どこかの剣と魔法の世界にある円状の大陸、ラウンド。そこは王国、帝国、多種族連合の三つの大国によって統治されている。そしてその中にどこにも所属しない自由の組織として冒険者ギルドが大陸全土に広がっている。
そんな冒険者ギルドに所属している
ヨミは魔法使いだ。王国に住む彼女は4人でパーティーを組んで日々依頼を受けて生活をしていた。
しかしあるダンジョンの攻略に入った時、ヨミはパーティーメンバーとはぐれてしまい、一人ボッチになってしまう。地図やポーションを他のメンバーに預けていた彼女は路頭に迷い、その時最悪なことにダンジョンで魔物に見つかってしまった。
逃げ出すも、逃げた先でヨミを待ち構えていたのは無情なトラップ。死を覚悟するもそのトラップを踏むように告げる謎の声が響き、どうせ死ぬならとヨミは震える足を運ぶ。
そのトラップを踏んだ直後地面が崩れ、真下に真っ逆さま。再度死を覚悟したが、なぜか底にまで生きてたどり着けた。そこで待っていたのは……。
「……久しぶりの客人だな。人間、まだ生きたいか?」
――生きたければ、この鎖を外してくれ。
そう開いた口からは二本の牙がのぞいていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 15:00:00
319031文字
会話率:49%
私は日本で高校に通っている平凡は女子高生です。……いや、でした。電車にひかれて死んでしまったんですね、私。
で、どういうわけか神様を名乗るおじいさんに異世界に行ってみないかと言われました。神様の手違いというわけではなさそうですが、どういう
わけか私には選択権があるようです。しかも私の希望をかなえられるような特典が何かもらえるようです。うーん、なら行ってみましょうかね。何で転生するかは教えてもらえませんでしたが、まあこの神様なら悪いようにはならないでしょう。
そう、今度こそ私は友達を作って一人にならないようにするんです!
……そう思っていた時期が私にもありました。
どうやら吸血鬼として転生したようです、私。
いや、だからなんだと思うでしょう?実はですね、この世界には吸血鬼はとても希少な存在らしいです。数人レベルでしかいないとかいう上位種らしいです。
そんな吸血鬼に転生したんです、私!
……はぁー、これで友達はできるんでしょうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-18 18:25:31
335675文字
会話率:50%
「○○名物△△押し寿司」ってあるじゃないですか。僕あれ納得いかないんですよね。 —そう語るA氏は、もういない。押し寿司はあくまでも持ち運び用であり、名物なんかにされては弁当としての確固たる地位が脅かされる!それが私が聞いた、A氏の最後の言
葉であった。A氏はその足で、各地の名物料理を食べ歩く旅に出る。味噌カツ、札幌ラーメン、きりたんぽ。A氏は、食いしん坊であった。これはとある食いしん坊が各地を巡り、人間の叡智を食べ尽くす、A氏の友達の夢を見た筆者が書いた、なんかである。*本編は、あらすじの内容と一部、異なる場合があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-26 18:00:00
7818文字
会話率:16%
<現代版桃太郎の決定版!!>
この物語は童話桃太郎の『もしも桃太郎が鬼に育てられたら?』を題材に、現代版の桃太郎を描(えが)きました。
<あらすじ>
おばあさんが川から流れて来た桃を、人間達と平和条約を結んでいる『鬼』へと献上するところ
からはじまるのだった。いざ鬼が桃を割って食べようとすると、中から全裸待機していた赤子が出てきました。
その全裸太郎……いや、後に『桃太郎《Momo》』とコードネームを名付けられる男の子は、鬼達によってどこに派遣しても恥ずかしくない立派な『暗殺者《アサシン》』として大切に育てられ、やがて献上品(上納金)を出し渋る人間達が住む都へと、鬼達と共に攻め入るのだった……しかも全裸のままで。
都に攻め入る道中で老眼だけどスナイパーの『雉《Kigi》』と、すべての物を切り裂くと言われてみたい孫の手を持つ『猿《Saru》』と、癒し係(かか)りの『犬《Siro》』を金で家来《傭兵》として雇い、桃太郎《Momo》は一路お共を引き連れて人間達を倒すため都を目指すことになったのだ。
だが攻め入ってきた鬼と桃太郎《Momo》を止めるため、人間達は要求を聞きますが「ばあさんのきびだんご」を寄越せてとのこと。はてはて「きびだんご」とは一体何なのでしょうか?
※挿絵はフリー素材
※これ面白いよ!』ってお声がたくさんあるなら再開するかもしれません♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-02 23:02:14
11101文字
会話率:42%