ変わった。
剣と魔法の世界で科学知識を使いながら変な魔法もどきを使って新たな人生を送ることとなった
最終更新:2024-11-09 19:03:39
11261文字
会話率:53%
魔法族は二百年前に途絶えてしまった。それは魔女狩りにあったとか、排斥されたとかそういうことではなく、純粋に力の衰退によるものだった。
しかし、魔法族の出現自体も突然変異だったという記述が残るくらいだったので、今でもときどきちょっとだけ不思議
な力を使える魔法もどき《マジックイミテーション》が生まれてくることがあった。
ライラ・リゲルは父親と二人暮らしをしていた。父一人子一人で幸せに暮らしていたが、二年前、父親は病気で亡くなってしまう。残してくれた遺産もあり、何とか大学の卒業を控えていたある日、借金取りの男がライラの元を訪れる。
もう顔も覚えていない蒸発した母親が、ライラの父を保証人に危ないところで金を借りていたらしい。
そんな借金取りがまともに応じてくれるわけもなく、なんと三日以内にお金をかき集めなくていけなくなったライラは、家をひっくり返して見つけた初めてみる父の形見の短剣を持って買取店に駆け込んだ。しかし駆け込んだのはただの買取店ではなく、一般の鑑定士には見れないものをみる「アルデバラン鑑定所」だった。
鑑定所の主、鑑定士カラット・アルデバランは、不思議な力を宿した目を持つマジックイミテーションで、その力を使って他の鑑定士では見ることができないものをみていた。個人で鑑定業を営むカラットはその力も相まって界隈では有名だったが、どこで噂が湾曲したのかその名前のせいか持ち込まれるのは宝石や鉱物に関する鑑定依頼ばかり。
カラットはオダマキ通り商店街の裏通りにある店で宝石、ときどきその他の工芸品ほか美術品の鑑定依頼を助手の少女ユーリエと共に待っていた。
最近あまりに宝石の依頼が続き辟易していたカラットは、無償でライラの短剣を見てくれるという。
この依頼が、ライラの運命を突き動かし、カラットとユーリエの運命もまた動かしていくこととなることなど今はまだ誰も知らない。
※この物語はフィクションです。実在の人物、団体、事件などとは一切関係ありません。
※この作品は「カクヨム( https://kakuyomu.jp/works/16817139558249305543 )」にも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-25 18:32:37
115183文字
会話率:39%
急に魔法が使えるようになった常に気だるげな高校生の桜次郎。それを知っているのはおちゃらけた旧友の朋希のみ。
そんなふたりの周りに降りかかるさまざまな困難。どう超えていくのか、、、
最終更新:2023-04-30 23:26:52
560文字
会話率:48%
貧乏男爵の次男ルートルフ・ベルシュマンは、生後六ヶ月で突然大人並みの意識に目覚める。同時に今生きているのとは違う世界の『記憶』が何かを告げてくるのを感じる。
焦らず周りの状況認識と言語習得から始めるルートルフだが、間もなく、借金まみれで
領民が餓死しかねない男爵領の窮状を知る。
誰もが持つショボい魔法もどきの『加護』と実の兄の存在を知り、兄の力を借りながら領地救済に乗り出していく。
一見ショボい『加護』なるものと主人公の訳分からない『記憶』を除いては、読者と作者の生きる世界と大差ない自然摂理の世界と思ってください。
開始後しばらくは主人公とともによく分からない状況の中を逍遥していただきますが、おそらくは第13回辺りからこの世界の常識のまとめがあります。それまでしばらく、ご辛抱ください。
※ 2020/08/23 第2章開始しました。
※ 2021/02/08 第2章終了しました。
※ 2021/02/27 第3章開始しました。
「カクヨム」にも同時掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-10 22:00:00
897697文字
会話率:42%
エーデルワイスの君――
少女はそんな通り名で呼ばれていた。それほどまでに美しく、可憐で、気高かった。すれ違う誰もが息を飲み、遠い国からお忍びで来たプリンセスに違いないと噂し合う程に。
だが、その少女には秘密があった。彼女(彼?)は叫ぶ。
「男に戻して!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-02 06:49:48
527162文字
会話率:58%
電脳世界――《スヴァルトヘイム》に電子データクラウドが移行してから数年。
VRゲーム《ヴァルナオンライン》から発展した《スヴァルトヘイム》には、企業公機関国家が機密データを保守するため電子要塞--通称「企業要塞」が点在している。
国家間だけ
でなく、企業間でも情報戦争が行われる時代、機密データを保持するための要塞には、それを守るための兵士が常駐している。彼らは日夜襲撃のリスクを抱える要塞で、襲い掛かるサイバーウィルス、そして敵対企業に雇われたハッカー「ブラックハント」たちから要塞を守っていた。
機密を守る彼らを、人々はこう呼んだ――「|電脳世界の妖精《フェアリ》」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-11 00:07:03
26364文字
会話率:55%
「魔法が使えたら憎きあいつを懲らしめてやれるのに」
その願望を再現したデスゲームに、いじめられっ子のトウヤが挑む。
復讐に乗り気でないトウヤが得た能力はテレポートのみ。敵はいじめっ子全員。
勝利の鍵は能力をいかに駆使するか。それぞれの
戦略や思惑が交錯する中、謎は一つ一つ解かれてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-05 02:38:11
72248文字
会話率:56%
21世紀末期、地球上はたった一つの国家にすべてが集約された。言語は統一され、世界資本の85%が大西洋沿岸に集中した。インターネットと呼ばれた旧世代ネットワークシステムは駆逐され、UNWSと呼ばれる世界政府管理のネットワークシステムが世界中の
情報を管理していた。また、根強く残る反資本主義分子駆逐のため、通貨制度の拡充が断行され、"幸せ"すら贖えると揶揄された。
そんな世界で闇を抱えて生きる青年と、不幸な少女が出会う。二人にはほかの人にはない過去を抱えており、やがてその過去が二人の未来に暗雲を落とす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-24 18:00:00
14603文字
会話率:43%
廃校寸前の学校で、奇跡の双子と呼ばれた魔法使い、エステル=メモリアとその弟が奮闘する小話です。
最終更新:2011-10-25 00:35:18
5457文字
会話率:52%