私はいつもと変わらない日々を過ごしていたはずだった。
平凡に一人暮らし。それが私の幸せな生活だ。
なのに、ここ最近変なことが起きるようになった。
例えば、目の前にどこからともなく植木鉢が落ちてきり、一昨日なんて虫の死骸が玄関前に落ちていたり
等々。
今なんて帰ってきて、郵便ポストを見ようとしたら長く黒い髪の毛の束が詰め込まれている。
こういう時はきゃあと悲鳴を上げるとか誰がこんなことをっと怒鳴りそうになるとかになるはずなのに普通に片づけ大変だなとしか思えないのだ。
とはいえ、郵便ポストの中身を確認しないといけないわけであるが髪の束が邪魔過ぎて取れない。これを取り除かないといけないのだが触りたくない。
生理的にも手袋を用意すべきかとそれを放置して部屋から取って来ようとする私に声が掛けられる。
「そこのお姉さんっ。何かお困りのようですねぇ」
そこに立っていたのは女子高生二人組。
「それに触らない方がいいですよ?だってそれ、呪いですから」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 16:10:00
6983文字
会話率:42%
美しき世界ファンタジアでは、いろんな種族が生命の源である、心のフォルスを失い宝石化するという謎の奇病が流行っていた。加えて、魔界の扉も開いてしまった。それを解決するべく、この世とは異なる心のフォルスを持つ異界の者を、女神フォルトゥナは誘お
うと考えた。彼女の髪の束から生まれた妖精エルフィンは、異界から強い心を持った救世主を連れてくるように女神から命じられる。
――しかし、連れてきた者はいじめられっ子の平和主義者だった。
※打ち切り完結しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-28 13:14:47
19356文字
会話率:48%
中世末期の東欧が舞台の歴史ファンタジーです。
最終更新:2016-05-03 11:43:40
1433文字
会話率:28%